STD(sexually transmitted diseases).性行為感染症。 性行為などが元で感染する病気。
| 鼠径リンパ肉芽腫 | |
| 梅毒 | 梅毒スピロヘータ |
| 淋病 | 淋菌 |
| クラミジア感染症 | クラミジア(細菌) |
| コンジローマ | ヒトパピローマウイルス |
| トリコモナス膣炎 | 膣トリコモナス原虫 |
| 性器ヘルペス | ヘルペスウイルス(HSV-1、HSV-2) |
| エイズ | HIVウイルス |
性病の予防法
亀頭および包皮の炎症。 細菌性とカンジタ性がある。
細菌性
レンサ球菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌等により引き起こされる。
カンジダ
カンジダによるもの。
クラミジア・トラコマチスが原因の感染症。 症状が乏しく感染が蔓延しやすい。
男性は尿道炎を起こす。淋病と比べると症状が軽い。 精巣上体炎、前立腺炎を起こすこともある。 女性は尿道炎、膣炎、子宮頚管炎、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎の原因になる。
眼に移るとトラコーマの原因となる。 またオーラルセックスによりクラミジア咽頭炎を起こすことがある。
治療はテトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキノロン系抗菌薬が有効。
尖圭コンジローマ。コンジロームは旧称。
ヒトパピローマウイルス6、11型等により起こる感染症。 生殖器とその周辺に発症。
性交の他、手指による感染する場合がある。 ウイルス感染から発症までは約3ヶ月かかる。
外科的治療は切除、CO2レーザー蒸散法、電気メス焼灼、液体窒素による凍結等。 または薬物療法。
原虫の一種。単細胞生物。 ヒトの口腔、腸管粘膜、膣に寄生する。
膣に寄生するものはトリコモナス膣炎を引き起こす。
梅毒トレポネーマによる全身感染症。 1943年にマホニーらがペニシリンによる治療に成功。 日本では患者は2013年から増加傾向にある。
梅毒トレポネーマは螺旋状の菌。 試験管内での培養は不可能。培養ができないため病原性の機構は解明されていない。
コロンブスの船の乗組員がアメリカからヨーロッパに持ち込んだとされ、 シャルル八世のナポリ攻撃により世界に広がった。 日本には1512年に発生した記録がある。
(先天梅毒) 梅毒にかかっている母親の出産により胎児が胎盤を通して感染したもの。
(後天梅毒) 主に性行為で感染、3週間の潜伏期間を経て発生する。
淋菌が原因の感染症、急性化膿性炎症。 性行為によって伝播する。
感染部位は咽頭粘膜、男性の尿道、肛門、女性の子宮頚管等。
梅毒の診断法のひとつ。 先天梅毒児の肝臓の抽出液を抗原として補体結合反応を行う。
のちに梅毒でなくても陽性になることがわかり、 現在は(ウシの心臓から分離した)リン脂質のカルジオリピンにレシチン、コレステロールを加えたものが使われる。
溶血が起こると陽性となる。