テレビ


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テレビ

(てれび)

電波アンテナケーブルを使用して映像、音声を送信、受信する機器。 ビデオの録画や視聴、ゲームのディスプレイとしても使われる。

初期のカラーテレビは真空管式だったが、のちにトランジスタに置き換えられていった。

2017年現在は液晶で表示する液晶テレビが一般的。

アナログのカラーテレビ放送方式

走査線フレーム/秒走査方式
NTSC 48060
PAL 57650
SECAM57650

デジタルの放送方式はISDB

有効画素 全走査線有効走査線フレーム周波数(Hz)アスペクト比
480i 720x 480 525 48029.974:3 16:9
480p 720x 480 525 48059.9416:9
720p 1280x 720 750 72059.9416:9
1080i1920x10801125108029.9716:9

英数

ビット・エラー・レート、ビット誤り率。 データがどのくらい正確に受信されているかを示す値。 2×10-4以下は機器で訂正可能。

Cathode Ray Tube. 蛍光物質に電子線を照射すると発光する現象を利用し、ガラス面に光の像を映す装置。

ブラウン管テレビ、パソコン用モニタに応用される。

D

enhanced definition television / extended definition television.

民放各社がハイビジョンに対抗して開発した規格。

NTSCPAL等と両立しつつ高画質化が可能。 従来のテレビでも受信可能。

IIを従来のテレビで視聴した場合は画面比の違いにより画面上下に黒帯が表示される。

H

High Definition Television. 従来よりも720本または1080本と走査線数が多い。 アスペクト比は16:9。

規格はBT.709

日本で使われるハイビジョンの呼称はNHKがつけたものだが、 仕様はHDTVとは若干異なる。

1080本のものはフルHDと呼ばれる。 解像度は1920×1080ピクセル。

総走査線数
720p 1280× 720 750
1080i1920×10801125

Integrated Services Digital Broadcasting. 統合デジタル放送サービス。

ISDB-T 地上デジタル用
ISDB-T InternationalTの国際改良型
ISDB-TSB地上デジタル音声放送用
ISDB-S 衛星テレビ放送用
ISDB-C ケーブルテレビ用

対応走査線

走査線数有効走査線数アスペクト比走査
525 48316:9 4:3i p
750 72016:9 p
1125108016:9 i p
-216016:9 p

Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial. 日本が開発した地上デジタルテレビ放送方式。 13セグメント構造を持ち、セグメント単位で伝送パラメータを設定できる。 このうち1セグメントを用いてワンセグ放送が可能。

圧縮方式はMPEG-2を採用。一部はMPEG-4。

採用国

M

モジュレーションエラーレシオ、デジタル信号の変調誤差比。

コンスタレーション上の理想点からどの程度ずれているかを表した数値。

National Television Standards Committee. 地上波アナログ放送の方式を策定するアメリカの標準化委員会のこと。 またはこの委員会が策定した方式のこと。

策定は1952年。

画面縦横比は3:4。 水平方向の走査線は525本。有効走査線数は480本。 水平走査周波数は15.75kHz、垂直走査周波数は60Hz。

フレームレートは白黒で30Hz、カラーで29.97Hz。 インターレース方式。

白黒信号と同じ帯域にカラー信号をおさめることができる。 帯域幅は6MHz。 3.579545MHzの部分に色副搬送波がある。

モノクロとカラーに対応。 色域はCRTで再現できることを前提に決められている。 輝度信号と色信号、同期信号を組み合わせたコンポジット信号を使用する。

I信号(赤オレンジ系と青緑系)の帯域は1.5MHz、Q信号(黄系と紫系)の帯域は0.5MHz。

日本、北米、中南米で使われていた。

P

カラーテレビの放送規格。欧州で採用されている。 旧西ドイツのテレフンケン社がNTSCをベースに改良したもの。

プラズマディスプレイを参照。

S

フランスで開発されたアナログのカラーテレビ方式。 二つの色信号成分を走査線毎に切り替えて送る。 画面の横縦比は4:3、走査線数は625本、フレーム数は25フレーム。

白黒テレビとの互換性は低い。

二つの変形系列がある。

フランスとその旧植民地、東ヨーロッパロシアで使われていた。 これらの国は現在はDVB-TまたはDVB-T2に移行している。

(いんたーれーす)

画像や映像の記録、伝送、描画の方式の一つ。 画素や走査線を一定間隔で飛び飛びに取り扱う。

走査線を1本おきにスキャンして伝送する。

1回の伝送では半分しか伝送できないため、2回の伝送で一枚の画面情報を伝送する。

CRTを使用したテレビはインターレース方式を使用していた。

(そうさ)

走査線を参照。

(そうさせん)

テレビモニタで画像を送るために使われる細い横線のこと。 分解して送られた走査線はテレビ画面上で組み立てられることにより 映像を再現する。

日本のテレビでは1秒間に60回の走査をおこなう。

液晶モニタでは画面表示の際は走査はしないが、 内部処理は走査によりおこなっている。

走査線には画面には表示されないものがある。 全ての走査線を「総走査線」、表示されるものを「有効走査線」と呼ぶ。 通常走査線というと、有効走査線をさす。

(ちゅーなー)

放送の受信に必要な機器。 テレビに内蔵されている場合もある。

(はいびじょん)

HD。 HDTVの日本での呼称。 地上デジタル放送とBSデジタル放送で放送されている。NHKが商標登録している。

画素数は1280×720以上。

走査線は1125本、アスペクト比は16:9。

信号の帯域幅は30MHz。信号の圧縮にはMUSEという方式が使われる。

音声は2つのモードがある。

アナログの視聴にはMUSEデコーダーが必要。チャンネルは一つ。 アナログはあまり普及しなかった。

日本ビクター W-VHSはハイビジョンに対応していた。 MUSE方式を用いたハイビジョンLDも存在していた。

デジタル
ISDBはデジタル放送全体の総称。 走査線525本の従来方式も含まれている。

走査線、アスペクト比はアナログと同じ。 映像圧縮はMPEG-2 Video。音声はMPEG-2 Audio AAC。

音声は5.1chに対応。

その他

(ふるHD)

HDTVを参照。

(ぶらうんかん)

陰極線管。CRTの一種。 1897年にドイツのブラウンが発明。

内部が真空のガラス管。 電子ビームを蛍光面に当て、電気信号を画像に変える。

電子銃から発射された電子ビームを蛍光面に当て、電気信号を画像に変える。 蛍光面には青、緑、赤の光を出す蛍光体が縫ってあり、電子ビームを受けると光って画像となる。

電子ビームは偏向コイル(ヨーク)により曲げられる。

ブラウン管テレビの最大の大きさは36インチ(16:9)とされる。

(ぷらずまでぃすぷれい)

PDP. ガラス板間に封入した希ガスに高電圧をかけプラズマ放電を起こし、 蛍光体を発光させて表示するディスプレイ。

後期は液晶におされシェアが縮小した。

(ぷろぐれっしぶ)

ノンインターレース。走査方式の一つ。 全ての走査線を順番に表示、または一度で全面を処理する方式。

CRT(1990年以降)、液晶モニタはプログレッシブ方式を採用している。

一部のDVD、テレビ放送はインターレースのため、 機器の内部回路でプログレッシブに変換されており、I/P変換と呼ばれる。

(ゆうきEL)

有機発光ダイオード。 有機化合物に電圧を加えると発光する現象。 テレビの場合はバックライトや放電スペースが不要。 このため機器を薄く製造することができる。

(りあぷろ)

リアプロジェクションテレビ。 背面から映像を投写し、画面に映し出すテレビ。


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