環境


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環境

(かんきょう)

英数

Conference of Parties.

パリ協定の親条約「国連気候変動枠組み条約」の締約国が毎年集まって開く会議のこと。 COPのあとにつく数字は回数。 1997のCOP3では京都議定書が採択された。

The Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals. 化学品の分類および表示に関する世界調和システム。

2003/7に国連勧告として採択。

化学品の危険性有害性を世界統一基準で分類したもの。 絵表示等により表示され、結果はラベル、SDSに反映される。

日本ではJISの下記規格が存在する。

Global Warming Potential. 地球温暖化係数

温室効果ガスにどれだけ温暖化する能力があるかを表した数値。 二酸化炭素を基準とする。

国際自然保護連合。 1948年設立、国際的な自然保護ネットワーク。

本部はスイス・グラン。

IUCNの種の保存委員会(Species Survival Commission:SSC)は 毎年「絶滅の恐れのある生物リスト(レッドリスト)」を作成している。

日本は1995年に国家会員として加盟。

(いたいいたいびょう)

公害病の一つ。 富山県神通川流域で発生し、1968年に公害病指定。

病気自体は江戸時代から存在したとされる。

腎臓の障害によりが非常にもろくなり、軽い力でも骨折する。

原因は慢性カドミウム中毒。 神通川上流にある神岡鉱山から流出したカドミウム鉱石による。

(おふろーどほう)

「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」の通称。 2006年施行。 公道を走行しない建設機械、産業機械、農業機械等が対象。

(こうがい)

事業活動その他の人の活動によって生じる環境汚染により 人の健康または生活環境に係る被害が生じること。 環境基本法で定義されている。

典型七公害

下記の四つの公害による裁判は「四大公害裁判」と呼ばれる 全て原告側の勝訴で終わっている。

イタイイタイ病
水俣病
四日市ぜんそく
新潟水俣病

(ごみ)

生活に伴い発生する不要物。

燃えるごみ
自治体の焼却施設で燃やして処理する。一般廃棄物の約74%が該当する。

燃えないごみ
破砕機で砕いたあと最終処分場で処分される。 区分は自治体により異なる。

資源ごみ
再利用されるごみ。 紙、ガラス、プラスチック、金属、布等。

(さんぎょうはいきぶつ)

事業活動により発生する廃棄物。 20種類に分類される。

あらゆる事業活動に伴うもの

1管理型燃え殻
2管理型汚泥
3埋立禁止廃油
4埋立禁止廃酸
5埋立禁止廃アルカリ
6安定型廃プラスチック類
7安定型ゴムくず
8安定型金属くず
9安定型ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず
10管理型鉱さい
11安定型がれき類
12管理型ばいじん

特定の事業活動に伴うもの

13管理型紙くず
14管理型木くず
15管理型繊維くず
16管理型動植物性残さ
17管理型動物性固形不要物
18管理型家畜ふん尿
19管理型家畜の死体

その他

20管理型13号廃棄物
21その他輸入された廃棄物

(ていしゅうはおん)

1-100Hz程度の音。 エンジン音、機器類、滝の音、 エコキュートやエアコンの室外機等。

聞こえるかどうかは個人差が大きい。 聞こえる人が聞こえない人に相談しても理解を得られない場合がほとんど。 騒音と異なり、低周波音は規制する法律が存在しない。

大きな低周波音は家のガラス等を振動させることがある。

超低周波音は1-20Hz。

(はいきぶつ)
(はいきぶつしょりほう)

廃棄物の処理及び清掃に関する法律。 前身は1954年の清掃法。

産業廃棄物ゴミを出した者に処理の責任が及ぶ。 これ以外の事業活動による廃棄物(事業系一般廃棄物)は事業者自身で処理するか、 一般廃棄物処理業者に委託する。

一般廃棄物は家庭から出たゴミ。処理は自治体が行う。

(ぱりきょうてい)

2020年以降の温暖化対策の国際的な枠組みのこと。 産業革命前からの世界の平均気温上昇を2度未満に抑え、 平均気温上昇1.5度未満を目指している。2016年に発行。

(ばーぜるじょうやく)

正式名称は「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」。

1989年にスイスのバーゼルで採択、1992/5効力発生。

日本は1993年に加盟。

(ぷらすちっくしげんじゅんかんそくしんほう)

2021年成立の法律。2022/4施行予定。

プラスチックの資源循環を目的とする。

使い捨てプラを年5トン以上使用する業者には削減が義務付けられる。

メーカーや販売事業者が使用済み製品を自主回収可能となる。

削減義務の使い捨てプラスチック

(まにふぇすと)

産業廃棄物管理票。廃棄物の名称、種類、数量等を記した書類。

(みなまたじょうやく)

水銀に関する水俣条約。 水銀による人の健康、環境汚染を低減するための規制を定める条約。

(みなまたびょう)

熊本県水俣湾周辺で1953年頃から発生した神経疾患。 原因はチッソ社がアセトアルデヒド製造工程で排出されたメチル水銀。 身体がしびれ、各種神経障害が出る。

認定者は約2300人、被害者は約2万人。

(もんとりおーるぎていしょ)

(0).正式名称「ハーグで改正されたワルシャワ条約を改正するモントリオール第四議定書」。 1975年にワルシャワ条約改正外交会議で採択。

1955年ハーグ改正ワルシャワ条約の規定中、貨物運送と郵便運送に関する条項を改正したもの。

(1).オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書。 1987年に採択。

特定フロンおよびハロンの生産、消費を1994年までに1986年比80%、 1999年までに50%に削減することを定めた。

発効以降内容は段階的に修正されている。

(わしんとんじょうやく)

正式名称「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」。 通称はCITES等。

国際取引の規制が必要と考えられる野生動植物の種は附属書にリストアップされる。


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