原子、分子がおこなっている熱運動の平均運動エネルギーの尺度。 日常ではセルシウス度(℃)が温度の単位として用いられる。
温度をあらわす単位
ケルビン | SI基本単位 |
セルシウス度 | 固有の名称をもつSI組立単位 |
カ氏度 | 非SI単位 |
水の凝固点を32度、沸点を212度とした温度の尺度。 単位は°F。
考案者はドイツの物理学者ファーレンハイト(1686-1736)。 中国では名前は華倫海と訳され、頭文字をとって華氏(カ氏)となった。
大気の温度。地上約1.5mで測定された値。 積雪時は雪の上から約1.5mの高度をとる。 地上では高度が100m上がると気温が0.6-0.7度低くなる。
熱力学温度を表すSI基本単位。単位記号はK。温度間隔はセルシウス度と互換。
水の三重点(氷・水・水蒸気の三状態で共存する値 セ氏0.01度)の1/273.16で定義。 K - 273.15でセ氏に換算できる。
イギリスの物理学者ケルビン(1824-1907)にちなむ。
0Kは絶対零度をあらわす、セルシウス度では-273.15度になる。 水の三重点の温度は273.16K、セルシウス度では0.01度になる。
0K(-273.15度)。 理論的に分子の熱がなくなる温度のこと。
摂氏度。日常生活で用いられている温度の尺度。単位は℃。 1気圧で氷がとける温度を0度、水が沸騰する温度を100度と定めている。
1742年にスウェーデンの天文学者セルシウス(1701-1744)が考案、当時は沸点と融点が逆だった。 のちにスウェーデンの植物学者リンネ(1707-1778)が沸点と融点を入れ替え、現在に至る。