エステル


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有機化合物 > エステル

エステル

(えすてる)

ester. アルコールからが脱離、縮合して生じる化合物。 一般的にエステルというとカルボン酸エステルをさす。

に溶けにくく、低分子量のものは果実臭をもつ。 一般にR-COO-R'の構造をもつ。

エステルに水を加えて温めるとエステル化の逆向きに反応が進んで カルボン酸アルコールになる(エステルの加水分解)。 エステルはアルカリに弱く、これに塩基を加えると反応が早くなる(けん化)。

カルボン酸の他、無機酸もアルコールとエステルをつくる。

主なエステル

(かるぼんさんえすてる)

カルボン酸アルコールからつくられるエステル。

(けんか)

塩基によるエステルの加水分解のこと。 油脂とエステルをけん化すると石鹸が得られる。

(さくさんえすてる)

CH3COOR. 酢酸アルコールの化合物。

多くは芳香のある無色の液体。

(しょうさんえすてる)

硝酸水素原子をアルキルで置き換えた化合物。 危険物5類に属する。 自然分解して酸化窒素を発生し、これを触媒として自然発火する。

硝酸メチル
硝酸エチル
ニトログリセリン

(ぱらべん)

パラオキシ安息香酸エステル類の総称。 防腐剤として使われる。

(りんさんえすてる)

リン酸アルコールエステルの総称。

モノアルキルチステル、ジアルキルエステル、トリアルキルエステルがある。 前二つは性、残りは中性。


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