各地で使われるアラビア語方言。 話し言葉。
アイヌが使用する言語。現在はごくわずかしか使われていない。 北海道、北東北の地名はその多くがアイヌ語を起源としたもの。 文字は持たないが、カタカナ文字を使う場合もある。
アメリカ・インディアン諸語の一つ。 アイマラにより話される。
ボリビア、ペルー、チリ等で話される。全話者は200-250万人。
書き言葉がある。
ゲール語とも。アイルランドの第1公用語。 ケルト語派。
第1公用語だが日常的に使用者は数千人。 ゲールタハトと呼ばれる使用地区で暮らしている。
北アメリカインディアン諸語の語族。 名前の由来はカナダにある湖より。
エチオピアのアムハラ人の言語。セム語族。 話し手は約900万人。
中東、北アフリカで使用される言語。 セム語族の南セム語派に属する。 国連公用語のひとつ。
文字はアラビア文字。
イスラーム教の聖典コーラン(クルアーン)はアラビア語で書かれている。 コーランは原典のアラビア語のままで読まれなければならないとされている。
アラブ地域にセルジューク朝やオスマントルコが進出した時代は勢力が弱まったが、 19世紀の列強のアラブ進出に伴い再生した。
2018/5にイスラエルがアラビア語を公用語からはずす法案を閣議決定した。
カナダ、アメリカ合衆国の大西洋沿岸から内陸部に分布する語族。
中国のイ族の言語。話し手は約500万人。 雲南、四川、貴州、広西チワン族自治区の一部に分布する。 旧称はロロ語。
文字は彝文字(ロロ文字)が使われる。
マレー語のインドネシアの国語としての名称。 言語学的にはマレー語の一方言として扱われる。 正式名称はバハサ・インドネシア。
文字はローマ字が用いられる。 文字の使い方はマレー語と異なっていたが、1972年に統一された。
セネガル、ガンビアで使われる言語。 ニジェール・コンゴ語派、西アフリカ語群に属する。
話者は約300万人。
古代エジプト語。アフロ・アジア語族。 前4000年頃から使われる。
文字は民衆文字。
3世紀頃から用いられたエジプト語はコプト語と呼ばれる。 16世紀にアラビア語に駆逐され、現在はほぼ使われていない。
ポーランド人のザメンホフがラテン語を中心にゲルマン語系、 スラブ語系を基礎にしてつくった人工言語。
語族の一つ。
インドネシア語派
東南アジアからインド中部にみられる語族。
南北の親族関係については未確立。
中国南部で話される言語。 広東省、広西チワン族自治区、香港、マカオ等で使われる。
文字は中国語とほとんど同じだが漢字の読み方が異なる。 中国語の方言として扱われることが多いが、差異は大きい。
カナリー語、カナラ語とも。ドラビダ語族の言語。 インドのカルナータカ州の公用語。
クメール語を参照。
アメリカ・インディアン諸語のひとつ。トゥピ語族。 ケチュア語についで有力。
パラグアイ、ボリビアで話される。話者は400万人。 75%はパラグアイ。
パラグアイの農村部住民はスペイン語を話さないとされる。
ジョージア語とも。カフカス諸語の言語。 ジョージアの公用語。
文字はグルジア文字。 能格と呼ばれる格がある。
カンボジア語。カンボジアの国語。 タイ、ベトナムでも使われる。 オーストロアジア語族に属する。
文字は南インド文字(パーリ文字)系のクメール文字が使用される。
2つ以上の言語が接触して形成されたピジン語が 使用地域の母語になったもの。
アイルランド語を参照。
アメリカ・インディアン諸語のひとつ。
インカ帝国の公用語だった。 ペルー、ボリビア、エクアドル、アルゼンチンで話される。
文字は存在しなかったが16世紀頃からアルファベットがあてられるようになった。
アフリカのアンゴラ、ナミビア、ボツワナ、タンザニア等で話される諸語。 吸着音を正規の言語音声として用いる。
