自動車機器


index skip allword source recent(rd) (no rd)
dicfile-mtime:2024/09/21(Sat) 09:27:48
dicfile-size:7830byte


機械 自動車 > 自動車機器

自動車機器

(じどうしゃきき)

一部は自転車機器を参照。

英数

Automatic Transmission Fluid. ATフルード。

トルコンオイルとも。 クラッチやギアチェンジの動作を行うための。 粘度は低めで温度が変化しても粘度が変わりにくい。

エンジンオイルと間違えないよう赤色に着色されている。

Diesel Particulate Filter. ディーゼルエンジンに搭載される装置。 排気ガスに含まれるPMを捕集し、自動的に燃焼する。

Electronic Control Unit. 自動車エンジンの制御を行うコンピュータ機器のこと。

Exhaust Gas Recirculation. 排ガス再循環。 アメリカで1970年頃開発。

排出ガスを再び吸入空気と混合する。 燃焼室内の酸素濃度を下げることにより燃焼をゆるやかにし、NOxを低減する。

Power Take Off. 各種作業をするための動力をトラック等のエンジンから取り出す装置。 エンジンの回転を油圧に変換する。

(あどぶるー)

尿素SCRを参照。

(おーとらいと)

自動車のライトの一種。まわりが暗くなると自動的に点灯する。 2020/4の新車から義務化。継続生産車は2021/10から。

(くらっち)

マニュアルトランスミッション搭載車に装備される機構。 クラッチペダルで操作する。 エンジンの回転力をトランスミッションに伝える。また停車時、変速時には切り離す。

ペダルを踏まない状態ではクラッチディスクがフライホイールに押し付けられている。 押し付けにはダイヤフラムスプリングが用いられる。

ペダルを踏むとダイヤフラムスプリングが通常と逆の方向にそりかえり、 押し付け力がなくなってクラッチディスクがフライホイールから離れる。

(こうしょさぎょうしゃ)

作業用バスケット(または床)が2m以上上昇できる能力をもち、 不特定の場所に自走できる機械。

年1回の特定自主検査が義務付けられている(安衛法第45条)。

運転には資格が必要。

作業床の高さが10m未満
高所作業車の運転の業務に係る特別教育(安衛則第36条第10号の5)

作業床の高さが10m以上
高所作業車運転技能講習(安衛則第83条、高所作業車運転技能講習規程)

(さすぺんしょん)

懸架装置。鉄道車両自動車の重みを支える装置。 振動、衝撃を緩和する目的もある。

下記の部品で構成。

(さんげんしょくばい)

白金パラジウムロジウム等を利用した排出ガス処理システム。

(しがーそけっと)

本来は自動車内でタバコに火をつけるための機器。 現在は車装品の電源用に使われることが多い。

ソケットの規格はJIS D 5807。

電圧は乗用車は12V、トラックは24Vの場合が多い。

(しょっくあぶそーばー)

ダンパーを参照。

(しーとべると)

自動車、航空機シート用のベルト。

(自動車用) 1950年代にスウェーデンのボルボ社が開発、特許を無償で公開したため普及した。 前の座席は3点式、後ろの座席は2点式が多い。 道路交通法改正により2008/6から全座席で着用が義務付けされた。

(だんぱー)

ショックアブソーバーとも。 サスペンションの部品の一つ。路面、線路からの衝撃を吸収する。 スプリングが衝撃を吸収した場合の反発力(跳ねる力)をおさえるはたらきをもつ。

シリンダーの中にオリフィス付のダンパーピストンがある。 内部は粘度の高いオイルと空気(または窒素ガス)が封入されている。

(ちゃいるどしーと)

年少者用補助乗車装置。6歳未満対象の自動車用シート。 2000/4/1から使用が義務付けされた。 法令は道路運送車両法、規格は道路運送車両の保安基準による。

別付のものと自動車組込式がある。

乳幼児用生後約10ヶ月まで
幼児用 生後約10か月から約4歳まで
学童用 約4歳から10歳まで

(でふ)

