生殖器


index skip allword source recent(rd) (no rd)
dicfile-mtime:2024/07/16(Tue) 18:15:14
dicfile-size:11292byte


生殖 器官 > 生殖器

生殖器

(せいしょくき)

英数

月経前症候群。 月経が始まる3-10日ほど前から身体的、精神的に現れる不快な症状のこと。 月経開始後にはやわらぐ。

20-30代の女性に多く見られる。

(いんかく)

クリトリスとも。女性の陰門前方にある膨張体。 大きさは5-7mm。

通常は包皮で覆われている。 性的興奮により陰核海綿体が膨張、充血して硬くなり、包皮が剥けて露出する。

(いんけい)

尿路と接交器を兼ねる器官。 左右2つの陰茎海綿体、1つの尿道海綿体が存在する。

陰茎海綿体に多量の血液(動脈血)が注がれると 周辺の静脈が圧迫され血液が流出しなくなり勃起する。

皮膚は亀頭との移行部でたるむ。包皮と呼ばれる。 亀頭が露出せず包皮をかぶった状態を包茎と呼ぶ。

ヒト以外の陰茎には陰茎がある場合がある。イヌ等。

ほとんどのには陰茎がない。陰茎を持つのはカモとダチョウ等。 雌雄の総排出孔を合わせて精子を送る。

(いんけいこつ)

多くの哺乳類陰茎に存在する軟骨。 ヒトには存在しない。

骨格にはつながっておらず独立している。

(いんのう)

精巣精巣上体、精索の一部を包む袋状の器官。 哺乳類特有の器官。

汗腺が発達している。脂肪はない。 外界の温度に合わせて弛緩、収縮し、陰嚢内の温度を調節する。 精子をつくるのに最適な温度は34-35度とされる。

ゾウ、サイ、カモノハシの精巣は体内にあるため陰嚢はない。

(うぉるふかん)

中腎輪管。 脊椎動物で前腎輪管からミュラー管とともに生じる管。

オスでは精巣からの男性ホルモンの影響で発達して輪精管、貯精嚢になる。 爬虫類以上のメスでは退化する。

メスの魚類、両生類では輪尿管となる。

(おうたい)

排卵後顆粒膜細胞が黄体細胞に変化してつくられる。 黄体ホルモンを分泌する。

妊娠が成立すると妊娠黄体(真黄体)となり、胎盤完成まで持続する 妊娠が成立しないと月経黄体(偽黄体)となり、排卵約14日後に機能を失う

(おなほーる)

男性用性具。ジョークグッズ扱い。 陰茎を挿入して使用する。潤滑用にローションを使用する。

内部構造は製品により様々。

穴の形状による分類

形状

材質

ソフト型は一般的に刺激が弱く長時間の使用に向く。 ハード型はその反対。

(おーがずむ)

オルガスムス、アクメとも。 性快感の最高潮の状態のこと。 女性の快感の上昇、下降は緩やか、男性は急。

オーガズムに達するとからオキシトシン、エンドルフィンが分泌される。

(かうぱーせん)

尿道球腺を参照。

(こうがん)

精巣を参照。

(こんどーむ)

避妊具のひとつ。性感染症予防の役割も果たす。 主な材質はゴムラテックス、ポリウレタン、イソプレンラバー。

薬事法では管理医療機器に分類される。

医薬品医療機器法に基づいて製造販売される。

男性器に装着する。女性が装着する女性用のものもある。

名前の由来は諸説あるが、 イギリスの医師Dr.コンドームによる説が有力。

(しきゅう)

女性の膀胱より背中側に位置する器官。 受精卵の保持と胎児の生育に関与する。

上部2/3は子宮体部、下部1/3は子宮頚部と呼ばれる。 内部表面は粘膜で覆われており、出血をともなって周期的に剥離する(月経)。

左右に卵管がのびており、その先に卵巣がある。 内部は外膜、筋層、内膜からなる。

子宮体部と子宮頸部の境界には子宮口がある。 通常は閉じており、分娩時には約10cm開く。 子宮口付近は子宮頚がんの発生が多い。

子宮口の下にはがつながる。

(しきゅうけいぶじょうひないしゅよう)

子宮頸部異形成とも。

子宮頸がんの前段階。日本では20-30代の女性に急速に増加している。

自覚症状はなく検診で発見されることが多い。 HPVウイルスの持続感染が原因とされる。

有効な薬物療法はない。

CIN1,2は約半数が自然治癒する。

CIN2が自然治癒しない場合、CIN3の場合は手術治療がおこなわれる。 子宮頸部円錐切除術が多い。

(しきゅうないまくしょう)

子宮内膜が子宮以外の場所で増殖、剥離を繰り返す症状。 内膜組織は腹腔内にとどまるため、炎症、痛み、癒着の原因となる。 このうち卵巣にできたものを卵巣チョコレート嚢胞と呼ばれる。

患者のうち30-50%は不妊を合併している。 また不妊症の25-50%に子宮内膜症がみられる。

(じぞくぼっきしょう)

プリアピズム。 勃起が4時間以上継続している状態。

静脈性は発症から6時間で虚血により組織が壊死し始めるため緊急治療が必要。

動脈性は緊急性はない。

(しゃせい)

精液の射出のこと。

中枢興奮が最高に達したときに前立腺液、精管膨大部内の液、精嚢液等が前立腺部尿道に排出される。 球部尿道はこの際普通の2-3倍に膨張する。

会陰筋、尿道括約筋の収縮により体外に排出される。

射精中枢は脊髄下部に存在する。

イヌは1回の交尾で2-3回射精する。

(しょういんしん)

