昆虫


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動物の分類 節足動物 > 昆虫

昆虫

(こんちゅう)

※改修中

昆虫類。 節足動物の六脚類に属する。動物の中で最も種類が多いグループで 生物180万種のうち100万種が昆虫。 身体の表面はクチクラで覆われているため乾燥に強いが、成長するたびに脱皮する必要がある。

(有翅類旧翅節)

(有翅類新翅節) 翅の収納が可能

(あぶらむし)

アブラムシ科の昆虫の総称。

植物に寄生し、吻を差し込んで液を吸う。作物に害を与えることがある。

排泄物は甘露と呼ばれる。アリは甘露を好む性質があり、共生関係になることが多い。

(あり)

ハチ目アリ科の総称。

現生の種は全て社会生活を営む。 女王アリ、働きアリ(不妊の雌)、雄アリで構成。 女王アリ、働きアリは受精から発生、雄アリは未受精卵から単為発生。

コロニーの創設は交尾した女王アリによりおこなわれる。雄アリは交尾後死ぬ。 女王アリは産卵後飛翔筋の栄養を使い、最初の働きアリを育てる。 働きアリが餌集めや卵や幼虫の世話を開始すると女王アリは産卵に専念する。

(か)

蚊。カ科の総称。

幼虫は水生でボウフラと呼ばれる。

吸血のためにヒトを刺すのはイエカとハマダラカの雌。 血液を栄養源としての卵黄を形成する。

感染症を媒介する種も多い。

(が)

鱗翅類の昆虫のうち、チョウ類を除いたものの総称。 一般的に夜行性だが、昼行性の種もいる。

(かいこ)

カイコガの幼虫。 クワのを食べ、4回脱皮、繭をつくってさなぎになる。 繭からは生糸がとれる。

カイコガはの一種。翅があるが飛ぶことはできない。 寿命は一週間ほど。

実験用の動物としても重用される。

皇居では歴代皇后が養蚕をおこなっている。

(かげろう)

カゲロウ目の総称。

幼虫は水生で渓流の小石の下に多い。 成虫は摂食せず、寿命は1-2日。

不完全変態だが独特の前変態を行い、亜成体の段階がある。

(かまきり)

カマキリ科の昆虫。 前脚は鎌状になっている。 昆虫のほか、カエルトカゲも食べる。

熱帯に多く生息する。北海道では南部でみられる。

(きりぎりす)

直翅目キリギリス科の昆虫。 日本特産種。

北海道にはキリギリスはおらず、 かわりに翅の長いハネナガキリギリスが生息する。

コオロギに近縁。植物上で生活し、体形は縦に平たい。 色は緑か褐色。

(けむし)

チョウの幼虫のこと。 身体に毛をもつ。一部は毒を保有している。

(こおろぎ)

コオロギ科の昆虫の総称。

(すずめばち)

スズメバチ科のハチ

巣を単位とした集団生活をする。 女王蜂と働き蜂に分かれる。

巣は1年で捨てられる。 新女王蜂のみが越冬場所に移動して越冬する。

攻撃性が強い。 ミツバチと違い毒針にかえしがないため、何回でも刺すことができる。

餌は幼虫が分泌する液で、糖分、タンパク質が多く含まれる。 樹木の液、花蜜を食べることもある。

(せみ)

セミ上科の総称。

樹液を吸う。幼虫は地下で吸う。 幼虫時代は種により3-17年。不完全変態

成虫の寿命は1ヶ月。雄は腹部に鳴器をもつ。

(ちょう)

鱗翅類。

昼行性で翅の色が美しいものが多い。 幼虫はイモムシアオムシケムシ等と呼ばれる。

花の蜜、樹液、果物を食する。

アゲハ、モンシロチョウは春になると飛び始め、秋に姿を消す。冬の蛹は休眠する。

同じ種のチョウでも季節により大きさ、色彩は変わる。

アゲハ、ベニシジミは1年に3世代、モンシロチョウは5世代が経過する。

チョウが飛ぶルートは蝶道と呼ばれる。アゲハの仲間にみられ、ほとんど同じルートを飛ぶ。 ルートは時間帯により変化するが、毎日同じ時間に同じ場所を飛ぶ。

幼虫は特定の植物の葉を食べる。 種により決まっている。

母蝶は食べられる植物を探し当てて産卵する。 対応する植物特有の物質により産卵が促され、この物質は産卵刺激物質と呼ばれる。 モンシロチョウの場合はカラシ油配糖体が物質となる。

