燃焼


index skip allword source recent(rd) (no rd)
dicfile-mtime:2024/01/24(Wed) 17:43:48
dicfile-size:9493byte


危険物 燃料 > 燃焼

燃焼

(ねんしょう)

の発生を伴う酸化反応のこと。

燃焼に必要な条件(燃焼の三要素)

燃焼には酸素がある濃度以上必要でこの濃度を限界酸素濃度と呼ぶ。 値は可燃性物質により異なる。

英数

硝安油剤爆薬を参照。

Vコードを参照。

過酸化アセトンを参照。

トリニトロトルエンを参照。

V型成形爆破線。金属切断用の火工品。 等の金属シース内に高性能爆薬を充填したもの。

断面は逆V型。起爆すると逆V部分がノイマン効果により高圧高速のジェットとなり、 対象物を切断する。

注填、圧填の2種類がある。

圧填タイプのうち金属シースに鉛を使ったものはFLSC(軟質成形爆破線)と呼ばれる。 柔軟性が高い。

(いんかてん)

液体空気中で点火したとき燃え出すのに十分な濃度の 蒸気を液面上に発生する最低の液温。

引火点が比較的低い可燃性液体を引火性液体と呼ぶ。 第4類危険物に規定。

(かこうひん)

爆薬をある目的に使うために加工したもの。

(かさんかあせとん)

アセトンの過酸化物。

通常は三量体のトリアセトントリペルオキシド(TATP)をさす。 C9H18O6. 高性能の爆薬で製造も容易とされ、テロで使われることが多い。

(かやく)

爆燃を起こす火薬類のこと。 衝撃波を発生しないため破壊作用はなく、推進作用のみを生じる。

(かやくるい)

火薬爆薬及び火工品のこと。

火工品は火薬、爆薬をある目的に使うために加工したもの。

(がんすいばくやく)

10-20%のを含む爆薬の総称。 通常の爆薬は水を含まない。

スラリー爆薬
硝安油剤爆薬の欠点を解決するために開発された爆薬。 酸化剤、可燃物、鋭感剤を液状媒質中に分散させ、粘調剤で維持させている。

下記の欠点が改良されている。

エマルション爆薬
水と油のようにふつうは混ざらないものを、ある処理によって小さい粒にし 他方の液体中に分散させている爆薬。

(かーりっと)

過塩素酸アンモニウムを基材とする爆薬

組成

(きばくやく)

わずかな外力、点火によりすぐに爆轟し、すみやかに最高爆速に達する爆薬。

(けむり)

可燃性の物質が燃焼するときに発生する固体、液体の微粒子。 煙に含まれる微粒子はスモッグの要因になる。

(こくしょくかやく)

硝酸カリウム(硝石)、硫黄木炭をそれぞれ砕き、よく混ぜ合わせたもの。 最も歴史の古い火薬

着火しやすいため摩擦、打撃に注意する必要がある。 湿気を吸うと火つきが悪くなり、更に湿ると燃えなくなる。 起爆には導火線、点火管、雷管が用いられる。

石材採取、導火線芯薬、猟銃発射薬、花火発射薬、伝火薬等に利用される。

(しょうあん)

硝酸アンモニウムを参照。

(しょうあんゆざいばくやく)

ANFO爆薬。現在最も多用される産業用爆薬。 粒状プリル硝安94.5%、軽油5.5%の混合物。 耐水性がないが安価。

鈍感なため雷管1本では起爆できず、 雷管1本で起爆できる爆薬(ダイナマイト等)を利用して起爆する。

(しょうさんあんもにうむ)

NH4NO3. 硝安、硝酸アンモニア。 無色の結晶、吸湿性がある。

硝酸アンモニアで中和して生産される。

寒剤、硝安油剤爆薬肥料に用いられる。 一酸化二窒素、マッチの原料になる。

(しょうさんかりうむ)

KNO3.天然には硝石として産出する。 炭酸カリウム硝酸に溶かすと得られる。 吸湿性はほとんどない。

火薬マッチ花火肥料の保存料等の原料になる。

(しょうせき)

硝酸カリウム(KNO3)の鉱物名。 白色または半透明の結晶。天然に産出する。

(せんこう)

白檀、丁字、沈香等の香料の粉を松やに等で固めて棒状にしたもの。 葬式等で仏前に供えるために用いられる。

蚊取線香は蚊を退治する成分を混ぜ渦状にしたもの。 有効成分は除虫菊に含まれるピレトリンや合成したピレスロイド等。

(だいなまいと)

