太陽系唯一の恒星。
半径 | 140万km(地球の109倍) |
質量 | 地球の33万倍 |
円周は4379000km。
巨大な超高温のガス体。 組成は92%が水素、7%がヘリウム。残りは炭素、酸素、鉄。
約46億年前に太陽の近くで超新星爆発が発生、その波動により ガス星雲が集まって太陽になったと考えられている。
地球から太陽までの平均距離(1億4960万km)は1天文単位と呼ばれる。 一番接近するのが1/4頃で1億4710万km、一番遠いのは7/4頃で1億5210万km。
光球面を境に内側の本体と外側の太陽大気に分類される。表面温度は5780K。
エネルギー源は太陽中心部で起こっている水素の熱核融合反応による。 核融合反応により4個の陽子(水素1H)からヘリウム原子核4Heがつくられている。 エネルギーのほとんどはγ線になる。
途中の原子で散乱するため、中心の光が表面に届くまで約100万年かかる。 ニュートリノは散乱されずに出てくる。 太陽中心部の水素が全てヘリウムに変わるまでにはまだ50億年程度かかる。
絶対等級は4.8等。
内側(表層より)
外側(内側より)
その他
Coronal mass ejection. コロナ質量放出。 太陽コロナ中のプラズマが大量に放出される現象。
巨大なCMEが地球に到達すると時期嵐が起こり、通信衛星、GPS衛星に悪影響が起こることがある。
太陽の光っている表層の部分のことで密度が非常に小さい不透明なガスの層。 厚さは300-500kmくらい、温度は約6000K。
太陽の表面(光球)にある黒い部分。大きいものは肉眼でも確認できる。 大きさは最小は直径数10km、最大は直径10万kmを超えることがある。
太陽内部からはみだした磁力線の根元にあたる部分。 強い磁場によりガスの対流がおさえられて温度が低くなるため黒く見える。 磁場は3000ガウスを超えることがある。
毎日西に移動する。 数は約11年周期で増減する。
太陽の活動が活発なときは黒点が増え、フレアが発生する。 2008から2014年に極大期を向かえ、その後は活動が減衰していくものとみられている。
彩層の外側にある希薄な大気層、高さは太陽半径の10倍程度もある。
光球の上層にある希薄なガス層、厚さは数千〜1万km。
彩層の一部が数分の間に爆発的に輝き、その後ゆるやかに元に戻る現象。 フレアが発生すると強いX線、紫外線、電波、高速度荷電粒子が放射される。 フレアが起こると地球ではデリンジャー現象、磁気嵐、オーロラ等が発生する。
発生するX線の強度によりクラス分けされる。 最大はX。段階が一つ上がるたびに規模は約10倍強くなる。