15族元素


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15族元素

14族元素 16族元素

7N 窒素nitogen
15P リンphosphorus
33Asヒ素arsenic
51Sbアンチモンantimony
83Biビスマス bismuth
115Mcモスコビウム

アンチモン

(あんちもん)

銀白色に輝く半金属。 硫化物として産出する。非常に毒性が強い。

主要鉱物は輝安鉱。

半導体に近い性質をもち化合物は半導体として使われる。 合金はDVDに用いられる。

主な生産国は中国ロシアタジキスタントルコ

ビスマス

(びすます)

銀白色の半金属。結晶はきわめてもろい。 日本ではかつて蒼鉛と呼ばれた。

鉱石等に微量含まれる。

融点が271度と低く、ヒューズ等に使われる。

ローゼ合金、ニュートン合金、ウッド合金の原料となる。

中性子吸収断面積が低く、原子炉冷却材として使われる。

主要生産国は中国ペルー

ヒ素

(ひそ)

半金属元素。

単体は三つの同素体がある。 化学的性質はリンに似ている。

同素体

鉱物は鶏冠石等。

蒸気圧が高いため非鉄精錬の煙灰に三酸化二ヒ素が含まれる。 生産は煙灰を繰り返し加熱昇華する方法がとられる。

無機ヒ素は毒性が強く、有機ヒ素は低い。

草食動物はヒ素が欠乏すると発育障害が起こる。 ヒトでも必須元素である可能性がある。

食品では海産物(ヒジキ、カキ、クルマエビ)に有機ヒ素が多く含まれる。 海産物のヒ素は有機ヒ素化合物が多いため排出されやすい。

毒性があり、中世(16世紀頃)の時代には毒薬としてよく利用された。 薬としても使われる。

石見銀山の湧水は無水亜ヒ酸を含み、殺鼠剤として使われた。 1955年に粉ミルク製造時にヒ素が混入して中毒が起きる事故が発生した。

(あひさん)

三酸化二ヒ素(AS2O3)をに溶かしたときに生成されるとされる酸。 遊離の酸は得られていない。 有毒。

三酸化二ヒ素を亜ヒ酸、無水亜ヒ酸と呼ぶ場合もある。

(さるばるさん)

アルスフェナミン。ヒ素を含む有機化合物。 世界初の化学療法剤。ドイツ日本が共同開発し、梅毒の治療薬に用いられた。 現在は使用されない。

(さんさんかにひそ)

As2O3. 無水亜ヒ酸とも。有毒。

科用の歯髄失活剤として使われるヒ素化合物。 2004年には急性前骨髄球白血病の治療薬(トリセノックス)として承認された。

(ひさん)

H3AsO4。ヒ素オキソ酸。 オルトヒ酸とも。

潮解性のある無色の板状晶。

五酸化二ヒ素の水和物As2O5をに溶かすと生成する。 ヒ素製剤の原料として使われる。

五酸化二ヒ素(As2O5)をヒ酸と呼称する場合もある。

(もすこびうむ)

Mc. 115番目の元素。


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