プロテアーゼ


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ヒドロラーゼ > プロテアーゼ

プロテアーゼ

(ぷろてあーぜ)

タンパク質分解酵素の総称。 タンパク質のペプチド結合を加水分解する。

ペプチダーゼはペプチド結合を加水分解する。

発現機構による分類

英数

(HIV-1ぷろてあーぜ)

ウイルス前駆体タンパク質を加水分解し、HIV-1複製に必要なタンパク質や酵素を生成する酵素。

(あすぱらぎんさんぷろてあーぜ)

活性中心にアスパラギン酸を有するプロテアーゼ

(あるかりせいぷろてあーぜ)

アルカリ領域に至適pHをもつプロテアーゼ。 衣料用洗剤に用いられる。

(うろきなーぜ)

EC 3.4.21.31。

セリンプロテアーゼのひとつ。 血液中のプラスミノーゲンをプラスミンに変換させる機能を有する酵素。 ヒトの尿に含まれる。

プラスミンのはたらきによりフィブリンを分解する。

肝臓で前駆体のプロウロキナーゼとして産生、プラスミン、カリクレインにより ウロキナーゼに活性化される。

線維素溶解酵素剤として脳血栓症、動脈、静脈閉塞、心筋梗塞等に使われる。

(えらすたーぜ)

エラスチンを分解する酵素。 セリンプロテアーゼに属する。

いくつか種類がある。

(えんてろきなーぜ)

EC3.4.4.8. トリプシノーゲンのペプチド結合を加水分解し、トリプシンに変える酵素。 十二指腸粘膜に存在する。

(かてぷしん)

リソソームに存在するプロテアーゼの総称。 タンパク質の異化に関与する。 基質特異性の差により分類される。

動物の死後の自己分解はこれらの酵素作用によるといわれる。

(かりくれいん)

キニノゲナーゼ。 キニノーゲンに作用しブラジキニン、カリジンを生成する。

セリンプロテアーゼに属する。

血漿性
血液中ではプレカリクレインとして存在。

ブラジキニンを遊離する。

組織性
組織中ではプレプロカリクレインとして存在。

カリジンを遊離する。

(きもしん)

EC3.4.23.4.

タンパク質分解酵素。旧称はレンニン。 アスパラギン酸プロテアーゼの一種。 子ウシの第四から得られる。

乳のカゼインを凝固する。

チーズ作りに利用される。

(きもとりぷしん)

EC3.4.21.1.

脊椎動物の膵液に含まれる消化酵素セリンプロテアーゼの一種。

膵臓でキモトリプシノーゲンのかたちで分泌され、 トリプシンによる限定分解を受けると活性化する。

一般的にはエンドペプチダーゼとしてはたらく。

カルボニル(C=O)側のペプチド結合をよく切る特異性がある。 アミドエステル結合も切断する。

(さーもりしん)

EC 3.4.24.4. 金属プロテアーゼの一種。 大きな疎水性側鎖を有するアミノ酸残基のアミノ基側を切断する。

(しすていんぷろてあーぜ)

EC3.4.22.

チオールプロテアーゼ、SHプロテアーゼとも。 活性中心にシステインをもつプロテアーゼの総称。

(じぺぷちじるあみのぺぷちだーぜ)

EC3.4.14. に属する酵素の総称。 ジペプチジルペプチダーゼ、ジペプチジルペプチドヒドロラーゼとも。

ペプチド鎖のN末端からジペプチドを遊離する酵素。

(せくれたーぜ)

タンパク質分解酵素の一つ。

アルツハイマーの原因物質とされるアミロイドβを形成する。

(せりんぷろてあーぜ)

プロテアーゼの一種。 活性中心にセリン残基をもつ。 多くはアスパラギン酸、ヒスチジン、セリンを有する。

(とりぷしん)

EC 3.4.21.4. 膵臓から分泌されるセリンプロテアーゼ。 タンパク質のペプチド結合を加水分解する反応を触媒する。

前駆体はトリプシノーゲン。これが十二指に分泌され 腸液中のエンテロキナーゼにより活性化されるとトリプシンとなる。 トリプシン自身にも活性化作用がある。

ポリペプチド内のアルギニンリジンのカルボキシル部分を分解する。

(とろんびん)

EC 3.4.21.5. プロテアーゼ、エンドペプチダーゼの一つ。

血液凝固に関係する。 血液中のフィブリノゲンを加水分解し、フィブリンに変化させる。

血液中にプロトロンビンとして存在し、血管の損傷、出血時に活性化する。

(ぷろてあそーむ)

ユビキチン化されたタンパク質を選択的に分解する巨大な酵素複合体。 細胞内プロテアーゼ

分解過程の発見により、2004年にハーシュコ、チカノバー、ローズがノーベル化学賞を受賞した。

この分解系が崩れるとがん、神経疾患、自己免疫疾患、感染症等を引き起こすとされる。

(ぷろてあーぜいんひびたー)

プロテアーゼの活性を阻害する物質の総称。

敗血症、重症急性膵炎、急性肺障害、SIRS等で症状の更なる悪化をおさえるために 投与される。

(ぺぷしん)

EC3.4.23.*. アスパラギン酸プロテアーゼの一種。 アミノ酸残基の部分でタンパク質を切断する。

A,B,Cがあるが通常Aをさす。

前駆体はペプシノゲン

(ぺぷちだーぜ)

ペプチドをアミノ酸に分解する酵素。 小で分泌される。

ぺプチダーゼ
短いペプチドを分解する。

エキソペプチダーゼ
ポリペプチド鎖の末端からペプチド結合を切断する。

エンドペプチダーゼ
リペプチド鎖の中間からペプチド結合を切断する。


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