無線


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無線

(むせん)

無線通信。電波を利用した通信方式。

利用形態

周波数

無線技術に関連する科学者

英数

1200MHz以上のアマチュアバンドで許可される映像通信モードのこと。

Broadcast Listener. 海外放送のラジオを聴く趣味のこと。 1970年代から高校生の間でブームとなった。

Continuous wave. モールス符号を使った無線通信のこと。

海外との遠距離通信のこと。

エネルギーハーベスティング無線通信技術、またはこの技術の基本特許を持つ会社の名称。 本社はドイツ。正式名称はEnOcean GmbH。

通信帯域は315MHz-928MHz帯。日本では928MHz帯。

電池不要でエネルギーハーベスティングにより自己発電する。

Low Power Wide Area-network. 省電力かつ長距離での無線通信が可能な通信技術。

マルチチャンネルアクセス通信。 800MHz帯の電波を利用したデジタル業務用移動通信のこと。

一つの周波数帯を多くの利用者が順番に使用する。 全チャンネル使用時には予約待ちとなり、空き次第チャンネルが割り当てされる。

Slow scan television. 無線で画像を通信するしくみ。 速度が遅いため送受信には時間がかかる。

帯域は音声と同じ300-2300Hzが使われる。

Ultra Wide Band. 超広帯域無線通信。

元は軍事用の技術で2002年に認可された。

用途は3つに分類される。

iPhone 11は通信/測定システムに対応。

日本で使用できる帯域

屋外で使用できるのは7.587-8.4GHz。 日本で制限なく使用できるのは7.587-8.4GHz内のチャネル9。

超小型地球局システム。 親局と子局あるいは親局を介して子局同士で音声、データ、映像等を通信をおこなうシステム。 電波帯はKu帯かKa帯を使用する。

(あまちゅあむせん)

個人が趣味で行うための無線。 業務や金銭上の利益を目的とした運用は禁じられている。 利用には無線従事者免許が必要。 アマチュア無線をおこなう人のことは「ハム」と呼ばれる。

名称 周波数帯域
135kHz
475.5kHz
1.9MHz
3.5MHz
3.8MHz
7MHz
10MHz
14MHz
18MHz
21MHz
24MHz
28MHz

475.5kHz帯は運用地について一定の制限がある。

VHFUHF

名称 周波数帯域
50MHz
144MHz
430MHz
1200MHz
2400MHz

SHF

名称 周波数帯域
5.6GHz
10.1/10.4GHz

(えいせいつうしん)

人工衛星を用いた通信方式。

地上から衛星に送る回線(上り回線:アップリンク)、 衛星から地上に送る回線(下り回線:ダウンリンク)に分かれる。 下りには伝送損失の少ない低い周波数が使われる。

使用周波数帯(前の数字はアップリンク、後の数字はダウンリンク)

日本

国際衛星通信(インテルサット、パンナムサット)

国際移動体通信(インマルサット)

(かんいむせん)

簡易(人命や財産に影響する通信は除く。)な業務又は個人的用務を目的とした無線局。 無線従事者資格は不要。

アナログとデジタルがあるが、アナログは廃止が決定している。

350MHz帯と400MHz帯は2022/11/30が期限だったが、新型コロナの影響で2年間延長、 期限は2024/11/30となった。

アナログは鉄道のアナログ列車無線にも使われている。

348.5625-348.8MHzは小エリア簡易無線と呼ばれる。

デジタルは2008年に新設。 351MHz帯に関しては局免許の取得は不要、簡単な申請による登録のみで運用できる。

(かんいむせんきょく)

簡易な業務(人命や財産に影響する通信は除く)又は個人的用務を目的とした無線局。 無線従事者資格は不要。

無線局の申請が必要だが、免許の手続は簡易化されている。

(ぎてき)

技適マーク。 機器が電気通信事業法および関連する 総務省令によって定められた技術基準に適合していることを証明する。 このマークのついていない機器を使用すると電波法違反になる場合がある。

(ぎゃっぷふぃらー)

山間部等、電波が受信しにくいエリアの受信特性を改善する装置。

(こうくうむせん)

エアバンド。管制官とパイロットが利用する無線。 変調AM。 エアバンドレシーバーを使えば聞けるが、 傍受した通信の内容を漏らしたり、窃用することは電波法で禁じられている。

