血液系作用薬


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血液系作用薬

(けつえきけいさようやく)

血液に関する薬。

英数

Direct oral anticoagulants. 直接経口抗凝固薬。 旧称はNOAC。

トロンビン、Xa因子を選択的に阻害することにより抗凝固作用を示す。

非弁膜症性心房細動による不整脈によって発症する脳梗塞を予防する目的で投与される。

腎機能障害があると使用できない。

(SGLT2そがいやく)

尿としての糖排泄を増やし、血糖を減らす薬。

尿細管から血管にを運ぶ SGLT2(ナトリウム・グルコース共役輸送体)のはたらきを阻害する。

排泄される尿が増加する副作用があり、脱水が起こる場合がある。 また尿中の糖濃度が高いため、尿路感染症にかかりやすくなる。

イプラグリフロジン
ルセオグリフロジン
ダパグリフロジン
トホグリフロジン
カナグリフロジン
エンパグリフロジン

ヒト組織プラスミノーゲン活性化因子。 血栓溶解薬の一種。

心筋梗塞や脳梗塞等の治療に用いられる。

(おりざのーる)

ガンマオリザノール。高脂血症の治療薬。 血液中のコレステロールを減らす。また自律神経を安定させる作用があるといわれる。

(けつえきぎょうこそしやく)
(けっせんようかいやく)

プラスミノーゲンを賦活化してプラスミンの産生を促進する。

組織プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA)

(こうけっしょうばんやく)

血小板の凝集を抑制して血栓を予防する。

シクロオキシゲナーゼ阻害薬

トロンボキサンA2合成酵素阻害薬

血小板サイクリックAMP増加薬

(しけつやく)

全身性

局所性

(すたちん)

HMG-CoA還元酵素阻害薬。 LDLコレステロールの血中濃度を下げる薬。

コレステロール合成に必要な酵素、HMGCo-A還元酵素のはたらきを阻害する。

まれに横紋筋融解症が起こることがある。

(とらねきなむさん)

人工的に合成されたアミノ酸。 フィブリンの分解を抑え出血を止めやすくする。

止血薬、喉の炎症をおさえる薬に使われるほか、 皮膚の肝斑の治療にも用いられる。

(はっけっきゅうげんしょうしょうちりょうやく)
(ひんけつちりょうやく)

貧血の薬。

鉄欠乏性
硫酸
含糖酸化鉄
巨赤芽球性貧血(悪性貧血)
ビタミンB12
葉酸
溶血性貧血
副腎皮質ホルモン
再生不良性貧血
タンパク同化ホルモン
免疫抑制薬
腎性貧血
エリスロポリチン(エポエチンベータ)

鉄剤はビタミンCとの併用で吸収が促進される。 タンニン酸、制酸薬(カルシウムマグネシウム含む)との併用で悪くなる。

(へぱりん)

酸性ムコ多類のひとつ。肝臓で生成される。

強力な抗凝固作用があり、薬剤として用いられる。 トロンビン(血液凝固に関係)のはたらきを阻害するアンチトロンビンIIIの作用を促進する。

播種性血管内凝固症候群、血栓塞栓症等に用いられる。

(ろすばすたちん)

スタチン系のコレステロール低下薬。

HMG-CoA還元酵素を阻害し 肝臓でのコレステロール合成を抑え、血液中のコレステロールを減らす。

まれに横紋筋融解症が起こることがある。

(ろばすたちん)

モナコリンKとも。 1978年にコウジカビの一種 Aspergillus terreusから分離されたスタチンアメリカのメルク社が開発。1987年に製品化。 日本では未承認。

高コレステロール血症の治療に使われる。

筋肉、腎臓障害を起こす副作用がある。

(わるふぁりん)

血液凝固阻止薬プロトロンピンの産生を阻害する。

他の薬物との相互作用が強い。 ビタミンKを含む野菜、納豆(腸内でビタミンKを産生)を食べると効果が弱まる。 また妊婦には禁忌。


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