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飲料 >

(ちち)

(ぎゅうにゅう)

牛からしぼった(生乳)を加熱殺菌したもの。 タンパク質カルシウムが豊富。

北海道の牛乳の8割は加工用に使われる。 バター、生クリームの原料の9割は北海道産。

近年需要は増加しているが生産量は伸びていない。

無脂乳固形分8.0%以上、乳脂肪分3.0%以上と決められている。 普通の牛乳は成分が調整されていない。

カロリーは100mlで約69kcal。

カルシウムは約113mg含まれる。 このほかビタミンA、B1、B2が含まれる。

成分調整牛乳

低脂肪牛乳乳脂肪分0.5%以上1.5%以下
無脂肪牛乳乳脂肪分0.5%未満

加工品

(くりーむ)

牛乳をクリーム分離機で処理し、乳脂肪分を18.0%以上としたもの。

(ごるごんぞーら)

ブルーチーズの一つ。イタリアのゴルゴンゾーラ村が発祥の地。

(ちーず)

動物の乳(主に牛乳)をレンニンなどの凝乳酵素、乳酸で凝固させ、 カビ等の微生物の作用で熟成させた食品。

副産物としてホエイができる。

作ったままのチーズは「ナチュラルチーズ」と呼ぶ。菌が保持されているため時間が経つと品質が変わる。 いくつかのナチュラルチーズを混ぜて殺菌した物をプロセスチーズと呼ぶ。 プロセスチーズは加熱殺菌するため熟成が止まり、保存性が高くなる。 日本ではプロセスチーズが主流だが、近年はナチュラルチーズの消費量も増えている。

ナチュラルチーズに付着するカビは無害で食べても問題ない。

ただし水分の多いフレッシュチーズやプロセスチーズの場合は食べないほうがよい。

日本では醍醐天皇の時代(897-930)に貢酥の儀という慣例が行われ、 酥が天皇に献上されていた。

その後江戸時代(吉宗の時代)には白牛から白牛酪を生産していた。これは現在のチーズに近いものとされる。 明治時代には1875年に試作された。本格的な製造は1933年から。

牛の乳 ラクレット
水牛の乳モッツァレラ
羊の乳 ロックフォール
山羊の乳シェーブル

カビの種類

酵母

(ばたー)

牛乳脂肪を分離、凝固したもの。 牛乳を遠心分離してできたクリームを加熱殺菌、発酵、加工して作る。 乳脂肪分は80%以上、水分17%以下。 発酵させないものもあり、日本では非発酵のものが主流。

牛乳のうちバターになるのは約4%、残りはスキムミルクになる。 スキムミルクのほとんどば脱脂粉乳に加工される。

日本では6世紀頃に酥と呼ばれる食品があらわれ、これが現在のチーズ、バターの原型とされる。 日本で最初に製造されたのは1872年。本格的な製造は1885年から。

(ぶるーちーず)

青カビにより内部から熟成させるチーズ

(よーぐると)

牛乳乳酸菌を入れ発酵させたもの。 起源はエジプトで、飲み残した乳に菌が入り、偶然できて発見された。 ビフィズス菌など多くの乳酸菌を含む。食べても大半はで消化されるが、 生き残って腸に届いた菌は整腸作用を発揮する。 ヨーグルト上部の上澄み液は「ホエー」と呼ばれる。

乳酸菌は乳糖を分解して乳酸を作り出す。 この酸がカゼインを固めるとヨーグルトとなる。

無脂肪のヨーグルトは脱脂粉乳を原料としてつくられる。

前5000年頃、東ヨーロッパ、中央アジアで残しておいた羊の乳が発酵していたのが始まり。

日本では奈良時代に酪と呼ばれる製品が貴族の間で食されていた。 その後製造された明治時代で売れ残った牛乳を発酵させ、凝乳として販売した。 本格的に生産され始めたのは1950年から。


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