膵臓


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消化器 内分泌 > 膵臓

膵臓

(すいぞう)

のほぼ裏側にある器官。

外分泌腺と内分泌腺がある。 右側から頭部、体部、尾部にわけられ、頭部の下方は鉤部とよぶ。 交感神経と副交感神経両方の支配を受ける。

外分泌腺

主な消化酵素

疾患

(すいえき)

外分泌腺で産生される液。量は1日に約1L。 弱アルカリ性でpHは約8。多数の消化酵素が含まれる。

(すいえん)

膵臓の酵素が膵臓内で活性化して自己組織が破壊される病態。 急性と慢性がある。

急性

慢性

(すいとう)

ランゲルハンス島を参照。

(とうにょうびょう)

DM. 膵臓のランゲルハンス島からのインスリン分泌不全、 またはインスリン標的細胞の作用不全によりおこる疾患。 タンパク質脂質代謝異常をきたす。

1型
若年発症糖尿病、インスリン依存性糖尿病。 膵臓のB細胞が破壊されインスリンが不足することにより起こる。

子供のうちに発症することが多い。体重は減少する。 遺伝が原因とされる。 糖のかわりに脂肪がエネルギー源として消費されるため酸性ケトン体によりケトアシドーシスを起こしやすくなる。 治療には膵島の移植が試みられている。

2型

糖尿病の95%は2型。インスリンの分泌量は低下しないが、効果が薄いため相対的には不足する。 進行すると分泌量が減る。

遺伝、肥満が原因とされる。中年以降で多く発症。

症状はのどの渇き、尿量増加、倦怠感等があらわれることもあるが、 多くは自覚症状がない。

ブドウ糖は高濃度になると様々なタンパク質と結合するため悪影響を生じる。 血管はこの影響を受けやすい。

重症化すると失明、腎不全、脚の切断等の原因となる。

症状が進むと糖のかわりに脂肪をエネルギー源として使うようになる。 これによりケトン臭と呼ばれる臭いを放つようになる。

治療は食事療法、運動、投薬等。

血糖値が160-180mg/dLを超えると尿中にブドウ糖が出てくる。 更に高くなると腎臓が糖を希釈するために大量の尿がつくられ、のどの渇き等の症状が出てくる。

(とうにょうびょうしんけいしょうがい)

末梢神経にソルビトールが蓄積する、または神経に栄養を供給する毛細血管の障害により起こる障害。 症状は手足のしびれ、痛み、知覚鈍麻、冷感等。

(とうにょうびょうもうまくしょう)

糖尿病の合併症の一つ。

高血糖により網膜の毛細血管がもろくなったり詰まったりすると 網膜酸素が送られにくくなる。 こうなると新生血管や増殖膜ができるが、この影響で硝子体出血、網膜剥離を起こすことがある。

(らんげるはんすとう)

膵島。膵臓内に点在する組織。直径0.1〜0.2mm。


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