(てんとうむし)

テントウムシ科の昆虫。ナミテントウとも。 日本各地にみられる。

多数は虫食でアブラムシを捕食する益虫とされる。 一部植物を加害する種もある。

(とこじらみ)

南京虫とも。カメムシの一種。 体長5-8mm。

家の隙間にもぐりこみ、就寝時間帯にヒトの血を吸う。 吸血しなくとも1年以上生きることができる。

吸血されると激しいかゆみ、発赤が起こる。

防除は掃除機で吸う、熱湯洗濯等。

(とんぼ)

トンボ目。不完全変態熱帯に多いが、温帯でもみられる。

は複眼。胸部に翅が2対、脚が3対ある。 昆虫を食する。水中に産卵し、幼虫は水生でヤゴと呼ばれる。 10回脱皮し成虫となる。

肉食で昆虫を食する。

昼行性。

均翅亜目
4枚の羽はほぼ同じ形。 羽をたたんでとまる種が多い。

不均翅亜目
羽のかたちは前後で異なる。 羽はほとんどの種が広げてとまる。

ふ化は産卵から10から100日。 卵のまま冬を越す種は長い。

冬は卵のまま越す、幼虫、成虫の3種がある。

(のみ)

ノミ目の昆虫。 哺乳類類に寄生して吸血する。 感染症を媒介する場合もある。

(はえ)

ハエ亜目ハエ下目の総称。

イエバエ、ニクバエ類は衛生害虫で細菌ウイルス、寄生虫卵を媒介する。

寿命はイエバエで約一ヶ月。

産卵から1-3日で幼虫となる。 それから4-10日でサナギになり、その後4-11日で成虫となる。

成虫になってから4-5日で産卵を開始する。 産卵数は1回で50-150個。

(はち)

膜翅(まくし)目のうちアリ以外のもの。

前ばねと後ろばねの四翅をもつ。 完全変態をする。社会生活を営む種もいる。

(ばった)

バッタ亜目の総称。

触覚が短く草食性。複眼の間に3個の単眼がある。 土中に産卵され、幼虫は不完全変態して成虫になる。

トノサマバッタ類は群れをつくり移動するため 草や農作物の被害が大きい。

トビバッタ類は生息密度に応じて相変異を示す。 トノサマバッタは低い生息密度のときは緑色等で孤独相と呼ばれる。

大発生したしたものは群生相と呼ばれ、体色が変わる。

(ひあり)

ハチ目アリ科。 南アメリカ中部に生息するアリ。 特定外来生物に指定。 日本では2017/6に初めて確認された。

刺されると強い痛みを生じるのが名前の由来。 アルカロイド系の毒をもち、 体質によってはアナフィラキーショックの危険がある。

アメリカでは農作物への被害が多く報告されている。 動物に危害を加えることもある。

(へんたい)

ある脱皮の前後で形態が変化すること。

(みつばち)

ミツバチ科のハチ

巣は女王蜂、雄蜂、働き蜂で構成。 巣は数年間使われる。

花粉、蜂蜜を食べる。 女王蜂とその候補はローヤルゼリーを食べる。

女王蜂は成長すると産卵のみをおこなう。 寿命は2-3年。

雄蜂は春のみ生まれる。交尾後死ぬ。針は持たない。

働き蜂は雌だが生殖能力はない。ろうを分泌して巣をつくるほか、 身体に密生する毛で花粉、蜜を集める。 寿命は約1ヶ月。冬季は約半年。

おだやかな性質で激しく刺激しない限り人を刺すことは少ない。

刺されると針が蜂の身体から抜け、その蜂は死んでしまう。

女王蜂以外も越冬が可能。 寒い時期は攻撃性が強くなる。

(みのむし)

ミノガと呼ばれるの幼虫。

オスは初夏に成虫になる。メスはミノムシのまま一生を過ごす。

日本には北海道以外の地域に約50種生息。

(やご)

トンボの幼虫のこと。

(やんま)

トンボ目ヤンマ科およびオニヤンマ科の総称。 体長は60mm以上。

(ゆきむし)

正式名称はトドノネオオワタムシ、またはケヤキフシアブラムシ。 アブラムシの一種。

(ゆすりか)

双翅目ユスリカ科の昆虫の総称。 成虫は蚊に似ているが、吸血はしない。

幼虫は水生、赤色の呼吸色素をもつ種が多く、赤虫と呼ばれる。

成虫の寿命は一週間程度。蚊柱をつくってメスを誘う。


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