ATS


index skip allword source recent(rd) (no rd)
dicfile-mtime:2022/03/24(Thu) 18:30:28
dicfile-size:3975byte


線路 > ATS

ATS

Automatic Train stop device.

自動列車停止装置。 列車の衝突防止、速度超過防止のためのシステム。

停止信号を超えて進行すると警報を発し、 自動的にブレーキをかけて車両を停止する。 多くの路線で用いられる。

打子式ATS

ATS-A

ATS-B
軌道回路に使用している電流を使用する。

ATS-C
のちのATS-S形のこと。

ATS-X
車上で速度照査パターンを発生させる方式。

ATS-Dx

ATS-P

A

Automatic Train Control device.

ATSの機能を高めたもの。 状況に応じた最高速度を運転士に示す。 速度を超えた場合は自動的にブレーキをかけ速度を落とす。 新幹線、高密度の在来線、地下鉄等で用いられる。

自動列車制御装置。 制限以上の速度を出すと自動的にブレーキをかけて速度を落とす装置。 信号の表示に対応した電流をレールに流し、車上装置で受け取る。

変調はアナログとデジタルがある。

アナログATC
1つの現示速度情報をAM波で送信する。 周波数により速度が指示される。

デジタルATC
一度に複数の情報を送信できる。 周波数変調(MSK)が使われる。

ブレーキ制御方式

多段ブレーキ制御方式
ATC装置は軌道回路毎に速度信号を送る。 車上装置が受信し、速度超過時は減速する。現示速度になるとブレーキ制御を融解させる。

一段ブレーキ制御方式
軌道回路、現示速度を細かくしたもの。 走行速度が現示速度になる前に内方の軌道回路に進入を繰り返す。 これによりスムーズに列車を先行列車手前に停車させることができる。

パターン制御方式

ATCの一種。青函トンネル(新中小国信号場-木古内)で使用されていた。 Lは機関車の意。 ATC-1Dと互換性がある。

初期の名称はATS-Lだったが、車内信号閉塞方式のためATSとして認められず、 ATC-Lとなった。 北海道新幹線開業後はDS-ATCに切り替えられて消滅した。

Automatic Train Operation. 自動列車運転装置。 ATSATCと異なり加速が可能で、発進から停止までが自動化されているシステム。 東京のゆりかもめ、大阪のニュートラムで採用。

Automatic train Protective device.

ATSATCの欧米での呼称。 欧米では2つは区別されていない。

ATS-Xをベースに車上データベースを導入したATS。 車上データベースによりパターン照査は車両側で処理できる。

地上子はS形、Dx形の二つ。Dx導入区間にはSx対応車両が入線可能。

ATS-DN/ATS-DK
ATS-SN、ATS-SKの改造型。共通運用も可能。

信号機付近にある線路上地上子からATS情報を送出する。 列車内の車上子がその上を通過する際に停止情報を受けると車上で警報が鳴る。 鳴り始めてから5秒以内に確認がない場合は非常ブレーキが動作する。

確認後は防護ができない欠点がある。

ATS-Sの改良型。 ATS-Sに即時停止機能、60km/hでの速度照査機能を追加したもの。

運転士が確認しても停止現示を冒進した場合は車両に非常ブレーキがかかる。

ATS-SF
JR貨物で使われるATS。 ATS-Sに絶対停止機能を追加したもの。

PはPatternの意。 トランスポンダを利用し停止位置までの距離情報を列車に与えるもの。 ATS-B、ATS-Sでは警報時の確認操作後は防護機能がなくなるが、これを補う目的がある。

地上子と車上子で双方向通信が可能。 双方向通信で速度照査パターンをつくり、距離に応じた速度制限をおこなう。

ATS-PはATS-Sxとは仕様が異なり、互換性はない。

ATS-Sxと互換性があるタイプも存在する。

Digital-ATC. JR東日本の在来線で使われるデジタルATC

Digital communication & control for Shinkansen-ATC. デジタルATCの一種。 下記区間で使われる。

基本システムはD-ATCと同じ。

新幹線車両以外ではEH800、E001がこのATCシステムを搭載しており、 青函トンネル区間を走行できる。


Generated by ldiary3.00beta t2h3_method 2008/09/28
Powerd by Ruby Ver 1.8.1