器官 > 内分泌
ホルモンをつくる器官。
異所性ACTH産生腫瘍とも。 副腎から分泌されるコルチゾールの作用が過剰になることにより、特徴的な身体徴候を呈する病気。
満月様顔貌、野牛肩、中心性肥満、皮膚菲薄化、腹部赤色皮膚線条、近位筋の筋力低下などがみられる。 コレステロール上昇、骨粗しょう症、月経異常、うつが起こる場合もある。
身体的兆候がみられない場合はサブクリニカルクッシング症候群と呼ばれる。
原因は副腎腫瘍、下垂体腫瘍、肺がん等。 コルチゾールと同等の作用をもつ薬剤によっても起こることがある。
甲状腺中毒症の治療が不十分な状態または治療を受けていない場合に発生する病態。 感染症、大怪我、手術等の際に甲状腺ホルモンの過剰状態に臓器が耐えられなくなり機能低下、死の危険に至るもの。 約10%の人が死亡する。
集中治療室に入院し、呼吸や血圧の管理をうけながら治療する。 抗甲状腺薬、無機ヨウ素、ステロイド等が投与される。
慢性甲状腺炎とも。 甲状腺に慢性の炎症が起こる疾患。自己免疫の異常による。
30-40歳の女性に多い。 甲状腺が腫れたり、ホルモン不足による症状が出たりする。
ホルモン不足の場合は、ホルモン剤を内服する。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気。 女性に多い。 新陳代謝が盛んになるため多くの症状が出る。
甲状腺には甲状腺刺激ホルモンの受容体(TSH受容体)があるが、 バセドウ病にかかるとTSH受容体抗体ができるため必要以上にホルモンが分泌されてしまう。
診断は血液検査による。
治療は薬物、放射線療法(ヨウ素131)、手術等。
恒常性。 身体を取り巻く外界が絶えず変化しても内部環境を一定に保つという 生体のしくみまたは性質のこと。
内分泌腺、卵巣にみられる構造。 多数の細胞が胞状に形成された組織構造。