薬 > 抗感染薬
抗悪性腫瘍薬。 DNAの修復を妨げることで細胞死を誘導し抗腫瘍効果をあらわす。
オラパリブ | 卵巣がん、乳がん、前立腺がん、(膵がん) | |
ニラパリブ | 卵巣がん | |
タラゾバリブ | 乳がん、前立腺がん |
アルブミンにパクリタキセルを結合した製剤、抗がん剤。 点滴で投与される。
日本では乳がん、胃がん、膵臓がん、肺がんに使われる。
核酸、タンパク等の分子にアルキル基を導入できる化合物の総称。 抗がん剤として使われる。
DNA塩基(グアニン)にアルキル基を結合させ、DNAの鎖間もしくは鎖内で架橋を形成、 これによりDNAを損傷させ複製を阻害する。
G1後期およびS期に感受性が高い。
抗悪性腫瘍薬。 アロマターゼ阻害作用によりエストロゲンの生成を阻害し、乳がんの発生や成長を抑える。
非ステロイド性
アナストロゾール |
レトロゾール |
ステロイド性
エキセメスタン |
イソニコチン酸ヒドラジド。 INAH,INH。抗結核薬のひとつ。
現在は耐性菌の増加により使用は減少している。
MAO阻害作用があり、チラミン代謝を阻害する。
商品名はメクチザン。 日本での商品名はストロメクトール。
家畜、ペット用の抗寄生虫病として開発された。 家畜の寄生虫や皮膚病、イヌのフィラリアに適用。
日本ではダニ疥癬、腸管糞線虫症等の治療薬として使われる。
アフリカ、中南米ではオンコセルカ症、象皮症の治療薬として使われる。
抗アメーバ薬。 キノタンニン酸とホルムアルデヒドの化合物。
1899年に開発された。
腸内殺菌、防腐薬として用いられていたが、 スモン病の原因になるとして日本では1970年に使用が禁止された。
高水準消毒薬の一つ。アルデヒド系。 芽胞を含むすべての微生物に有効。 医療器具専用。
蒸気は呼吸器系、目の粘膜を刺激する。 また液が付着すると熱傷が生じる。
商品名はエンペシド。 アゾール系のうちのイミダゾール系抗真菌薬。 白癬、カンジダ、癜風用に使われる。
悪性腫瘍(がん)の薬。
代謝拮抗薬
細胞の代謝に必要な物質と拮抗し細胞の発育、増殖を阻害する。
抗生物質
核酸合成を阻害する。
ビンカアルカロイド
紡錘形の形成を阻害する。
白血病、悪性リンパ腫に使われる。
ホルモン剤
白金化合物
抗悪性腫瘍薬を参照。
イソニアジド(INH) |
リファマイシン系抗生物質 |
ピラジナミド |
エタンブトール |
原虫の薬。
抗アメーバ薬 |
抗トリコモナス薬 |
抗ランブル鞭毛虫薬 |
抗トリパノソーマ薬 |
抗リーシュマニア薬 |
抗トキソプラズマ薬 |
抗クリプトスポリジウム薬 |
抗マラリア薬 |
真菌の薬。
ポリエン系抗生物質
エルゴステロールに結合し細胞膜を破壊する。
アムホテリシンB |
ナイスタチン |
トリコマイシン |
アゾール系
合成の真菌薬。
小胞体でのエルゴステロールの合成を阻害する。
キャンディン系
細胞壁を構成する1,3-β-Dグルカンの合成を阻害する。
イミダゾール系 |
ミコナゾール |
クロトリマゾール |
ケトコナゾール |
オキシコナゾール |
イソコナゾール |
トリアゾール系 |
フルコナゾール |
ホスフルコナゾール |
イトラコナゾール |
キャンディン系 |
ミカファンギン |
フルトキシン |
グリセオフルビン |
外用
アリルアミン系 |
テルビナフィン |
アリルアミン系
スクアレンエポキシダーゼ阻害により
小胞体でのエルゴステロールの合成を阻害する。
CsA. 免疫抑制薬の一つ。