南アフリカで使われる言語。 吸着音を使用する。
シベリアに分布していた諸言語。
ハム諸語の言語の一つ。 古代エジプト語の最終段階の言語。3世紀頃から用いられた。
コプト文字が使われる。 ギリシア文字からの24文字とエジプト民衆文字からの7文字の計31文字からなるアルファベット。 以前のエジプト文字にはなかった母音文字が存在する。
7世紀のエジプトのイスラーム化以後はアラビア語に圧迫され使われなくなった。 現在はコプト教会の言語としてのみ使われる。
言語を文法形態で分類したときの種類の一つ。
単語は意味だけをもち、それらが孤立的に連続して文を構成する。 文法は語順により果たされる。
中国、インドシナ半島等に分布する語族。
東アフリカ海岸部で使われる言語。バントゥー諸語に属する。 タンザニア、ケニア、ウガンダ、コンゴ等。 スワヒリはアラビア語で海岸の意。
文字はアルファベット24文字(qとxは使わない)、'の組み合わせで構成される。
バントゥー諸語の言語。 南アフリカ、ジンバブエで話される。 話者数は約400-900万人。
一定した声調の型をもつ言語。
セムは旧約聖書「創世記」に出てくるノアの息子のこと。 アッシリア人、アラム人、ヘブライ人、アラビア人等の先祖とされる。
ブータンの公用語の一つだが、日常的に使われているのは西部地域のみ。
文字はタイ文字を使用する。 スコータイ文字に基づく。
同じ音でも音の高さ(声調)により意味が区別される。
孤立語的特徴がある。
フィリピンの言語。フィリピノ語の母体の言語。 アウストロネシア語族のインドネシア語派に属する。 単語はスペイン語からの借用が多い。
インドのタミルナードゥ州、スリランカ北部で使われる言語。 タミルナードゥ州の公用語。ドラビダ語族に属する。
1世紀頃から使われている。 文字はタミル文字が使われる。
日本語との類似点が多い。
シナ・チベット語族、チベットビルマ語派に属する言語。 チベット族の言語。
文字はチベット文字。 方言はいくつかあるがラサ方言が標準とされる。
オーストロネシア語族。マリアナ諸島で使われる言語。 グアムの公用語のひとつ。
グアムでは1917年にアメリカにより禁止された。
世界で最も話者が多い。国連の公用語のひとつでもある。
一番古い記録は殷の甲骨文字。 文献は周以後で多く残されている。
文字は2種類ある。
簡体字(簡体中文)
CS.
1950年代に制定された。古来からの複雑な漢字を簡素化させたもの。
政府はこちらを標準語としている。
繁体字(繁体中文)
CT.
簡略化されていない字体体系
台湾、香港、マカオ等で使われる。
4種類の声調(四声)がある。
文字はハングルが使われる。
6つの方言がある。 韓国の標準は中部方言の一つであるソウル方言を土台とする。 北朝鮮の標準は西北方言の一つであるピョンヤン方言を土台とする。
オーストロネシア語族のマレー・ポリネシア語群に属する言語。 東ティモールの公用語のひとつ。
文字はローマ字アルファベットが使用される。
ドラビダ語族の言語。インド公用語の一つで、 アンドラプラデーシュ州で使われる。 話者は約5400万人。
文字はテルグ文字。ブラーフミー文字の流れをくむ。
ブラジル先住民のトゥピ族の言語。 トゥピ・グアラニー語族に属する。
チュルク諸語の言語。 ウリャンハイ語、ソヨート語とも。
パプアニューギニアの言語。 クレオール語の一種。
基礎の80%は英語で、そのほか トライ語、ドイツ語、インドネシア語が混ざっている。
インド南部、スリランカにみられる語族。
アステカ語、メヒカノ語とも。 ユート・アステカ語族の最大の言語。
メキシコで話される。
16世紀からの文献がある。
植民地時代のブラジルで使われていた言語。 トゥピ語、グアラニー語とポルトガル語を混ぜたもの。 トゥピ・グアラニー語族に属する。