ディファレンシャル、差動装置。 終減速、回転方向の転換、差動作用の三つのはたらきをもつ。

トランスミッションで減速された回転は デフに付属するファイナルギア(終減速装置)で更に減速されタイヤに伝わる。 1速の場合エンジン回転数は約1/12となる。

(どらいぶしゃふと)

前輪駆動車のエンジン、トランスミッションの駆動力を前輪に伝えるシャフト。 デフホイールを結ぶ。

角度変化が大きく、等速ジョイントにより問題なく駆動力が伝わるようになっている。

(とらんすみっしょん)

変速、後退、中立を切り替える機器。 変速比が1000(トップギア)の場合は入力回転数と出力回転数が同じになる。1000を超えると増速される。

(マニュアルトランスミッション)
クラッチシャフト、メインシャフト、カウンターシャフトがあり、 シャフト上のギアが常に噛み合って回っている。

クラッチシャフト
ギアを通じてエンジンの回転をカウンターシャフトに伝える。

カウンターシャフト
ギアを通じて回転をメインシャフトに伝える。

メインシャフト
回転をデフ、タイヤに伝える。中立時はギアとシャフトは噛み合っていない。 シフトレバーを操作するとスリーブが前後に動き、ギアとシャフトが噛み合う。

後退時はリバースギアをはさむことにより回転方向を逆転させる。

(オートマチックトランスミッション)
トルクコンバータと副変速装置が用いられる。 トルクコンバーターの変換能力はエンジン発生トルクの2〜3倍しかないため ギアによる副変速装置でトルクアップされる。

副変速装置にはプラネタリーギアが使われる。 リングギア、キャリア、サンギアがあり、どれか1つが固定され、どれかから入力すると 残り1つが出力となる。これを組み合わせて変速を行う。

(とるくこんばーた)

A/T車に搭載される機器。 オートマチックフルードを媒体としてエンジンの回転を副回転装置に伝える。

(にょうそSCR)

アンモニアを使い窒素酸化物(NOx)を減らすための 排気ガス浄化システム。

尿素水をエンジンの熱で加熱し排気ガスに吹きかけアンモニアガスを発生、 窒素酸化物を浄化させる。

1000km走ると1L減るため、尿素水は定期的な補充が必要となる。

(ばってりー)

自動車に使用される電池。電圧はDC12Vまたは24V。

種類

日本製の車のバッテリーはJIS規格のものが多い。 輸入車はDIN規格が多い。

JISによる記号例

交換時は長さと端子位置が同じものを選ぶ。

DINの例

(ふぁんべると)

オルタネーターベルト。 オルタネーター(発電機)を回しバッテリーを充電させる。

従来はラジエーター冷却用のファンを回すベルトだったためこの名がある。 現在は電動ファンで冷却するため、このベルトでファンを回すことはない。

(ふらいほいーる)

クランクシャフトの端についている金属性の円盤。

エンジンが燃焼、膨張以外の行程にある場合でも、 フライホイールの慣性力により回転を維持することができる。 また回転速度の変動をおさえることもできる。 トルクコンバータ搭載車両には採用されない。

(ぷろぺらしゃふと)

FR車、4WDで使われる回転軸。 トランスミッションデフを結ぶ。 車体中央を前後に走る。

エンジンの駆動力はプロペラシャフトを通じてリヤデフ、駆動輪に伝わる。

材質は鋼鉄が一般的。

ドライブシャフトよりも回転数が高いため、トランスミッションとデフの距離が大きい場合は 2分割、3分割にして回転数を低下させ、振動を抑える。

(ろっくあっぷ)

トルクコンバーターの直結システム。

エンジンからの回転をトルコンを介さず、 クラッチを通じてギヤに導く機構。


Generated by ldiary3.00beta t2h3_method 2008/09/28
Powerd by Ruby Ver 1.8.1