ノルウェーの土壌から分離された真菌の代謝産物。 1978年に初めて使用された。
免疫系のリンパ球に特異的に作用する。 カルシニューリンの脱リン酸化酵素を阻害し、T細胞を抑制する。
現在はプレドニゾロン、アザチオプリン等と併用される。
抗悪性腫瘍薬の一つ。白金を含む。 CDDPとも。 日本では1983年に承認。
がん細胞のDNAの合成を阻害して増殖を抑える。
通常は静脈内に点滴注射する。
主な副作用は腎臓機能障害、食欲不振、嘔吐等。
微生物を死滅させたり増殖をとめて感染を防ぐ化学物質。 効力の一応の基準として石炭酸係数(フェノール係数)が用いられている。
石炭酸係数 = 同一細菌を殺す被検薬の最大希釈倍数 / 一定細菌を殺すフェノールの最大希釈倍数
フェノール(石炭酸) |
クレゾール石鹸液 |
消毒用エタノール |
イソプロパノール |
ホルマリン |
グルタラール |
ヨードチンキ |
オキシドール |
逆性石鹸 |
クロルヘキシジン |
高水準
グルタラール |
フタラール |
過酢酸 |
中水準
次亜塩素酸ナトリウム |
ポビドンヨード |
アルコール |
低水準
クロルヘキシジン |
塩化ベンザルコニウム |
塩化ベンゼトニウム |
免疫抑制剤、潰瘍性大腸炎の治療薬。 カルシニューリン阻害薬に分類される。
T細胞に作用し、炎症に関わるサイトカインの産生を抑える。
1983年に藤沢薬品工業がつくば市の土壌で発見した。
抗がん剤の一つ。プロドラッグの一種。 飲用して服用する。 肺がん、大腸がんに使われる。
体内に入ると肝臓でフルオロウラシルに変わり、 がん細胞のDNA、RNA合成を阻害する。
ノバルティスファーマ社で開発されたアリルアミン系の抗真菌薬。 商品名はラミシール。 水虫、たむし等に使われ、白癬菌やカンジダの発育を抑える。
抗腫瘍薬。DNAの複製を阻害する。
トポイソメラーゼはDNAのらせん構造を切り離し、自らがつなぎとなって再結合する。 このはたらきを阻害することによりDNAが切断されたままになりがん細胞をおさえる。
抗マラリア薬。商品名はプラニケル。 エリテマトーデス、膠原病、活動性の低い関節リウマチにも使われる。
もともとは抗マラリア薬だったが、 第二次世界大戦中に膠原病にも効能があることがわかった。
高水準消毒薬の一つ。 医療器具専用。
芽胞の減少にはグルタラールより時間を必要とする。
腫瘍細胞の増殖、浸潤、転移に関わる分子を標的とし 細胞増殖、転移を抑制する薬。
イマチニブ | 慢性骨髄性白血病 |
ゲフィチニブ | 肺がん |
リツキシマブ | リンパ性白血病 |
PVPI. ポリビニルピロリドン(ポビドン)とヨードの錯化合物。 消毒薬、うがい薬に用いられる。 多くの細菌、ウイルスに効果を発揮する。
商品名はイソジン、海外ではベタダイン。
イミダゾール系の抗真菌薬。 市販薬にも使われる。
MTX. 免疫抑制作用を持つ抗リウマチ薬。 もとは抗がん剤として開発された。
葉酸代謝拮抗薬とも呼ばれる。 葉酸の代謝を阻害するため、投与時は葉酸補給が推奨される。
妊娠、搾乳中は使用不可。
生体がもっている免疫機能を増強する薬。
インターフェロン |
免疫グロブリン |
免疫を抑制する。 自己免疫疾患、臓器移植に使用される。
インターロイキン-2(IL-2)合成阻害薬
シクロスポリン |
タクロリムス水和物 |
核酸合成阻害薬
アザチオプリン |
メトトレキサート |
ミゾリビン |
ミコフェノール酸モフェチル |
抗CD25モノクローナル抗体
バシリキシマブ |
その他
塩酸グスペリムス |