化学結合


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化学結合

(かがくけつごう)

原子イオンの結びつきのこと。

イオン結合陽イオンと陰イオンの結合
共有結合 非金属元素同士のの結合
金属結合 金属元素同士の結合
分子結合 分子の結合

結合の種類による物質の分類

(いおんけつごう)

イオンと陰イオンがクーロン力によって結びつく結合。

(かがくしき)

元素記号で物質をあらわす式。

例(酢酸)
組成式CH2O
分子式C2H4O2
示性式CH3COOH
構造式-

組成式組成を最も簡単な整数比で示す
分子式分子を構成する原子の種類と数を元素記号で示す
示性式分子に含まれるを明示
構造式分子内での原子の結合状態を示す

(きょうゆうけつごう)

2個の原子の最外電子殻が互いに重なり合い、 不対電子を出し合って電子対をつくり、これを両者で共有する事によりできる結合。 非金属元素同士の結合。



(きんぞくけつごう)

自由電子を全ての原子で共有する結合。 金属元素同士の結合。

(さくいおん)

金属イオンに、非共有電子対を持った分子やイオンが配位結合してできたイオンのこと。

(しゅんかんせっちゃくざい)

モノマーが被着材表面の水分と反応し、ポリマーになることにより接着する接着剤。 主成分はシアノアクリレート。

ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素・シリコーン樹脂、軟質塩ビ等は接着できない。

医療用にも使われる。

硬化促進剤、剥離剤も存在する。

(すいそけつごう)

水素原子をなかだちとしてできる結合。

フッ化水素(HF)の場合、水素原子の電子フッ素原子にひきよせられるため水素原子の原子核が裸に近い状態となり、 他の分子中の電気陰性度の大きい原子の非共有電子対と結びつくようになり水素結合ができる。 水素結合をふくむ物質の融点沸点は含まない物質によりはるかに高くなる。

(せっちゃく)

接着剤を媒介とし、 化学的もしくは物理的な力、またはその両者によって二つの面が結合した状態のこと。

機械的結合 材料表面の孔、谷間に入り込んだ接着剤が固まって接着
物理的相互作用分子間力による
化学的相互作用化学結合(共有結合、水素結合による)

(せっちゃくざい)

接着をおこなう材料。 ほとんどは有機系。

無機系
有機系

多くの接着剤にはホルムアルデヒドが使われるが、未反応のホルムアルデヒドがわずかに残る。

ユリア樹脂系
尿素ホルマリンを原料とする。 合板等に使われる。

メラミン樹脂系
メラミン、ホルマリンを原料とする。 合板等に使われる。 常温硬化が難しいため加熱接着される。

フェノール樹脂系
フェノールとホルマリンを原料とする。 使用時には充填剤、増量剤、、水を混合する。 硬化促進剤を用いることもある。

接着層は赤褐色となる。

フェノール樹脂系接着剤で接着した合板はJAS構造用合板の規格で「特類」または「1類」の接着性能を示す。

レゾルシノール樹脂系
レゾルシノールとホルマリンを原料とする。

水性高分子-イソシアネート系
主剤と架橋剤を組み合わせて使用する。 集成剤、家具等に使われる。

酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形

硬化方法による分類

溶剤揮散型 酢酸ビニル系、ニトリルゴム
湿気硬化型 シアノアクリレート系、シリコーンゴム系
加熱硬化型 エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系
硬化剤混合型エポキシ樹脂系、シリコーンゴム系
嫌気硬化型 アクリレート系(アクリル樹脂系)
紫外線硬化型アクリル樹脂系、エポキシ系
熱溶融型 スチレンブタジエンゴム系
感圧型 アクリル樹脂系
再湿型 クロロプレンゴム系、デンプン系

(でんきいんせいど)

物質が電子をひきつける強さのこと。 この数値が高い原子ほど電子対を強くひきつけることができる。

(はいいけつごう)

共有結合の一種。 通常の結合は両方の原子から電子が提供されるが、 配位結合では共有電子対の電子が一方の原子からのみ提供されてできる。

(ぶんし)

物質としての性質をもつ最小の粒子。

無極性分子

極性分子

原子が共有電子対を引きつける強さを相対的な数値であらわしたものを電気陰性度と呼ぶ。 電気陰性度が大きいほど共有電子対を引きつける傾向、陰性が強い。 2原子間の電気陰性度の差が大きいほど、極性が大きくなる。


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