流体が吹き出る開口部のこと。 流体がオリフィスを通過すると噴流になり、流速があがり、圧力が下がる。 圧力差を測定すると流量を算出できる。
柱状の物体を流体中で動かすとできる、左右両側から交互に反対向きの渦。 発見者はフランスのベナール、解明はアメリカのカルマン。
流速の増加や渦の発生により液体の圧力が低下して気泡が発生する現象。
流水の中に低圧部、真空部ができるとそこに水中に溶けていた空気が遊離して泡となる。 また水蒸気ができて水流とともに流れ去ろうとする。 これが圧力の高いところに達すると瞬間的に押しつぶされて周囲の水が衝撃を発生する。
管に充満させた液体を液面よりも高い点を経由させて液面よりも低い点へ移動させる方法。 初めに液体を上げるときにエネルギーを与えればあとは液体の移動が連続する。
逆サイフォン作用は原理はサイフォンとは異なる。 他からエネルギーを与えなくても液体が移動する。
水車の水圧管やケーシングで急激な負荷の変化があると水の流れの慣性により 水圧が異常に高くまたは低くなる現象。
地下水や温泉をくみあげるために使用する。 ポンプの水頭は揚程と呼ぶ。
モーターとポンプが一体型になっている。 モーター回転軸に数段の圧縮用羽根車を取り付け、 液体の圧力を高めて高い吐き出し揚程をつくる。
ヘッド。流体のエネルギーを水柱の高さに換算してあらわしたもの。 単位はメートル。
static pressure. ゴム風船等が膨らんでいるとき、この風船の内部から周囲を押しつける力。 空気の静止時にも生じている圧力。
静かで流線の整った流れのこと。
dynamic pressure. 速度圧とも。風の速度により生じる圧力のこと。
流体がもつ粘っこさの度合のこと。 粘性を数値化したものを粘度(粘性係数)と呼ぶ。 抵抗力は粘度に比例する。
単位落差1mで単位出力1kWを発生するときの 水車の1分間の回転数のこと。 比速度の小さい水車は高落差、大きい水車は低落差に向く。
流体の速度が増加すると圧力が下がることに関する定理。 1738年にスイスのベルヌーイが発見。
高温高圧の液体管路を気泡がふさぐ現象のこと。 局所的な加熱により発生する。
羽根(ベーン)の間に吸入した液体を吸込側から吐出側へ送る方式のポンプ。 油圧ポンプに使われる。
カムリング内は偏心している。ロータには反射状に溝が成型されており、その中で羽根が動くようになっている。
ローターの回転により遠心力で流体を輸送する。 羽根は流体をかきだす作用がある。
電気等の外部動力により液体に連続してエネルギーを与える機械。 低い場所にある液体を高い場所に上げる、液体の圧力を高めるのに使用される。
真空ポンプ等気体を扱うものもポンプと呼ぶ場合がある。
ポンプが水等の流体をくみ揚げることができる高さのこと。
流線が乱れた流れのこと。
層流と乱流の状態を数値化したもの。 レイノルズ数が大きくなると乱流になる。
層流から乱流にうつる際のレイノルズ数を臨界レイノルズ数と呼ぶ。 層流と乱流が混在する域を遷移域と呼ぶ。