鉄道車両


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鉄道車両

(てつどうしゃりょう)

構造

(あたっくかく)

曲線通過時に車輪軸の向きと輪軸進行方向の向きに生じる角度のこと。

(おりづま)

列車前面、後面の形状の一種。妻面に折り目があるもの。

折り目がない平らなものは切妻と呼ばれる。

(じどうれんけつき)

連結器同士を押し当てるだけで自動で連結する連結器。 ナックルにより連結される。

主に機関車、貨車に使われる。上作用式と下作用式がある。

構造が簡単だが隙間があるため衝撃が多い。 ただし長大編成の貨物では全荷重がいちどに機関車にかからない利点がある。

日本では初期はねじ式連結器が使われていたが、 1925/7/17に本州で全車両の連結器が一斉に取り替えられ、全車両が自動連結器になった。 九州では7/20におこなわれた。 車両台数は約5万両。

北海道は初期から自動連結器が採用されていたため対象外。 四国では実施は遅れた。

連結器には隙間があるため、長大な貨物列車の場合は全列車の荷重が一度にかからない利点がある。 欠点としては衝撃が発生しやすい。

密着連結器
連結器が密着する構造。密着するため衝撃がない。 空気管も同時に連結する。電気系統も自動連結するタイプもある。

密着式自動連結器
自動連結器を密着できるようにしたもの。衝撃がない。 従来の自動連結器とも連結可能。

(しゃりん)

レールに接する円盤状の部品。 外周にはフランジと呼ばれるつばがある。

内側の輪心、外側のタイヤで構成。 近年は一体化されている場合もある。

1910年に客貨両用で基本車輪車軸が制定された。

(そくどはつでんき)

車両の速度測定用機器の一つ。車軸に取り付けられる。 車軸の回転に比例した電圧が出るため、電圧と車輪径から速度を算出する。 車輪径の変化、車輪の滑走、空転で誤差が生じる。

(つりぴん)

減速機を支えるピンのこと。

(どうりん)

機関車、電車等で動力と連結され、駆動力を出せる車輪のこと。

(にじくしゃ)

2本の車軸、4本の車輪による鉄道車両。 日本の鉄道開業時から使われていた。

高速走行時の安定性に難がある。

一部の貨車には二軸車がみられる。

国鉄での最高速度は初期は65km/h、のちに75km/h。

(ますこん)

主幹制御器。鉄道車両を制御するための装置。 ワンハンドルが主流。

ワンハンドルは日本では奥に倒すとブレーキ、手前に倒すと加速となる。 日本以外では逆となる。

(まるちぷるたいだんぱー)

線路の道床バラストを連続して突き固める機能をもった大型保守機械。

(らっせるしゃ)

線路上の除雪作業を行う鉄道車両。 ラッセルは発明者の名前に由来する。 くさび形の除雪板(スノープラウ)で雪を線路の左右にはね飛ばす。 単線用と複線用があり、複線用は片側にだけはね飛ばす。

日本では1911年にアメリカから輸入したラッセル車を 北海道で使用したのが始まり。

(れんけつき)

鉄道車両同士を連結する装置。

緩衝器の緩衝素材は日本ではゴム流体が採用される。

1925/7/17に本州で連結器がねじ式から自動連結器に一斉交換された。

密着連結器
連結面が密着する連結器

自動連結器にみられる衝撃がおきないほか、空気管も同時に連結できる。

密着式自動連結器
自動連結器を密着できるようにしたもの。 従来の自動連結器との連結も可能。


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