index skip allword source recent(rd) (no rd)
dicfile-mtime:2020/04/06(Mon) 18:37:22
dicfile-size:6200byte


気象 >

(くも)

水蒸気を含んだ空気が上昇し、 断熱膨張温度を下げると凝結して対流圏に発生する。 実態はごく小さな水滴やの結晶(雲粒)の集まり、雲粒の半径は1〜50μm。

地上からの高さによる分類

上層雲極地方3〜8km 温帯地方5〜13km 熱帯地方6〜18km
中層雲極地方2〜4km 温帯地方2〜7km 熱帯地方2〜8km
下層雲地表付近〜2km

発達の仕方による分類

雲の国際的に統一した分類を十種雲形と呼ぶ。

名称 記号種類
上層雲巻雲 Ci 層状雲
巻積雲Cc 層状雲
巻層雲Cs 層状雲
中層雲高積雲Ac 層状雲
高層雲As 層状雲
乱層雲Ns 層状雲
下層雲層積雲Sc 層状雲
層雲 St 層状雲
- 積雲 Cu 対流雲
- 積乱雲Cb 対流雲

(あめ)

から地表に水滴が落ちてくること、またはその水滴そのもの。

暖かい雨

冷たい雨

(あられ)

の雲粒がついたもの。 直径は約2-5mm。 5mm以上のものはと呼ばれる。

(かみなり)

にたまった電気が地上に放電される現象。積乱雲の成熟期に発生する。 雷鳴は空気中を流れるときの衝撃音。 メカニズムについてはまだ不明な点が多い。

雲の中で小さい粒と大きい氷粒が衝突すると小さい氷はプラス、大きい氷はマイナスの静電気を帯びる。 大きな氷は落下して雲の下方へ集まる。

電圧は数千万から2億ボルト。 電流は数万から数十万アンペア。

雲の中であられと氷晶が衝突すると電荷が分離すると考えられている。 湿った空気が激しく上昇し、温度の低い層に達するとあられ、氷晶が多量に発生する。

電荷が分離し雲の上方にプラス電荷、下方にマイナス電荷がたまると雷雲となる。 マイナス電荷が地表のプラス電荷に落ちると落雷が発生する。

内陸部では夏、日本海側では冬に多く発生する。

熱雷
真夏の日射により地表面の空気が熱せられ上昇気流となって発生する。

界雷
大気の冷気団と暖気団が接触する境界線で発生する。

渦雷
低気圧、台風の中心等上昇気流の活発なところで発生する。

雷撃

(きり)

地表の空気中に小さな水滴が無数に漂う状態で1km以上先が見えないもの。 層雲の一種。

冷たくなった地表が空気を冷やすことにより発生する。 朝や夜に発生しやすく、太陽が昇ると蒸発して消える。

(きりさめ)

雨粒の大きさが2.5mm未満ののこと。

(くもり)

目分量で空の9割以上にが広がっている状態。

薄曇雲が上層雲の場合
上記以外

(けんうん)

Ci.筋雲とも。

上層雲で繊維状に散らばっている。 高さ5-13kmの位置にある氷晶の集まり。

(けんせきうん)

上層雲の一つ。Cc。うろこ雲、さば雲、いわし雲とも。 高さ5-13km。氷晶で構成。陰影はなく一般的に白色。

(こうせきうん)

Ac. 中層雲。ひつじ雲、まだら雲とも。 小さい雲の塊が斑状、帯状になっている。

主に水滴で構成。 高さは2-7km。

(せきうん)

下層に発生する雲。背の高い積雲は雄大積雲と呼ばれる。

(せきらんうん)

積雲、雄大積雲が発達した雲でを伴うを降らせる。 下層から上層にまたがってできる。

雲頂は対流圏界面にまで到達し、平たくなる(かなとこ雲と呼ばれる)。 上昇気流が激しい場合は界面を突き抜けることがある(オーバーシュート)。

(そううん)

下層にできる雲。 地上に接してできることがあり、この場合はと呼ばれる。 霧や飽和する直前の空気の層が弱い上昇気流で上空にもちあがってできる。 霧雨をもたらす。

(だうんばーすと)

積乱雲から吹き降ろす下降気流が地表に衝突して水平に吹き出す 激しい突風のこと。

(てんき)

weather.

(にじ)

上がりの空にあらわれる七色の円弧状の帯。 空気中に浮かんだ水滴に斜めから太陽光がさしこんだときにあらわれる。 水滴がプリズムとなって光が七色に分解される。太陽を背とした空にあらわれる。 通常の虹は内側が紫色で、外側は赤色となる。

(はれ)

晴天、日和。 空にが少なく、が降っていない状態。

全く雲がないか目分量で雲が空全体の1割程度の状態は快晴、 2から8割のものが晴と呼ばれる。

(ひょう)

発達した積乱雲にともない発生する氷の粒。 直径は5mm以上。

(みぞれ)

あられが地上に降る際に溶け、 が混じった状態のもの。 観測分類上は雪に含められる。

(もや)

地表の空気中に小さな水滴が無数に漂う状態で以外のもの。

(ゆうだち)

晴れた夏の日の午後に降る激しいにわか雨。 強い日差しで発生した積乱雲が降らせる。 ひょうあられを伴うことが多い。

(ゆき)

snow. の中でつくられる結晶。 六角形や柱状のかたちをしている。

雲の中で-20度以下になると雲粒のの結晶に 水蒸気が凍りついて雪となる。

(らんそううん)

中層雲の一つ。Ns。雨雲、雷雲とも。 本格的なをもたらす。

氷晶、水滴、雪片で構成。色は暗灰色。

低気圧の中心息に存在、高層雲が厚く低くなってできる。 上層、下層に及ぶことが多い。


Generated by ldiary3.00beta t2h3_method 2008/09/28
Powerd by Ruby Ver 1.8.1