神経系疾患


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神経系疾患

(しんけいけいしっかん)

(いたみ)
(うんどうにゅーろんしっかん)

代表的なものは筋萎縮性側索硬化症(ALS)。 筋肉を動かすための運動神経ニューロンが消失し筋肉が萎縮する疾患。

中年早期に発症し、1〜6年で死亡する。原因不明で遺伝性はない。 眼球運動と知的能力はよく保たれる。 人工呼吸器の装着により長期生存が可能。

(かんけつせいはこう)

腰部脊柱管狭窄症でみられる症状。 歩き続けると症状が悪化して歩けなくなる。しばらく休むと症状がやわらぎ歩けるようになる。

背骨を伸ばすと脊柱管が狭くなることにより起きる。

(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

首と肩の間に通る動脈や周囲の神経が圧迫または引っ張られることにより 首、肩、腕にしびれ、痛みを生じる状態。

(ぎらんばれーしょうこうぐん)

手足の力が入らなくなり、しびれが出たあと、急速に全身に広がる症状。 細菌感染、ワクチン接種等のあと免疫異常が生じて発生する。 末梢神経系の炎症性脱髄性疾患。 急性炎症性脱髄性多発神経根ニューロパチー(AIDP)とも呼ばれる。

細菌ウイルス感染後、1-3週後に症状が出る。 症状が軽いと自然回復することもあるが、重篤な場合は人工呼吸器が必要になることもある。

稀に医薬品が原因となる場合もある。 インフルエンザ等のワクチンインターフェロン製剤、 関節リウマチのペニシラミン、ニューキノロン系抗菌薬HIVの抗ウイルス化学療法薬、抗がん剤等が知られる。

(けいついしょう)

頚椎の中を通る神経(脊髄)が圧迫される病態。 頚椎の間にある椎間板が後方に飛び出すことにより起こる。

頚椎症性脊髄症、頚部脊髄症
脊髄の圧迫により手足の動きが悪くなる。

頚椎症性神経根症
脊髄から出てきた神経根の圧迫により 頚部の痛み、手のしびれ、痛み、麻痺等が起こる。 片側に発生することが多い。

治療は装具、薬物等が用いられる。

(けいれん)

運動神経細胞に一過性の過剰な興奮が生じ、骨格筋が発作的に不随意収縮をきたす現象。

(こうじゅうじんたいこつかしょう)

OPLL. 脊髄のすぐ後ろにある靭帯が骨のように硬くなって脊髄を圧迫する病態。 の指定難病。原因は不明。

(ざこつしんけいつう)

坐骨神経に沿って尻から足の後面、外側にかけて起こる痛みの総称。

主な原因は腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症等。 これ以外の病気が原因の場合もある。

(さんさしんけいつう)

顔面神経痛、顔面けいれんとも。 三叉神経が通る顔面に生じる痛み。顔面神経との関係はない。

痛みは非常に強いが、長さは数秒で長く続いても数十秒。

治療は薬物、神経ブロック、手術、ガンマナイフ等。 薬物は抗てんかん薬のカルバマゼピンが第一選択薬として使われる。

(しんけいつう)

末梢神経が刺激を受けることによる痛み。

(すもん)

亜急性視神経脊髄末梢神経炎。 1950年代から1970年にかけて日本で多発した神経障害。

のちにキノホルムによる薬害であることが判明した。

(せきずいそんしょう)

脊髄の損傷。 胸腰髄移行部損傷(腰髄損傷)と下位頚髄損傷(頚髄損傷)に大別される。 完全損傷(横断性麻痺)と不全損傷(不全麻痺)がある。

腰髄損傷

頚髄損傷

(せきちゅうかんきょうさくしょう)

神経が通る脊柱管内面が狭くなった状態。 椎間板、黄色靭帯等により神経が圧迫される。 歩行時のしびれ、坐骨神経痛、頻尿、便秘等が起こる。

腰痛はあまり強くないが、長い距離を続けて歩くことができなくなる。 立ったり歩いたりするとふともも、膝から下にしびれや痛みが出る。

馬尾性
腰部脊柱管狭窄症により起こる。

治療はコルセット、神経ブロック療法等。

末梢性
下肢の動脈の血流不全により起こる。 ふくらはぎの痛みにより歩行困難となる。

頚部 頚椎症
胸部
腰部 坐骨神経痛
広範囲

(ついかんばん)

腰椎間にある椎間板が変性、突出し、腰椎内の神経を圧迫、様々な神経症状を引き起こす病気。

尻、太もも、ふくらはぎに痛み、しびれが生じる。 重症化すると歩行できなくなることもある。 排尿、排便に関わる神経がダメージを受けると排尿、排便機能が低下する。

8割は安静、コルセット装着、マッサージ等で自然に回復するとされる。 支障がある場合は薬物療法、神経ブロック注射、手術による椎間板切除がおこなわれる。

(ほうさんつう)

末梢神経等の圧迫により末梢神経に沿って広がる痛み。


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