生殖


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生殖

(せいしょく)

生物が自分と同じ特徴を持つ新しい個体、 または自分と同じ種類の新しい個体をつくるはたらき。

英数

Llow dose estrogen progestin. 月経痛、PMS等の治療薬。 原理はピルと同じ。

Non-invasive prenatal genetic testing。 新型出生前診断。

母親の血液中にある胎児のDNAを解析、染色体の病気、異変を調べることができるスクリーニング検査。

(げっけい)

生理、アンネ。 子宮内膜が出血をともないはがれ落ちて外部に排出する現象。 受精がない場合に周期的に発生する。 ヒトの場合はほぼ28日周期で発生、2〜7日続くが、個人差がある。 月経が始まるのは10代前半くらいからで、50代前半で閉経する。

時期が来ると視床下部の命令により脳下垂体から卵胞刺激ホルモンが分泌され、 卵胞が発育、子宮内膜が増殖する。 その後脳下垂体は黄体化ホルモンを分泌、これにより卵胞から卵が排出され、排卵となる。

卵胞から卵子が排卵されると黄体ホルモンの働きで卵胞が黄体に変化しプロゲステロンの分泌を開始、子宮内膜が厚く発達し、受精を迎える準備をする。 排卵から10日経つと黄体ホルモンが減少し内膜が減退、最終的には破壊され、 体外に膣を通して壊死した組織と血液を排出する(月経血)。黄体は消失する。

1回の月経では50-250ccの月経血を排出する。 2-3日目が量のピークでその後じわじわと減少する。 月経血は血液凝固因子フィブリンが子宮内膜により溶解されているため、固まらない。

月経前および最中は女性ホルモンの減少により、更年期に近い様々な軽い体調不良が発生する。 を失うため貧血になることもある。

(げっけいこんなんしょう)

生理痛が非常に強くなる病態。

若い女性に多く見られる。

治療は低用量ピル(LEP)、黄体ホルモン製剤、偽閉経療法等。

(こうねんき)

閉経をはさんだ前後5年間の時期、またはその時期にあらわれる下記症状のこと。 このうち生活に支障をきたすものは更年期障害と呼ばれる。

(こうねんきしょうがい)

女性閉経により女性ホルモンのエストロゲンが減少して生じる各種症状。 神経系の機能障害、自律神経失調などにより、多くの症状があらわれる。 老化に対するノイローゼで症状を悪化させることもある。 治療はホルモン療法、心理療法、投薬など。

男性にも存在し、こちらは男性ホルモンテストステロンの減少により発生する。 症状は女性とおおむね同じだが、男性は女性の閉経に相当するものがないため、 自覚なしに進行する事が多い。喫煙は症状を悪化させる。

(こうび)

交接とも。体内受精をおこなう生物で、オスの精子をメスの体内に送り込むための行動。

(さいたい)

へその尾。母体と胎児を結ぶ器官。 胎盤とつながり、臍動脈2本と臍静脈1本が通る。

出産直後に切断される。切断した残りは約1週間で乾いて落ちる。 この跡がへそとなる。

(しんしちん)

胎盤の合胞体性栄養膜の形成の際に重要なタンパク質。

ウイルスに由来する遺伝子からつくられる。

(せいえき)

男性尿道から射出される液体。 精漿、精子で構成。

精漿
乳白色の液。アルカリ性。 射精直後は前立腺分泌液と精嚢分泌液が混在、時間が経つと均一になる。

(せいり)

月経を参照。

(たいじ)

妊娠8週以降から分娩までの状態の子供。 受精卵からヒトの形となる。

身長(約cm)体重(約g)
8週 3
11週 8 20
30週 401500

30週で子宮外に出ても生育可能となる生育可能児になる。 通常37-42週で出産する。

(たいばん)

哺乳類の女性の妊娠時に存在する器官。 臍帯により胎児の腹部とつながる。

母親と胎児の間の栄養とガス交換のほか、 ホルモンの産生、胎児を母親の免疫機構の攻撃から守る役割も果たす。

胎盤の酸素交換の能率はに比べると低い。

胎盤には合胞体性栄養膜があり、この膜はリンパ球等を通さない特徴をもつ。

合胞体性栄養膜の形成にはシンシチンというタンパク質が重要。

(ちゅうぜつ)

人工妊娠中絶。胎児を子宮内から取り出す処置。 日本では妊娠22週以後の中絶は法律で禁止されている。 数値の根拠は22週を過ぎて体外に出た場合は、胎児は生きることができる可能性があるためとされる。 妊娠12週を超えて中絶した場合、胎児は死産扱いとなる。

手術は12週を境に2とおりがある。ともに全身麻酔。 12週までは器具を使って胎児を取り出すが、10-12週の場合は胎児が大きくなっているため子宮口を広げる器具を使用する。 12週以後は子宮口を広げる器具や陣痛を起こす薬を併用して行う。 この場合は手術に時間を要し、母体に負担がかかる。

(にんしん)

女性が体内に受精卵または胎児を持つ状態。 受精から出産までは約266日(約10ヶ月)かかる。

(はいらん)

思春期以降、卵子が一定周期で卵巣から飛び出す現象。 閉経に至るまで繰り返される。

(はすい)

妊娠中に羊水が羊膜を飛び出す現象。 破水した場合は胎児への細菌の感染を防ぐため、すみやかに分娩を開始する必要がある。

(ひにん)

性交時に妊娠を防ぐための手段のこと。

(ひにんぐ)

避妊に用いる道具。

IUD
子宮内避妊具。女性の子宮内に入れる器具。 子宮に軽い炎症を起こし、受精卵の着床を防ぐ。2-3年毎に交換する。 人によっては腹痛、出血が起こることがある。失敗率は2-5%。

(ぴる)

OC. 低用量ピル。 卵胞ホルモンと黄体ホルモンの合剤。 避妊に使われる。

第1から第4世代があり、一般的には第3世代が使われる。

中用量ピル
月経日を遅らせるのに使われる。

アフターピル
無防備な性行為があった場合に使われる。 性行為から72時間以内に服用する必要がある。

(ぶんべん)

胎児とその付属物が産道を通って母体外に排出される現象。 妊娠37-42週の分娩が標準(正期産)。

(へいけい)

月経が終了すること。日本人の場合は50歳前後で閉経する。 1年間月経がなかった場合に閉経とみなす。 閉経が近づくと周期が乱れたり、無排卵月経が増えたりする。

(へそ)

腹部にあるくぼみ。臍帯の跡。

(むせいせいしょく)

雌雄が不要で1個体の親から新しい個体が作り出される。 基本的には親と同じ遺伝子をもつ子が誕生するが、 突然変異により性質の異なる個体が生まれることもある。

(ゆうせいせいしょく)

雌雄が必要で2個体の親から新しい個体が作り出される。 子の遺伝子は親とは異なる。 配偶子をつくる際に減数分裂がおこなわれる。

(ようすい)

羊膜腔を満たすpH8-9の液体。妊娠7ヶ月で最大の700mlとなる。 振動吸収、胎児と羊膜の癒着の防止、胎児に運動空間を与える、 分娩時の産道洗浄等の役割を果たす。

(りゅうざん)

妊娠22週未満で胎児が外に出た場合。 胎児は身体の発達が完全ではなく、多くが亡くなる。 原因の約30%は胎児の染色体異常によるものとされる。


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