神経


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神経

(しんけい)

神経細胞は細胞体とそこから1本長く伸びた神経線維(軸索、有髄では髄鞘を含む)で構成される。


電気信号の流れ

(あすとろさいと)

星状膠細胞とも。グリア細胞の一つ。

突起の一端が脳内血管と接触している。血液から栄養分を得て蓄え、ニューロンに供給する。 またニューロンが合成できないアミノ酸をかわりに合成して供給する。

(ぐりあさいぼう)

アストロサイト、オリゴデンドロサイト、ミクログリアの3種類がある。

内環境の維持、支援をおこなう。

アストロサイト

オリゴデンドロサイト(希突起膠細胞)
中枢神経の白質に存在する。突起が軸索に巻きつく構造(髄鞘)。 絶縁により軸索の伝導速度を速める。

(こうふん)

ニューロン内部で活動電位が発生すること。

(じくさく)

ニューロンから1本長く伸びた構造。電気信号が伝わる。 無随神経と有髄神経があり、興奮伝導の速度が異なる。

有髄の場合は髄鞘が巻きついている。

(しなぷす)

わずかに離れているニューロン間を渡って電気刺激を伝えるための構造。 イオンチャンネルで生じる活動電位を神経伝達物質の放出に変換する。

ニューロンの興奮がシナプス前部に伝わると神経伝達物質が放出される。 物質はシナプス後部の受容体に結合し、次のニューロンを興奮または抑制させる。

シナプス前部
軸索の末端部。軸索終末または軸索瘤。 シナプス小胞があり、この中に神経伝達物質が蓄積されている。

シナプス前部にはオピオイド受容体がある。モルヒネはこの受容体に結合して 伝達を抑制する。

シナプス後部
樹状突起のスパイン、シャフト。

シナプス間隙
シナプス前部と後部の間にある隙間をはさんで特殊化された密着構造。

シナプスに作用する毒物。

(じゅじょうとっき)

ニューロンの細胞体から伸びる複数の突起。 樹状突起が最も発達しているニューロンは小脳のプルキンエ細胞。 先に行くほど細くなる。

1つの樹状突起には1万程度のシナプスがあると推測されている。 1つのシナプスは1種類の神経伝達物質しか使用しない。

(ずいしょう)

ミエリン鞘。神経細胞の軸索に巻きついている部分。

(にゅーろん)

神経細胞。外部から情報を受け取り電気信号に変換し、標的細胞へ伝達する役割を持つ。 細胞体から一本の軸索と複数の樹状突起が伸びる。

情報の伝え方は2つある。 ひとつはニューロン内部での興奮伝導、もうひとつはニューロン間のシナプス伝達。

(みくろぐりあ)

グリア細胞の一つ。

に入れない白血球のかわりに中枢の免疫を担当する。 脳内に通常免疫細胞は存在せず、ミクログリアがかわりに役割を果たす。

ニューロンを監視し、異常が起こると形を変え修復を手助けする成長因子を放出する。 また死んだニューロンや脳細胞の貪食もおこなう。

健康な人ではミクログリアが必要以上に活動しないように制御されている。

アルツハイマーやダウン症患者の場合はミクログリアが暴走するという説がある。


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