リン脂質


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リン脂質

(りんししつ)

ホスファチド。 脂質の一種。 脂肪酸グリセリンまたはスフィンゴシンリン酸等で構成される複合脂質。 大部分が肝臓で合成される。

細胞膜の主成分になる。 酸塩基平衡に関与する。

エステル脂質
真核細胞、真正細菌の膜脂質。 グリセロール炭化水素鎖はエステル結合で結合。

エーテル脂質
古細菌の膜脂質。 グリセロールと炭化水素鎖はエーテル結合で結合。 エーテル結合の方が耐熱性が高い。

(いのしとーる)

C6H12O6. シクロヘキサンの各水素原子6個がヒドロキシルと置き換わった化合物の総称。

ビタミンBの仲間として扱われることもある。 グリセロリン脂質の一種であるホスファチジルイノシトールに含まれる。 植物中にはフィチンとして存在する。

立体異性体が9個ある。 一般的なのは5つ。

ミオイノシトールのヒドロキシル基がすべてリン酸エステルになると フィチンとなる。

(かるじおりぴん)

CL. 酸性リン脂質の一種。 ミトコンドリア膜、細菌の細胞膜に豊富に含まれる。

ホスファチジルグリセロールが重合した二量体。 2つのリン酸基と4種の脂肪酸鎖を有する。

細胞全体の割合は4-5%だが、ウシ肝臓、心臓、腎臓ミトコンドリアでは17-20%を占める。

(ぐりせろりんさん)

C3H9O6P. リン脂質の成分。 グリセリンの水酸基1個とリン酸エステル様に結合してできる。

(ぐりせろりんししつ)

グリセロリン酸を骨格としてもつリン脂質の総称。 旧称はホスファチド。

(けふぁりん)

セファリン、ホスファチジルエタノールアミンとも。 リン脂質の一種。

生体膜の構成成分として重要。 や血漿に多量に含まれる。

(すふぃんごしん)

スフィンゴ脂質セラミドの構成成分の一つ。

炭素数16-20のアミノアルコール

(すふぃんごみえりん)

スフィンゴリン脂質の一つ。 セラミドにホスホコリンがエステル結合したもの。

、肝臓、神経にみられる。 特に神経のミエリン鞘に多い。

脳内では糖脂質と共存する。

(すふぃんごりんししつ)

リン脂質の一つ。 スフィンゴシン脂肪酸が結合したセラミドにリン酸と窒素化合物が結合している。

(すふぃんごししつ)

スフィンゴイド塩基を骨格としてもつ脂質のこと。

(せらみど)

スフィンゴ脂質の一種。 スフィンゴシン脂肪酸アミド結合したもの。

スフィンゴミエリンに含まれる。

の白質、皮膚表皮の角質層を形成する細胞膜に多く含まれる脂質。 化粧品等に使用される。

(ぷらずまろーげん)

ビニルエーテル結合をもつグリセロリン脂質心臓、骨格筋等酸素消費の多い組織に多く含まれる。

脳に含まれるリン脂質の約20%を占めている。

(ほすふぁちじるこりん)

レシチンを参照。

(ほすふぁちじるせりん)

アミノ酸を含む酸性リン脂質。 脳、神経組織に多く含まれる。

血球膜リン脂質の10-20%を占める。 血小板膜上での血液凝固因子の活性化の補助因子、膜結合タンパク質の活性発現の補助因子になる。

(ほすふぁちど)

リン脂質を参照。

(りぞほすふぁちじんさん)

LPA. リゾリン脂質のひとつ。 血清中に多量に存在し、血清の薬理作用の一部を担う。

がんや動脈硬化との関係もあるとされる。

(りぞりんししつ)

アシルを1本有するリン脂質の総称。 通常のリン脂質は脂肪酸が2本あるが、リゾリン脂質は1本のみ。

生体膜を構成するリン脂質から産生される。

(れしちん)

ホスファチジルコリン。 代表的なリン脂質肝臓、卵黄、大豆、酵母に多い。 約13%のコリンを含む。 細胞膜の主成分。神経組織を構成する。

大豆レシチンと卵黄レシチンがある。

ホスホリパーゼにより加水分解される。

乳化作用が大きいため乳化剤に使用される。


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