ニトログリセリンを基剤とする爆薬の総称。 もともとは商品名。1866年にアルフレッド・ノーベルが開発した。

初期のものは珪藻土にニトログリセリンを含ませて作られた。 1875年により安全なニトロゲルとして使用するダイナマイトに置き換えられた。

雷管1本で起爆できる。

組成

日本では松、桜等木の名前がつけられている。 現在流通しているのは3号桐ダイナマイト、2号榎ダイナマイト。

酸素供給剤
桜ダイナマイト硝酸カリウム
桐ダイナマイト硝酸アンモニウム
榎ダイナマイト硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム
梅ダイナマイト硝酸アンモニウム、食塩

(てとりる)

トリニトロフェニルメチルニトロアミン。 ジメチルアニリンを硝化してつくられる火薬。 淡黄色の結晶。

ピクリン酸TNTよりも敏感で起爆が容易で 爆速も大きい。

(どうかせん)

火薬の点火に用いる火工品。 粉状黒色火薬を中心にいれ、その周囲を紙、糸等で被覆、防水塗装の上ロープ状にしたもの。 現在はほとんど使われない。

(とりにとろとるえん)

C6H2(NO2)3CH3.

TNT.5類危険物トルエン硫酸硝酸で硝化してつくられる淡黄色の結晶。日光が当たると茶褐色になる。

爆発力は高いが、単純な衝撃や熱では爆発せず取扱いが容易。

毒性はないが爆発生成ガスには有毒ガスが含まれる。

(にとろぐりこーる)

グリコール硝酸エステル。 無色の液体。 ニトログリセリンより性能が良いが、毒性も強い。

(にとろぐりせりん)

グリセリンの硝酸エステル。 1864年にイタリアのソブレロが発見。

無色透明の油状の液体。 摩擦、衝撃により爆発する。

濃硝酸と濃硫酸の混合物(混酸)にグリセリンを反応させると得られる。 名前にニトロがつくがニトロ化合物ではない。

ダイナマイトの主成分。

抗狭心症薬としても使われる。経口しても分解されるため舌下錠として適用、 口腔粘膜から吸収する。テープ型は皮膚適用できる。 副作用は低血圧、頻脈、頭痛等。

(にとろせるろーす)

NC. セルロースを硝化して得る硝酸エステル。 自然分解しやすいため製造には注意を要する。

セルロースを硝酸と硫酸の混合液につけてつくられる。

(ねんしょうはんい)

爆発が起こる可燃性蒸気空気の濃度範囲のこと。 この範囲より大きすぎても小さすぎても爆発は生じない。

(ばくやく)

爆ごうを起こす火薬類のこと。 爆ごうにより衝撃波による破壊作用、高圧高温ガスによる推進作用が生じる。

多くの爆薬は爆発しにくく、爆発には起爆装置(電気雷管)が必要。

(はっかてん)

空気中で可燃性物質を加熱した場合、火や火花を近づけなくても発火し 燃焼を開始する最低の温度のこと。

(はなび)

火薬を燃焼または爆発させ、その際に発生する、火花、等を鑑賞するもの。 法律上は煙火と呼ばれる。 製造、貯蔵、使用については火薬類取締法の規制を受ける。

(ひ)

物が燃焼してを出す状態、現象のこと。 またこれにより発生する炎のこと。 化学反応による原子で構成される。

(ぴくりんさん)

C6H2(NO2)3OH. トリニトロフェノール。 ニトロ化合物の一つ。5類危険物

黄色の結晶。苦味、毒性がある。 金属と作用して爆発性の金属をつくる。

(へきそーげん)

RDX. トリメチレントリニトロアミン。

無色の結晶。には溶けない。 テトリルよりも強力な爆薬で、最も強力な化合火薬

(ぺんすりっと)

PETN. 四硝酸ペンタエスリット、ペントリット。

無色の結晶で硝酸エステルに属する。には溶けない。 強力な爆薬。

(まっち)

発火用具。細長い木片の先端に摩擦で発火する物質をつけたもの。

摩擦マッチと安全マッチがあるが通常製造されているのは安全マッチ。

安全マッチ
マッチ側には塩素酸カリウムを主体とした物質がつけられる。 箱の摩擦面には赤リンと硫化アンチモンの混合物が塗布される。

(らいこう)

Hg(ONC)2.

白色の結晶。雷管に詰めて起爆薬として使われる。 乾燥させたものは容易に爆発する。

水銀を濃硝酸に溶かし、エチルアルコールを作用させて作られる。


Generated by ldiary3.00beta t2h3_method 2008/09/28
Powerd by Ruby Ver 1.8.1