空港の各管制席や航空交通管制部の各セクターそれぞれに特定の周波数が割り当てられている。

下記の周波数が使われる。

民間機向けVHF117.975〜137MHz
軍用機向けUHF222〜253.8 / 275〜322MHz

VHFが到達しない洋上ではHFが使われる。 日本にはHFの運船管理用航空局が開設されていないため 外国の航空局を経由して通信する。

(こーるさいん)

無線で呼ぶ時に使う名前のこと。 航空定期便の場合は「航空会社名+便名の数字」になることが多い。 管制機関にもパイロットから管制機関へ呼びかけるときのためにコールサインがある。

(すくらんぶる)

他人に見られない、または聞かれないように加工した電波。

(すけるち)

受信電波が弱いときやなくなったときに発生する強い雑音を抑制して スピーカからの雑音を止める機能のこと。 つまみを回して調整する。

(すぷりあす)

正規の送信周波数の電波以外の不要な電波の発射のこと。 高調波、低調波、寄生発射。

(せるらー)

区画毎にエリアを分割し、そこに基地局を配置して無線通信を行う方式

(でんしんほう)

1900年公布の法律。

(でんぱほう)

電波の公平かつ能率的な利用を確保し、 公共福祉を増進することを目的として定められた法律。 1950年施行。

この法律では300万MHz以下の周波数の電磁波を電波と定義している。

日本で正式販売されている製品、 装置は電波法で定められた規定をクリアし、試験に合格する必要がある。

(どうはかん)

マイクロ波伝送用の中空管。材質は、黄銅等。 断面の形は長方形または円形。

管内の波は断面の形によりTE波とTM波のモードをもつ。

(とくていしょうでんりょくむせんきょく)

電波法に基づいた無線免許や資格、届出の必要なしに運用できる無線局。

(とらんしーばー)

無線電波の送信機と受信機、両方の機能を持つ受信機。 送信機(トランスミッター)と受信機(レシーバー)を組み合わせた造語。 複数人と一斉に連絡を取り合うことが可能。

電波の強いものは無線局の免許が必要。 特定小電力無線局の範囲内のものは免許なしで使用可能。

(とらんすぽんだ)

人工衛星に搭載される中継器。 地球から発信された電波を増幅し、地上へ送信する。 異なる電波方式への変換も可能。

(ふぉねてぃっくこーど)

航空無線特有のアルファベットの読み方の事。 全世界共通。

(むせんじゅうじしゃ)

1950年に電波法により制度化された資格

23資格

総合第一級総合無線通信士
第二級総合無線通信士
第三級総合無線通信士
航空航空無線通信士
航空特殊無線技士
海上第一級海上無線通信士
第二級海上無線通信士
第三級海上無線通信士
第四級海上無線通信士
第一級海上特殊無線技士
第二級海上特殊無線技士
第三級海上特殊無線技士
レーダー級海上特殊無線技士
陸上第一級陸上無線技術士
第二級陸上無線技術士
第一級陸上特殊無線技士
第二級陸上特殊無線技士
第三級陸上特殊無線技士
国内電信級陸上特殊無線技士
アマ第一級アマチュア無線技士
第二級アマチュア無線技士
第三級アマチュア無線技士
第四級アマチュア無線技士

(むせんでんしんほう)

1915年公布の法律。

無線局の私設が認められたほか、 私設無線電信通信従事者が制度化された。

(もーるすしんごう)

符号による通信方式。 トン、ツー、二つの短音、長音を組み合わせて暗号化し、送受信する。

アメリカの画家モースが開発、1837年に大学で公開実験を行った。 この公開実験を見た青年鉄工場主のベイルがモースに援助を申し出た。 初期のモールス信号は線だけだったが、のちにベイルが点と線であらわす方式に改良した。 1845年には政府の援助によりワシントン-ボルチモア間に電信線が設置、 ワシントンのモースはボルチモアのベイルに、 最初のメッセージとして「What hath God wrought」(神がつくり給いしもの)というものを送った。 このメッセージは静止衛星通信開始時にケネディ大統領も引用した。

日本では船舶遭難通信として500kHzの電波を割り振られていたが、1999年に廃止された。

(ろらん)

long range navigation. 船舶、航空機で現在位置を求める装置、航法。 2つの送信局から送られてくる電波を受信し、到達時間の差で位置を求める。

近年はGPSへの置き換えが進んでいる。

(わっち)

アマチュア無線を受信すること。


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