動物の分類 > 哺乳類
脊椎動物の一種。 恐竜と並存していたが、恐竜が滅んでから台頭した。 一部を除いて胎生の動物で胎盤を持つ。
恒温動物。身体は毛で覆われており、防護と断熱を行う。
乳腺をもち、母乳を分泌する。 汗腺をもち、汗の蒸発により体温を制御できる。
心臓は4つの部屋があり、動脈血と静脈血が混ざらない構造。
現在の哺乳類は約5000種。
ウサギ目。ウサギ科とナキウサギ科の2科。
草食性。盲腸が発達しここで微生物によりセルロースを消化する。
寿命は7-8年。
北方型のノウサギは冬になると白くなる。南方型は白くならない。
ナキウサギはウサギと比べると小さく耳が小さい。高い警戒音で鳴く。
ペット用のウサギはヨーロッパのアナウサギが祖先。
奇偶蹄類ウマ科。別種にシマウマ、ロバがいる。
発達した第三指が蹄になっており、走行に適する。 メソポタミア、中央アジアで家畜化され、乗用、運搬、農耕に用いられた。 戦時には軍馬として使われた。
日本では明治以前は朝鮮、中国から移入していた。 戦後は西欧からサラブレッド、アラブ等が移入された。 在来種は絶滅寸前になっている。
草や穀物を食物とする。ウシ等と違い反芻はできない。 微生物が消化する場所は結腸のためアミノ酸にならない。 また微生物は分解されず糞として排出される。
エゾリスより小さく、尾を除く全長は15cm。 冬は冬眠する。地上での生活が多く、地下に巣をつくる。
北海道に生息するリス。キタリスの亜種。 冬眠はしない。樹上で巣をつくり生活する。
尾を除く全長は22cm。
単孔目カモノハシ科の動物。 オーストラリア、タスマニア島で生息。 半水生。全長約40cm。
足には水かきがある。 オスは後足のかかとに毒針をもつ。
哺乳類だが卵生。1-2個の卵をうむ。
有袋目の動物の総称。 オーストラリア、タスマニア島、ニュージーランドに生息。
脚と尾が発達しておりジャンプして前進する。
子供は育児嚢で育てられる。
奇蹄目。 後足の指の数は1か3。体重は主に第3指にかかる。 前は1-4本。
新生代第三紀に繁栄したが、それ以後は衰えた。
齧歯目。 歯は犬歯がなく、上下一対の門歯をもつ。 門歯は一生伸び続ける。
ニュージーランド、南極大陸以外の地域に分布。
有袋目クスクス科の動物。 オーストラリア南東部に分布。
ユーカリ森林地のみに生息し、樹木の上で暮らす。 夜行性。
寿命は15-20年。
翼手目。哺乳類で唯一飛行する。
オオコウモリ類は熱帯、亜熱帯に生息。 日本では沖縄、奄美、小笠原でみられる。
コガタコウモリ類は夜行性。熱帯から亜寒帯に生息。 声帯から超音波を出し障害物を探知して飛ぶ。
奇蹄目サイ科。
アフリカ、インド、東南アジアに生息。
厚く硬い皮膚をもつ。頭部には角を1-2本もつ。 草食性。
哺乳綱有鱗目の動物の総称。 アジアに3種、アフリカに4種分布。
アリ、シロアリを食す。 身体は鱗で覆われている。
中国では薬用として珍重される。
長鼻目ゾウ科の動物。 現存するのはアフリカゾウ、アジアゾウ。
寿命は約60年。
体長6-7.5m、体重約6t。
群れで生活する。リーダーは最長老のメス、娘、その子供で家族を形成する。 オスは15歳頃に群れを離れて単独で行動する。
アジアゾウ
インド、東南アジア、中国南部に生息。
アフリカゾウ
アフリカに生息。
哺乳類の一種。卵生で総排泄孔をもつ。 乳腺があるため、哺乳類に分類される。乳頭はない。
体温は哺乳類としては低く、また変動が大きい。
胃袋をもたず、袋状の内臓で消化をおこなう。
齧歯目ネズミ亜目の総称。
ダニ、ノミ、病原菌を媒介することがある。
ネズミ科。体色は灰褐色、褐色、黒色等。 世界中に分布。年に3-4回出産するが、餌が豊富だと周年繁殖可能。
妊娠期間は二十日。子を4-6頭産む。飼育下での寿命は2年半。
ペット、実験動物に利用される。 寿命は2-3年。
雑食。冬は冬眠する。1年に5-6回出産し、子は1回で8-10体生まれる。
単孔類の動物。卵生。 ニューギニア島南東、タスマニア島、オーストラリアに生息。
身体は針状の毛で覆われている。
主食はアリとシロアリ。胃袋はもたない。
恒温性だが体温は動物の中ではもっとも低く、約32度。 冬眠時は10度まで下がる。
オスには4つ又の陰茎がある。交尾時に機能するのはそのうちの2つ。
メスは2つの生殖器系がある(入口はひとつ)。
齧歯目。 ヨーロッパ、北アメリカに生息。 草食。毛皮をとるのに乱獲されたため頭数は少ない。
川や湖にすみ、木や石で川を堰きとめ、できた池の中央に棲処をつくる。
長鼻目ゾウ亜目。絶滅種。
新生代第四紀の更新世後期に生息、最終氷期に絶滅。 ユーラシア大陸北部からアラスカ、カナダ東部で化石がみられる。 北海道でも化石が発掘されている。
齧歯目リス科。モモンガより大型。 夜行性。四肢を結ぶ皮膜があり、皮膜を広げて滑空ができる。
本州以南に分布。
モグラ科の動物。 地下にトンネルをつくってすむ。 本州南西部以南に分布。
齧歯目リス科。 夜行性。四肢を結ぶ皮膜があり、皮膜を広げて滑空ができる。
ニホンモモンガ(ホンシュウモモンガ)
本州以南に分布。
エゾモモンガ
北海道でみられる。タイリクモモンガの亜種。
哺乳類有袋目の動物の総称。 膣と子宮が2つあるため、二子宮類とも呼ばれる。
機能的な胎盤ができず、胎児は目や耳が完成しない状態で生まれる。 母親の下腹部にある育児嚢内で乳を飲んで発生を続ける。
骨盤には上恥骨(袋骨)がある。
齧歯目リス科の動物。
樹上にすみ朝夕に活動する。食べ物は種子、どんぐり、クリ等。 冬眠はしない。
シマリス類は木に登ることは少なく、巣は地中につくる。
ムササビ、モモンガは飛膜をもつ。また夜行性。
奇蹄目ウマ科ウマ属ロバ亜属。
アフリカノロバを約5000年前に家畜化したものとされる。 ウマの中では小柄、耳が長い。 世界各地で小規模な荷物の運搬に使われていた。