線路


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線路

(せんろ)

列車を走らせるためにレールを敷設した道。

停車場、信号保安設備、通信設備も含む。

日本で最初に交流電化されたのは仙山線の一部区間。

ドイツや北欧では単相15000ボルト、16 2/3Hz(16.7Hz)で交流電化されている。

A

Centralized Traffic Control. 列車集中制御装置。

1927年にアメリカのニューヨークセントラル鉄道で始めて導入。 日本では1954年に名古屋鉄道小牧線、京浜急行久里浜線で導入されたのが最初とされる。

(あんぜんそくせん)

分岐器の一種。 等で列車がオーバーランした場合に本線に進入させず分岐させ、 脱線により強制的に停車させる装置。

信号と連動して動作する。信号が青になると正しい方向に向く。

(いんぴーだんすぼんど)

電化区間のレールに流れる軌道回路電流と電車電流のうち、 軌道回路電流を遮断するための機器。 閉塞区間末端の絶縁箇所に設置される。

(かんと)

レールのカーブ部分で遠心力の影響を少なくするため 外側のレールに高低差を設けること。 曲線半径、列車速度、軌間により計算される。

(かんわきょくせん)

トラクションカーブ。 鉄道車両が直線路から曲線路に入る際のショックを避けるための線路曲線。

(きかん)

左右レールの頭部内面間の最短距離のこと。 日本ではレール上面から14mm以内の頭部の最短距離を軌間としている。

軌間(mm)
1435標準軌新幹線
1372
1067狭軌JR在来線
762

(けんちくげんかい)

地上にある建築物が入ってはいけないという限界のこと。 車両限界から幅方向に400mmの余裕がある。 のホームは例外として近接が許される。

曲線部は車両の中央部が張り出すため曲線半径に応じて拡大されている。

上記計算式は車体長18.6mの場合。

(すらっく)

レール曲線部分での間隔を広げた量のこと。 車輪のフランジのひっかかりを防ぐためにもうけられる。

(どうしょう)

軌道のうち、枕木が受ける車両の荷重を路盤上に分散させるための部分。 バラストを敷き詰めるか、コンクリートによりつくられる。

(ばらすと)

バラスト軌道で道床に敷き詰められる砕石のこと。 車両の荷重を支える。

岩石を砕いてつくられる。安山岩、玄武岩がつかわれる。 大きさは20-60mm。 厚さは新幹線で30cm、在来線幹線で25cm、支線で20cm。

元は白っぽい色だが鉄粉の汚れにより時間が経つと茶色になる。

(ふみきり)

道路と線路が交差する場所。 2種は全て廃止されている。

(ふみきりししょうほうちそうち)

踏切上で自動車が故障、脱輪した場合に押し、 接近する列車を緊急停止させる機器。

(ぶんきき)

レールの一線から他線へ列車を転線させるための装置。

番数は分岐器の角度をあらわす。

構造

(まくらぎ)

レールの下に敷かれる台木。 材料はかプレストレストコンクリート

(らだーきどう)

バラスト・ラダー軌道
ラダー枕木をもちいたもの。 2本のコンクリート縦梁の上にレールが敷かれる。 荷重が分散されるためバラストの劣化が遅い。

フローティング・ラダー軌道
コンクリート路盤で用いられる。 ラダー枕木の下に防振装置が設けられる。

(れーる)

軌道枕木の上に敷かれる鉄製の棒状の部材。列車がこの上を走る。 高温になると膨張するため、25m毎に約10mmの隙間が設けられる。 列車走行時のガタンゴトン音はこの隙間によるもの。 ただしこの隙間がないロングレールも存在する。

炭素量は0.5-0.75%。

上部は強度を高めるため焼入れ、焼きなまし、高周波熱処理がおこなわれる。

定尺は30kgレールで20m、それ以外は25mが一般的。 現場溶接により1km以上のレールとなる。

種類(重さは1mの場合)

電車の場合は変電所への帰線電流が流れる。 また制御信号の電流も流れるが20V程度のため感電はしない。

電化区間のレールは帰線電流と信号電流が流れる。

軌道回路
直流電化交流(50Hz 60Hz)
交流電化直流

初期のレールは平らだったが改良を経た結果、現在は平底型が一般的。

(れっしゃむせん)

CタイプはA,Bタイプが導入されていない路線で使用される。 周波数は415MHz付近。


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