芸術 > 絵画
図像解釈学。 ワールブルクが提唱し、ワールブルク学派が展開。 イコノグラフィーに基づき、作品のもつ象徴的価値を解明するための学問。
東方正教会においてのキリスト、聖母、諸聖人が描かれた 礼拝用の絵のこと。
江戸時代に発達した風俗画。 前身は16世紀後半に京都の庶民生活を描いた絵。 肉筆画と木版画があるが、版画が大きく発展した。
西洋ではゴッホ、ゴーギャン、ボナール等に影響を与えた。
浮世は「現実」の意。 大衆文化としてひろまったのは18世紀(江戸時代)に入ってから。
初期は墨の線だけで描かれていたが、のちに筆で色がつけられるようになった。 色の使用が増えるにしたがい、大量に製作可能な版画に変わっていった。
まず墨で絵が描かれ、絵柄を版木に彫り、版木に色をつけて刷られた。 版木は色毎につくられた。
1人ではなく、3工程3人の手でつくられる。 絵師、彫師、刷師と呼ばれた。
1890年頃からの写真の普及に伴い衰退していった。
腐蝕銅版画。版画技法の一つ。
耐酸性の防蝕剤を塗った銅版に針で線を刻んだあと、 酸につけて線のみを腐蝕させて凹版をつくる。 この版にインクを詰めて刷る。
三次元空間を二次元平面上に表現する絵画技法。
江戸時代初期から近江の大谷、追分あたりで描き売られていた民画。
旅人の土産物として売り出したのが始まり。
単色の濃淡を活かして陰影や明暗を表現する絵画技法。 褐色系の色が用いられる。
18世紀のヨーロッパで発展した。
使用する色により名前が変わる場合がある。
明暗法のこと。 絵に立体感、距離感をもたせるため光と陰影とのコントラストを強調して描く画法。
ルネサンス時代に追及された。
レオナルド・ダ・ビンチ、M.カラバッジョ、レンブラントの作品でみられる。
黒から白への濃淡で明暗や陰影を表現する絵画技法。
中国起源の東洋画。精神性に基づく自然が描かれる。
六朝時代に描かれるようになり、最盛期は唐代後半から北宋時代。 明以降は文人に支持された文人山水画が主流となる。
日本には鎌倉時代に輸入された。
ぼかし技法のひとつ。 物体の輪郭線をはっきり描かず、境をぼかして描く技法。 レオナルド・ダ・ビンチが重要視した。
紙と紙の間に絵具を挟んで絵画を制作する技法。
スペインのドミンゲスが始めたのが最初とされる。
絵画や彫刻等を制作する際、対象物の形状を変形、歪曲させること。
19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカで流行した風景画の様式。 暗めの色を使用し、陰影や雰囲気を強調する。
想像上で描かれる肖像画のこと。
ブオン・フレスコ。 フレスコはイタリア語で新鮮なの意。 壁画制作の手法。漆喰壁が乾ききらないうちに顔料を水に溶いて描く。 短時間で仕上げる必要がある。 隆盛期は13-17世紀のルネサンス期。
絵画の技法の一つ。 木の葉、板等に薄い紙をあて、鉛筆、木炭等で軽くこすり、 葉、木目を浮き立たせる手法。 エルンストがはじめて試みた。
水溶液に描画材を落とし入れ、水面上にできた複雑な模様を紙に写し取る技術。 15世紀にトルコで生まれたとされる。
様々な素材やその使用法により作り出される画面の材質感のこと。
1850年代にイタリアのトスカーナ地方で生まれた絵画の流派。 絵画は色斑を使って描かれる。
形而上絵画とも。 1909年頃からキリコらが生み出した絵画様式。
石版画のこと。 1890年代のパリでリトグラフによるポスターが地位を確立し始めた。