動物の分類 > 新口動物
後口動物。 原口が肛門になる動物。 口は反対側の外胚葉が陥入してつくられる。
両生類の動物。 卵からかえると手足のない幼生になる。頭の両脇に外えらがある。 成長すると手足が生え、逆に外えらはなくなる。
アカハライモリは本州、四国、九州に生息。 皮膚から毒(テトロドトキシン)を分泌する。
棘皮動物に属する。 幼生はエキノプルテウス。 主な産地は北海道。
かたちは五放射相称または左右相称。 口は接地側中央にある。肛門は反対側の中央にあるが、左右相称の種では後端にある。 雌雄異体。
食用にされる種は数種。
通常食用にされる部位は精巣、卵巣にあたる。
両生綱無尾目。両生類で最も繁栄する動物。
水辺の近くで生活する。呼吸は皮膚呼吸が中心。 変温動物のため、冬は土の中で冬眠する。
受精は体外受精。 卵は孵化するとオタマジャクシになる。 オタマジャクシは水の中で生活する。成長するにつれて足、手、尾がはえてくる。
北海道でみられるのは三種類。
後口動物の一種。 化石では23グループが発見されているが現存するのは6グループのみ。 ウミユリ、ウミシダ、クモヒトデ、ヒトデ、ウニ、ナマコ等。
幼生は左右相称、成体は放射相称になる。 ウミユリ以外の動物は移動可能。
石灰化した内板系をもつ。ほとんどの棘皮動物で内骨格となっている。 また水管系をもち、管の一部は管足として体外に飛び出している。 管足のかたちは生物により異なる。
動物の一門。脊索動物の一種。
新口動物を参照。
原索動物、脊椎動物の背側にみられる中空の支持棒構造。
脊椎動物の場合、脊索は成長につれ脊椎骨の一部に変わる。
ほとんどの尾索動物は成長過程で脊索はなくなる。
脊索をもつ動物。成体は多様。
脊索動物の一種。脊柱(脊椎)のある動物。 海洋性、淡水性、陸生、飛行性と多岐にわたる。
爬虫類、哺乳類のこめかみ部にある孔のこと。 顎を動かす筋肉を収納する。
カメには存在せず、無弓類と呼ばれる。
単弓類は側頭窓が1つある。哺乳類が該当。
双弓類は2つある。
バルト海と北海の海底で発見された動物。
体長4cm以下、細長く扁平。 口、消化腔はあるが、肛門はない。 中枢神経、目、生殖器官もない。
発見時は扁形動物渦虫類として考えられていたが、 DNA解析により新口動物であることが判明した。
2006年に珍渦虫動物門が設けられた。
動物が冬に対処するため大幅に生命活動を抑制し、長期間の休眠に入ること。 両生類、爬虫類、昆虫、哺乳類(1割ほど)がおこなう。
小型哺乳類は体表面積の割合が大きく寒さに弱いため、冬眠する動物が多い。
クマは大型だが例外で冬眠する。他の動物と比べると睡眠状態が浅いため、 冬ごもりとも呼ばれる。
棘皮動物の一種。 世界に1500種存在、日本では180種がみられる。
岩、砂の上に生息。
一部の種は毒をもつ。
原索動物の一種。 日本では相模湾から九州沿岸に生息する。
ギボシムシ、フサカツギ等。 吻、襟(口がある)、胴で構成される生物。海産。
ギボシムシはミミズに似た生物で海底の泥、砂にもぐりこんでいる。
アサカツギは吻からの分泌物で作られた管の中に潜む。 管は海底に埋まっている。単独で生息するもの、コロニーを形成するものがいる。
棘皮動物。
星状で5本の腕をもつものが多い。8腕以上の種もいる。 口は腹側の中央にある。肛門は背側にあるがない種もある。
肉食性で腕で貝を開き捕食する。 胃は裏返して口から出し、餌を包み込んで消化する。 再生能力が強く、腕1本から全体を再生できる。
種によっては切断された腕から新たな個体が再生する。
キヒトデ
九州以北の沿岸に生息。
雌雄異体。
受精卵からピピンナリア幼生、プラキオラリア幼生、稚ヒトデを経て成体になる。
腕が切断されても時間が経つと再生する。
棘皮動物のウニ類、クモヒトデ類の幼生。
原索動物。尾索類ホヤ目。 雌雄同体。
成体は石、海藻、船底、貝殻等に固着して生活する。
マボヤ、アカボヤは食用にされる。
ヤムシ類からなる動物。 多くはプランクトンとして知られる。 分子系統解析では旧口動物に近い。
水を節約する器官を進化させた生物。 羊膜卵が名前の由来。 石炭紀に哺乳類と爬虫類に二分された。
脊椎動物の一種。変温性。最初の四肢動物。
陸上で生活可能だが乾燥した状態では皮膚から水分が失われるため湿った環境で生息する。
ほとんどの種は卵と幼生時代を水中で過ごし、変態して成体になると陸上生活を行う。 一生水中または陸中で過ごす両生類も一部存在する。
成体は四肢をもつ。
ほとんどの種は水中では皮膚呼吸、陸上では肺呼吸。 変態するまではエラ呼吸。
肺の発達が悪いため皮膚呼吸の依存度が高く、皮膚は丈夫ではない。 天敵を遠ざけるため、天敵が嫌う物質や毒を含んだ粘液で身体を覆っている。