電池


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化学 電気 酸化還元 > 電池

電池

(でんち)

battery. 酸化還元反応を利用し、e-の移動(電流)を導線部分で 電気エネルギーとして取り出せるようにした装置。

発明者はイタリアのボルタ(ボルタ電池)。

現在実用される電池

英数

アンペアハワー。電池の容量を表す単位。 10Ahは10Aの電流を1時間使える容量。

(あるかりかんでんち)

電解液にアルカリ(水酸化カリウム水溶液)を使用している一次電池、乾電池マンガン乾電池よりも大電流が得られ、かつ長持ちする。

1947年にアメリカで実用化された。 円筒形(単1から単6)がある。 単6は6個1組を金属缶に入れ、9ボルトで使用する。

(おきしらいどかんでんち)

アルカリ電池の後継とされた乾電池。 2004年に松下電器産業(現パナソニック)が発売。 EVOLTAの登場により衰退し、2009年に販売終了した。

電圧は1.6Vだが、初期電圧が1.7Vと高いため一部の機器が動作不良になる問題があった。

(かんでんち)

電池の電解液を固体に染み込ませ、取扱いや携帯を容易にした電池のこと。 1888年にドイツのガスナーが電解液を石膏で固めてつくったのが始まり。

(くうきでんち)

空気を陽極の活物質とする電池。 陰極は亜鉛、電解液は塩化アンモニウム-塩化亜鉛の混合水溶液。 乾電池と湿電池がある。

起電力は約1.45V。

陽極の活物質を空気中から得られるためその分負極の亜鉛量を増やすことができ、 容量を大きくできる。

1917年にフランスのフェリー考案。

(げんしりょくでんち)

同位体電池。 プルトニウムから放出されるアルファ線、ベータ線のエネルギーを電気に変換する電池。 人工衛星、無人島の観測装置の電源に使われる。 心臓ペースメーカーの電源に使われていたこともある。

(さるふぇーしょん)

鉛蓄電池放電時に電極に硫酸鉛が付着する現象。

電池を長期間使うと硬質化する。

(すいぎんでんち)

ルーベン電池。 陽極に酸化水銀、負極に亜鉛、電解液に酸化亜鉛を飽和させた水酸化カリウム水溶液を用いた電池。

起電力は約1.34V。定格電圧1.2V。

規格はJIS規格のアルカリ一次電池(JIS C 8511-1978)で規定されていたが、 1995年に規格から削除され、生産中止された。

(ぜんこたいでんち)

電解質を全固体とした電池。 2019年現在は開発段階。 安全性向上、超急速充電、自由な形状にすることが可能等のメリットがある。

(だにえるでんち)

起電力は約1.1V。 イギリスのダニエルが発明。 ボルタ電池で起こる分極が発生しないようにした電池。 溶液を素焼きで仕切ることにより電極板に水素ガスの気泡が発生しないようになっている。

(でんかい)

電気分解。 電気エネルギーを利用して化学変化を起こすこと。

電解質水溶液または融解塩に2本の電極を入れ、直流電圧を加えると 各電極で化学反応が起こる。

(でんかいえき)

電解質を等に溶解させた溶液で電気伝導性をもつ。

(ねんりょうでんち)

水素酸素を化学反応させて直接発電する電池。

(ぼるたでんち)

起電力は約1.1V。 イタリアのボルタが発明した世界初の電池。 放電すると分極により電圧が下がる欠点がある。

(まんがんかんでんち)

乾電池の一種。起電力は1.5V。 小電流での使用、断続的な使用に向く。

(超高性能型の場合)

高性能型(赤ラベル)と超高性能型(黒ラベル)がある。 円筒形(単1から単5)と積層型がある。 積層型の代表的なものは006P。

(りちうむでんち)

小型で軽量な一次電池。起電力は約3V。 正極はさまざまな材料が使われる


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