分類


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分類

(ぶんるい)

全ての生物の種を区別し、明確な学名を与えて記載する。

教科書で広く用いられてきたのは五界説遺伝子解析により2016年現在は生物界は3グループからなることがあきらかにされている。

体系

各階級間に亜、下、上等の中間的階級が用いられることもある。

属はごく近縁の種をもとめたもの。全ての種は必ずどれかの属に含まれる。 二名法の学名では最初に置かれる。 大文字で始まる場合はそこに含まれるいくつかの種を代表する重要な分類群であることを示す。

(あーけあ)

古細菌を参照。

(あめーば)

アメーボゾア世アメーボゾア門の生物の総称。

(がくめい)

生物に与えられた世界共通の名前。国際的に命名規約がある。

二名法になっており、属名と種名からなる。 亜属名がある場合は属名のあとにかっこ書きする。亜種名がある場合は種名の次に書く。

単語はラテン語を使用し、その他の言語はラテン語の語頭、語尾をつける。

属名と亜属名の頭文字は大文字、種名と亜種名は小文字で書く。 ともにイタリック体で表記する。最後に命名者名を標準体でつける。 命名者名がかっこで囲まれているのは属名があとで変わったことを示す。

例、Homo sapiens Linnaeus. Homoは属名(ヒト属)、sapiensはヒト属の中の種の一つ、Linnaeusはこの名前の提唱者。

(げんかくせいぶつ)

モネラ界。原核細胞をもつ生物。

(げんせいせいぶつ)

プロティスタ、原正生物界。五界説による分類。 単細胞段階または単細胞の群体段階の真核生物

(ごかいせつ)

ホイタッカー(1920-1980)が提唱、マーギュリス(1938-2011)により発展した説。 栄養摂取の方法により分類されている。

系統を反映したものではないが理解しやすいため教科書でよく用いられている。

(こさいきん)

Archaea(アーケア). リボソームRNAの構造や細胞膜の組成等が真正細菌と大きく異なる細菌。 原核生物に属する。真正細菌より真核生物に近い。

酸性が非常に強い場所、濃度が高い場所、高温の場所等特殊な環境下で生息することが知られていたが、 海洋や土壌にも広く存在する。

真正細菌や真核生物細胞膜エステル型の脂質を持つが、 古細菌の細胞膜はエーテル型の脂質を持つ。

真正細菌よりアーケアの方が真核生物に近縁。

(しんかくせいぶつ)

真核細胞をもつ生物。原核細胞にはない機能をもつ。

遺伝子による系統解析により 6-8つのまとまりのある系統群で構成されていることが分かっている。

スーパーグループ

(すーぱーぐるーぷ)

単細胞真核生物によるグループ。 真核生物を参照。

(にめいほう)

生物の分類のシステムの一つ。リンネが普及を進めた。 種には二つの名前が与えられる。 一つは種それ自身を特定するもの、もう一つは属をあらわす。 場合によっては種名を最初に提唱した分類学者の名前が最後に加えられる。 学名に用いられる。

(ねんきん)

変形菌、真正粘菌。 原生生物だが、子実体をつくり胞子で増える。 過去にはキノコの一種と考えられていたため 菌の名前がついているがではない。 近年はアメーボゾアというスーパーグループに分類される。

胞子が発芽すると粘菌アメーバとなる。 細菌を捕食して増殖・融合し、変形体と呼ばれる大型アメーバになる。 変形体は条件が合えば子実体を形成する。

(もねら)

モネラ界、原核生物界。 五界説による分類の一つ。全ての原核生物を含むグループ。 のちの解析により大きく異なる2つの系統が含まれていることが判明した。


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