イエズス会士がうみだし、18世紀まで使われていたが、 ジョゼ1世により教育が禁止された。
現在はアマゾナス州のリオネグロ地域で使われる。
セネガルからアフリカ大陸の南端に至るまでの地域に分布する言語群。
日本の国語。語族ははっきりしない。 タミル語と類似点が多い。
文字はひらがな、片仮名、漢字。
表記は右から左、左から右が混在していた。 1946年に左から右に統一された。
スペイン北部、フランス南西部にまたがるバスク地方で使われる言語。 系統は不明とされる。 スペイン語、フランス語からの借用語が多い。
下記の言語の総称。 旧約聖書のセムの弟ハムの名による。
これらの言語が関連性をもつかどうかは未証明。
マジャール語。ハンガリー近辺で使われる。 ウラル語族最大の言語。
文字はラテン文字を使用。
母音は長母音と短母音がある。長母音は区別のため上部に補助記号を付ける。 また母音調和がみられる。
動詞は定活用、不定活用がある。 それぞれ主語に合わせて変化をする。また目的語が特定されているかどうかでも変化する。
アフリカのコンゴ、ソマリア以南に分布する言語群。 ニジェール・コンゴ語派のベヌエ・コンゴ語群に属する。
言語の接触から生じた混成言語のこと。 特定の言語をあらわすものではない。
例えば英語とそれ以外の言語が混成したものは ピジンイングリッシュ(ピジン英語)と呼ばれる。
シナ・チベット語族の言語の一つ。 ミャンマーのビルマ族が使う言語。 バングラデシュ、タイ、ラオスでも使われる。
文字はビルマ文字。
中国語の音を表音文字であらわしたもの。 1958年に交付された漢語ピン音方案に基づく。
フィリピンの第2公用語。第1は英語。 タガログ語に英語、スペイン語、フィリピン諸語の語彙を加えたもの。
正則アラビア語とも。文語。 コーランのアラビア語文法を基礎とした言葉。
日常会話ではアーンミーヤが使われる。
古代フリュギアで使われていた言語。アナトリア諸語の一つ。
ベトナムで使われる言語。 ベトナムの多数民族キン族(ベト族)の母語。 オーストロアジア語族に属する。
文字の起源は漢字だが、現在はアルファベットが使われる。 10世紀頃の中国からの独立後にはチュノムという文字が存在したが普及しなかった。 フランスの影響で漢語・漢字が排除された。
文字の上か下に声調記号、母音記号をつけてあらわす。
アルファベットのうちF、J、W、Zは使用しない。 またDは2種類ある。
単語は全て一音節からなり、スペルが同じものは声調をつけて区別する。 声調は6種類ある。同じスペルでも声調により意味が変わる。
動詞、名詞の語形変化はない。
母音は11ある。
セム語族、北西セム語の一つ。ヘブライ文字で書かれる。 イスラエルの公用語。
古代ヘブライ語
アラム語の台頭により廃れた。旧約聖書の言語。
ミシュナ・ヘブライ語
現代ヘブライ語
19世紀に復活した言語。
アフロ・アジア語族の言語。
アルジェリア、モロッコ等で使われる言語。 多くの下位言語、方言が存在する。
ベルベルはギリシャ語のバルバロイという言葉よりとられた。
文字はティフィナグ文字が使われる。
2000年代まで公の場で話すことは禁止されていた。 その後モロッコ国王が教育を認め、2011年に公用語のひとつになった。
ハンガリー語を参照。
マライ語。 マレーシア、シンガポール、インドネシアで使われる言語。 オーストロネシア語族の一つ、インドネシア語派に属する。 方言が多いが、マレー半島南部の方言が標準語の基礎となっている。
マライ(マレー)はタミル語でMalay(山)の意味。
従来は南インドの文字が使われていたが、14世紀以降はアラビア文字、 現在はローマ字が使われる。
マレーシアではマレーシア語、インドネシアではインドネシア語と呼ばれる。