1族元素 > 水素
無色無味無臭で最も軽い気体。
水に溶けにくい。 原子核は陽子1個のみで中性子はない。 地球上では大部分が水として存在する。
宇宙空間では最も豊富に存在する。 水素以外の元素は水素原子からビッグバンや超新星爆発による核融合反応によりつくられたと考えられている。 太陽は水素の固まり。
水素イオン(H+)は酸の源となる。 分子が小さいため分子速度が速く、冷却効果に優れる。 多くの金属は水素を吸収する。
その他
同位体
H3O+. oxonium ion.
例
トリチウムを参照。
デュートリウムを参照。
H+. プロトンとも。 水素原子が電子を失って+1価のイオンになったもの。 酸の性質の源となる。
酸等を水に溶かすと電離して生じる。 H+のかたちであらわすが、厳密にはオキソニウムイオン(H3O+)のかたちで存在する。
水素の同位体、記号はD。質量数は2で水素の2倍。
自然の水素中に平均して0.015%含まれる。 トレーサー、核融合反応に利用される。
製造にはコストがかかるため高価。 D2O(重水)を電気分解して得られる。
水素の同位体、記号はT。質量数は3で水素の3倍。 核反応により作られる。
質量数は3、陽子1個、中性子2個で構成。 天然では宇宙線と大気の反応によりごく微量が作られる。 半減期は12.33年。
原子力発電で通常運転により発生したトリチウムは規制基準の範囲内で 大気、海洋に放出されている。
水素イオンを参照。
リン化水素PH3のこと。 悪臭のある無色の気体。有毒。 半導体のドーピングに用いられる。
またはリンの水素化物およびその水素を アルキル基またはアリール基で置換した化合物の総称。