気象


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気象

(きしょう)

英数

正式名称は全国瞬時警報システム。 地震津波ミサイルの発射等の事態発生時にから住民に直接情報を伝えるシステム。 2007年から運用。

気象関連情報気象庁
有事関連情報内閣官房

情報は消防庁から人工衛星を経由し地方公共団体等に送信される。 情報を受信すると行政無線が自動的に起動され、警報音等が自動放送される。

2007年より運用開始。

Japan sea Polar air mass Convergence Zone. 日本海寒帯気団収束帯。

大陸から日本海にやってくる寒気が山岳等により分断され、再び合流する現象および地点のこと。 雪雲が筋状に何十本も並ぶ。

日本に大雪をもたらす原因となる。

微小粒子状物質。 PMはパーティキュレート・マターの意。 大気中に浮遊している2.5μm以下の小さな粒子。

SPM(10μm)よりも更に小さい。 の奥深くまで入りやすいため呼吸器系、循環器系への影響が懸念されている。

世界気象機関。 1950年に世界気象機関条約に基づいて設立、 1951年に国連の専門機関のひとつとなった。 日本は1953年に加盟。

(あめだす)

AMeDAS. Automated Meteorological Data Acquisition System. 地域気象観測システム。 降水量、風向、風速、気温、日照時間、積雪深の観測を自動的におこなうシステム。 1974/11/1から運用開始。 全国には約1300箇所の観測所がある。

(えーろぞる)

大気中に浮遊する半径0.001μm程度から10μm程度の大きさの微粒子のこと。 硫酸塩、海塩、黄砂、すす等。 日射を散乱、吸収して日傘効果を起こすほか、 地球からの赤外放射を吸収、再放射する温室効果も持つ。 また粒の核となって雲の性質や状態を変えたりする。 気象庁ではサンフォトメータ、精密日射放射観測装置、気象衛星等で観測をおこなっている。

(えるにーにょ)

エルニーニョ現象。 赤道付近の太平洋の水温分布の異常な変化のこと。 約4年おきに発生し、1年程度で消滅する。

赤道付近の水温は通常西側で30度、東側で25度程度だが、 エルニーニョが発生すると東側でも30度になる。

これにより西太平洋の海上で活発な対流運動が日付変更線近くまで移動し、 世界各地で様々な異常気象が発生する。 日本では統計的に暖冬、冷夏になりやすい。

毎年12月頃にペルー沖にあらわれる海流をエルニーニョ海流と呼ぶが エルニーニョ現象との関連性はないとされている。

(おおあめけいかいれべる)

2019年5月から開始された大雨に関する防災情報。 2018年の西日本豪雨を契機に導入された。

レベル4での避難が推奨される。

5命の危険 災害発生 大雨特別警報
4全員避難 避難指示(緊急)・避難勧告土砂災害警戒情報
3高齢者など避難避難準備 大雨・洪水警報
2避難方法確認
1最新情報に注意

(きしょうけいほう)
(きしょうだい)

気象庁の地方支分部局。

これらの組織の下に地方気象台、航空地方気象台、 測候所および航空測候所が存在する。

(きしょうちょう)

国土交通省の外局。 の防災関係機関の一つ。 様々な防災気象情報を国や地方公共団体等に提供する。 情報は報道機関を通して国民にも提供される。

(きろくてきたんじかんおおあめじょうほう)

数年に1度程度の短時間の大を観測したり、解析した場合に 気象庁から発表される情報。

基準値は1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、府県予報区毎に決められている。

(けいほう)

気象警報を参照。

(こうさ)

中国の黄土から偏西風にのって飛んできた日本上空で空を覆ったり、地面に降る現象。春によく発生し、中国大陸に近い西日本で顕著。

(こうすいかくりつ)

1mm以上のが降る確率のこと。

0%は「5%未満」のことをあらわすため、0%でも降ることがある。 1mm未満の場合も0%と表現される。

(こうすいりょう)

降ったがどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さ。 単位はmm。

観測には一般的に転倒ます型雨量計が用いられる。 寒冷地では温水式、溢水(いっすい)式が用いられる。 ヒーターで雪を解かしてから測定する。

(しも)

空気中の水蒸気が冷えて凍りついたもの。 秋、冬、春に発生、特に晴れた夜の翌朝に多い。 しばしば農作物に被害を与える。 木に霜が付着したものは「樹霜」と呼ばれる。

(せいこうとうてい)