通称びらびら。 大陰唇の内側にある左右の襞。尿道口や腟口を保護する。陰毛はない。 摩擦で黒ずみやすい。

(じゅうもうせいしっかん)

妊娠中に胎盤をつくる絨毛細胞の異常な増殖が起こる病気。

(せいかん)

精巣上体の尾部から伸びる管。 膀胱の後ろで精管膨大部となる。 前立腺をつらぬいて射精管となり、尿道に開く。

(せいそう)

左右とも各10gほどの卵形。 精子が成熟する場所で精細管が約500本入っている。 精子は34度前後で成熟するため、精巣は骨盤内より温度の低い陰嚢内に存在する。 アンドロゲンの分泌も行う。

精細管の周囲にある間質細胞(ライディック細胞)からは テストステロンが分泌される。

精巣の上から後には精巣上体が存在する。

胎生2ヶ月頃までは後腹壁に付着しているが、 それ以降は下降し、胎生末期には陰嚢に下がってくる。

多くの哺乳類の精巣は陰嚢内に存在する。腹腔内より3-4度低い温度で正常な精子が形成される。 類の精巣は体内にある。

(せいそうじょうたい)

副睾丸。精巣の周囲を取り囲む器官で精子の通り道。 未熟な精子が貯蔵される。 頭部は数本だが最後には1本の精管となる。 伸ばすと約6mになる。

(せいのう)

膀胱後部、精管膨大部の外側にある嚢。 淡黄色のアルカリ性の分泌液を出し、精液を構成する。

(ぜんりつせん)

クリの実大の腺。膀胱直下で尿道を囲んでいる。 思春期までは小さく、それ以降は精巣ホルモンの影響を受けて大きくなる。 内腺と外腺がある。

精液の1/4を占める前立腺液を分泌する。 乳白色で特異な臭いがあり、アルカリ性、精子の栄養分を含む。

射精は前立腺平滑筋の収縮により起こる。

高齢者は前立腺が肥大しやすく排尿困難に陥ることがある。

移行領域、中心領域、辺緑領域に分かれる。

生理作用はアンドロゲンの作用により維持される。

前立腺を貫通する尿道は前方を頂点とした三角形になっている。 三角形底辺は内腔に向かって少し隆起しており、精丘と呼ばれる。

精丘の頂上直下には小さな閉鎖腔があり、前立腺小室と呼ばれる。 小室はミュラー管の名残。 小室の後方には射精管がある。

(ぜんりつせんかけいせい)

前立腺肥大。高齢者に多くみられる疾患。 加齢により男性ホルモンが減り女性ホルモンが優位になることが関与しているとされる。

過形成により尿路が圧迫され尿路閉塞が起こる。 頻尿、尿路感染の原因となる。

(そうはいせつこう)

総排出腔とも。 消化管の末端、排尿口、生殖口を兼ねる開口部のこと。 硬骨魚類以外の類、両生類爬虫類類、原始的な哺乳類の一部にみられる。

硬骨魚類と哺乳類では肛門と生殖器口は別々に開口する。

(だいいんしん)

女性器の一番外側の左右にある襞。陰毛がある。 尿道口や腟口を保護する。

(ちつ)

子宮の下につながる管状の器官。 長さは約7-10cm。

奥は子宮頚部につながる。

入口にはバルトリン腺があり、性的興奮時に粘液を分泌する。

通常は押しつぶしたような状態になっており内壁はくっついている。 経血やおりものはこの隙間を流れてくる。

性的に興奮すると奥の方が広がり、子宮口がおりてくる。

デーデルライン桿と呼ばれるグラム陽性長桿菌が常在している。 乳酸を産生し、膣内pHを性(4.0以下)に保っている。 細菌性膣炎にかかるとこの菌は消失する。

疾患

(にょうどうきゅうせん)

カウパー腺。 性的興奮によりアルカリ性の粘液を分泌する器官。 尿道の粘膜を潤滑する。

(はんいんけい)

ヘミペニス。有鱗目の動物がもつ器官。左右一対ずつある。 通常は半陰茎嚢に収まっており、ふくらませて反転させメスに挿入する。 使用するのはどちらかのみ。

精子が通る管はなく、管のようなかたちになる溝を伝って精子を移動させる。

(みゅらーかん)

脊椎動物で中腎発達時に前腎輪管からウォルフ管とともに生じる管。 高騰脊椎動物では体腔壁に由来する。

メスでは発達して輪卵管、子宮、膣等になる。 オスでは退化する。

オスは精巣が発達するとテストステロン、ミュラー管抑制因子(AMH)が分泌され、 発達が抑制される。

(らんかん)

ファロピウス管。子宮卵巣を結ぶ管。 子宮から左右に延びる。長さは10-15cm。 ここで受精がおこなわれる。

ヒトの場合卵巣と卵管はつながってはおらず、隙間がある。 卵管の卵巣側には卵管采があり、ここで排卵した卵子がうけとられる。 全ての卵子がうけとられるわけではなく、受け取りに失敗した卵子は腹腔内で消滅する。

(らんそう)

女性の体内左右に1つずつ存在する器官。 子宮卵管の先に存在する。

卵細胞卵胞が混じって存在している。 思春期に卵母細胞が卵子に成熟する。 成熟した卵子は卵管を通じて子宮に送られる。

排卵は月に一度、左右交互でおこなわれる。

(らんほう)

卵細胞を1個ずつ含む細胞集団。 下記のように成熟する。


Generated by ldiary3.00beta t2h3_method 2008/09/28
Powerd by Ruby Ver 1.8.1