フェノール


index skip allword source recent(rd) (no rd)
dicfile-mtime:2025/12/19(Fri) 18:00:30
dicfile-size:6562byte


有機化合物 > フェノール

フェノール

(ふぇのーる)

(0).フェノール類。

ベンゼン環の水素原子が直接ヒドロキシ-OHに置換した化合物。 略号はArOH.

にわずかに溶ける。この際わずかに電離してH+を生じるため弱い酸性を示す。 塩基と反応するとをつくる。

殺菌作用があり、防腐剤、殺菌剤、消毒薬に使われる。 フェノールだけでは皮膚を侵すが水溶液にすると殺菌作用だけを利用できる。

ベンゼンより置換反応をおこしやすい。

(1).C6H5OH. 石炭酸。特有の臭気を持つ白色の結晶。

コールタールに含まれるため石炭酸とも呼ばれる。有毒で皮膚をおかす。

コールタールを分離するかベンゼンから合成してつくられる。 ベンゼンとプロピレンからクメン法によりつくられることが多い。

合成樹脂(フェノール樹脂)の原料として多量に使われる。

英数

C7H8O2.

4-メトキシフェノール、メトキノン、メチルヒドロキノンとも。

ビニルモノマーの重合禁止剤として使われる。 その他医薬品、酸化防止剤などにも使われる。

(あみのふぇのーる)

C6H7NO. オキシアミリンとも。 ベンゼン環にアミノ-NH2とヒドロキシ基-OHをもつ化合物。 o(オルト)、m(メタ)、p(パラ)の3種の異性体がある。

ニトロフェノールの還元により得られる。

酸化されるとキノンになる。

o
昇華性の針状結晶。酸化されやすい。

m
柱状の結晶。

p
無色の板状結晶。

(あんとしあにん)

アントシアンのうち、配糖体となっている物質の総称。 アントシアニジンに糖が結合している。 フラボノイドの一種。

(あんとしあにじん)

アントシアニンを加水分解すると得られる化合物。 アントシアニンのアグリコン

(あんとしあん)

フラボノイドの一種。 アントシアニジンアントシアニンのこと。

2個のベンゼン環が3個の炭素で結ばれた構造。

植物の花、葉、果実等に存在する。

(いそふらぼん)

ポリフェノールフラボノイドの一種。

ダイズイソフラボン
ダイズの胚芽に含まれる。エストロゲンと化学構造が似ている。

12種がある。 それぞれに配糖体、配糖体のアセチル化体、マロニル化体がある。

ダイズ製品には配糖体が多い。 味噌、納豆等は非配糖体が多い。

摂取するとβグルコシダーゼ等によりアグリコンに変化する。

(かてきん)

ポリフェノールの一種。緑茶に含まれる。

抗酸化作用がある。

酸化しやすく特徴があるが、緑茶では製造工程で酸化酵素のはたらきが抑えられるためほとんど酸化しない。 烏龍茶、紅茶では酸化重合物のテアフラビンテアルビジンとなる。

茶葉中のエピカテキンは加熱処理によりカテキンに変化する。

(きのーる)

ヒドロキノンを参照。

(きのん)

カルボニル化合物の一種。

芳香族炭化水素ベンゼン環水素2原子が酸素2原子と置換した形の化合物。 狭義にはパラベンゾキノンのことをさす。

p-ベンゾキノン、o-ベンゾキノンを基本骨格とする。

パラとオルトの異性体がある。

キノン誘導体は動植物色素として分布する。

(きのんいみん)

キノンのカルボニルのO原子1個または2個をイミノ基で置き換えた形のもの。 狭義ではp-キノンモノイミンのことをさす。

淡黄色の個体。不安定で重合しやすい。熱水で加水分解されるとキノンとアンモニアになる。

(くれぞーる)

CH6C6H4OH. メチルフェノールとも。 三つの異性体があり、通常は三つの混合物をさす。

フェノールベンゼン核の水素原子をメチルで置換したもの。

無色、黄色、黄褐色の澄明な液体。 3種の異性体がある。

石油のクラッキングで得られる。 コールタール低温乾留の際の200-220度留分中に含まれる。

消毒剤、防腐剤、合成樹脂原料に用いられる。

(なふときのん)

C10H6O2. ナフタレン核をもつキノン

黄色の昇華性結晶。特異臭がある。 ビタミンKは1,4-の誘導体。

(なふとーる)

ナフタレン水素原子1個をヒドロキシ-OHで置換した化合物。 2つの異性体がある。

どちらも臭気、昇華性がある。

ナフタレンスルホン酸からつくられる。

塗料、香料、医薬品に使用される。

(にとろふぇのーる)

ベンゼン環にヒドロキシ基-OHとニトロ基-NO2がついた化合物。

o,m,pの3種の異性体がある。

還元するとアミノフェノールとなる。

(はいどろきのん)

ヒドロキノンを参照。

(ひどろきのん)

C6H6O2. ハイドロキノン、キノールとも。

カテコールレゾルシンは異性体。

無色の針状結晶。 還元性があり、アルカリ性水溶液は特に還元性が高い。

酸化防止剤、医薬部外品として使われる

がん性が疑われており、2%以上の配合は制限されている。

(ふぇのきしど)

フェノラートとも。 フェノール類の金属塩のこと。

(ふぇるらさん)

ポリフェノールフェニルプロパノイドの一種。 米ぬか、コーヒーなどに含まれる。

抗酸化作用がある。

(ふらばのーる)

カカオ豆に含まれるポリフェノール

(ふらぼのいど)

植物に広く分布する色素化合物の総称。 紫外線をよく吸収する。

ベンゼン環2個が炭素3個で結ばれ、かつ中央のC3が酸素を含むヘテロ環をつくった構造。

(ぽりふぇのーる)

ベンゼン環に2個以上のフェノール性ヒドロキシ(-OH)をもつ化合物の総称。

食用油脂に対して抗酸化作用があり、活性酸素を除去するはたらきをもつ

含まれる食品
アントシアン赤ワイン、ブルーベリー、ブドウ
イソフラボン
カテキン 緑茶、紅茶
タンニン
テアフラビン
フラボノイド
フラバノールカカオ
ルチン そば、玉ねぎ
クルクミン ターメリック
クロロゲン酸コーヒー
カカオポリフェノールチョコレート、ココア
ショウガオール ショウガ
フェルラ酸

摂取量の基準は今のところない。

(めちるふぇのーる)

クレゾールを参照。


Generated by ldiary3.00beta t2h3_method 2008/09/28
Powerd by Ruby Ver 1.8.1