日本からみて西に高気圧、東の海上に低気圧がある配置。 冬によくみられる。 北か北西の風が吹き、日本海側は、太平洋側は乾燥した晴れとなる。

高気圧からの風が日本海を通過する際に水蒸気を吸い湿った空気となり、 湿った雪を降らせる。

(そら)

sky.天と地の間の空間。 日中の空は青く見える。これは太陽光のうち紫、青色の光が空気などの粒子に当って拡散されるため。 太陽などが見える。

夜は太陽光がなくなるため黒く見える。これは宇宙に由来。 太陽は見えなくなるが、そのかわりが見えるようになる。

(つゆ)

空気中の水蒸気が冷えて水滴となったもの。 一年中発生し、特に秋の朝に多い。 晩秋に発生した露が凍ったものを「露霜」または「水霜」と呼ぶ。

(とくべつけいほう)

2013/8/30に気象庁が運用開始した気象警報

警報の発表基準をはるかに上回る大雨、大津波が予想され、 重大な災害が起こるおそれが著しく高まっている場合に発表される。

(なんぽうしんどう)

熱帯の西部太平洋と東部太平洋間の地上気圧が、 数年毎にシーソーのように変動する現象のこと。

南方振動指数はタヒチとダーウィンの地上気圧の差を指数化したもの。 貿易風の強さの目安の一つとなる。

(ひーとどーむ)

高気圧が広範囲にわたって上空を覆い、熱い空気を閉じ込めた状態のこと。 熱波の原因となる。

冬にラニーニャ現象が発生すると、その年の夏にヒートドームが起きやすいとされる。

(ふかいしすう)

気温が高いときの人の不快感をあらわす指数。 値が77になると65%の人が、85になると93%の人が不快感を感じる。

(ばいう)

中国揚子江流域沿岸から日本南部で6-7月に発生する期間的な雨。 梅雨前線が日本の南岸に停滞することにより発生する。

語源は梅の実が熟する頃に降る雨。 または露、または湿気によるカビで食べ物がついゆ(悪くなる)などから。 陰暦では5月に相当するため、五月雨とも呼ばれる。雨は6/20頃に中休みがある。 中休み後の雨はしばしば豪雨となり、土砂災害を巻き起こすことがある。

梅雨に入ったときのことを「入梅」と呼ぶ。 入梅は天文学では太陽が黄経80度を通過する日で例年6/11-12日。 ただし気象での入梅の日は毎年異なる。また地域によっても異なる。 沖縄から梅雨に入り、それから北上する。北海道の梅雨はあまりはっきりしない。

梅雨明け(出梅)は7月中旬から下旬。暦の上では、夏至のあとの庚の日にあたる。 梅雨期間の降雨量は、年降水量の20-30%に相当する。梅雨の雨量が少ない場合は渇水になる危険性がある。

梅雨の発生にはジェット気流が関与する。

(ほうしゃれいきゃく)

晴れた夜に地表から赤外線が逃げて地表が冷える現象のこと。

(みらんこびっちさいくる)

氷期間氷期の周期変動のこと。 セルビアの地球物理学者ミランコビッチが1930年に計算。

2.3万年、4.1万年、10万年の周期変動がある。

原因は地球の公転軌道のゆらぎに伴う日射量の変化。

(もうしょび)

最高気温が35度以上の日のこと。 気象庁が2007年から使用開始。

(ゆうやけ)

evening glow/sunset glow. 夕方に太陽の近くのが赤く染まる現象。 日中と比べると太陽光が通り抜ける空気の層が厚く、 紫、青色の光の多くが散乱され、黄色、赤色の光だけが到達するため、赤く見える。

(らじおぞんで)

上空の気温気圧を測るための機器。 ゾンデはドイツ語で測定端子の意味。

直径1.5mほどの水素気球に吊るして高度3万mまで上昇して測定する。 結果は電波で送られる。

毎日16箇所の気象台から1日2回(日本時間の9時と21時)上げられている。

(らにーにゃ)

エルニーニョと反対の現象のこと。 西太平洋の水温が普段より更に上がり、東太平洋の水温が下がる現象。 水温上昇により通常より台風が発生しやすくなる。

ラニーニャ現象が発生すると西太平洋熱帯域の海面水温が上昇する。

日本では夏季の太平洋高気圧が北への張り出しが強くなり、気温が高くなる傾向がある。 冬季は西高東低の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向がある。


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