細菌 > グラム陽性
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。多くの抗生物質に耐性を持つ。 肺炎、敗血症、腸炎、髄膜炎、胆管炎等を起こす。 健康な人は菌にふれても発症しないが、弱った状態では重症化する。
クロストリジウムの一種。 生物の腸内、土壌、水中等に分布する嫌気性の菌。グラム陽性。 老人になると保菌率が高くなる。
熱抵抗性が高く、加熱しても芽胞が生存している場合がある。
食中毒の原因となる。 増殖時に毒素(エンテロトキシン)を産生する。 毒素は熱や酸で容易に不活性化される。
産生する毒素によりA B C D Eの5つに分類される。 食中毒の原因となるのはほとんどがA型。
ガス壊疽を起こす場合もある。
食中毒、化膿性疾患(おでき、にきび、水虫等)の原因となる菌。 健康な人の鼻、咽頭、腸管等に分布する。健康者の保菌率は20-30%とされる。
食品の中で増殖する際にエンテロトキシンという毒素をつくる。 菌は熱に弱いが毒素は熱に強く、100度20分の加熱でも分解されない。
酸素がなくても増殖でき、塩分があっても毒素をつくる。
嫌気性の細菌。腸内、土壌等でみられる。 無酸素の状態でのみ増殖する。
芽胞を形成するため熱、乾燥、薬剤に強い。
病原性黄色ブドウ球菌の菌体外酵素のひとつ。 血漿を凝固させる。
真正細菌目バチルス科。グラム陽性。 好気性で耐熱性の芽胞を形成する。 通常棹状。
自然界に広く分布する。納豆菌はこの菌の一種。
アルカリ性、中性の2種のプロテアーゼを生産する。
病原性はほとんどない。
胞子は高圧滅菌しないと滅菌できない。
ヒトや動物の腸内に住む常在菌。 偏性嫌気性菌、グラム陽性の桿菌。
多くの抗菌薬に耐性がある。 抗菌薬を投与すると腸内フローラが乱れディフィシル菌が増殖、 トキシンA、トキシンBと呼ばれる毒素を産生し、これが下痢、軟便の原因となる。
重篤時は偽膜性大腸炎を誘発する。
糖を発酵して乳酸をつくる菌の総称。 腸内の善玉菌として扱われる。グラム陽性。
酸素はあってもなくても生きていける。
オリゴ糖や食物繊維をエサとする。
好気性グラム陽性桿菌。土中に生息。 日和見感染、ノカルジア症の原因となる。
ビフィドバクテリウム属の菌の総称。 グラム陽性。 乳酸菌の一種とされるが、酸素のある環境では生きていけない。
ヒト、動物の腸内で生息。善玉菌の一種。 生物により種も異なる。 腸内では乳酸菌の数百倍存在する。
酸素を嫌う性質がある。 発酵すると乳酸のほかに酢酸も発生させる。
ブドウ球菌属のグラム陽性球菌の総称。 菌の配列がブドウの房のようにみえることから命名された。
ヒトや哺乳類の皮膚、粘膜に生息。
このうち黄色ブドウ球菌は病原性が強い。 常在菌だが、基礎疾患をもつ患者の場合は重篤な感染症を引き起こす。
コアグラーゼの有無により大別される。
リステリア・モノサイトゲネス。 河川水や動物の腸管内等に存在する細菌。 グラム陽性、通性嫌気性の短桿菌。
マクロファージに貪食されても殺菌されない。
リステリア症を起こす。
周産期リステリア症では胎児の多くが流産、死産となる。 新生児リステリア症では死亡したり後遺症を残すことがある。
免疫が極端に低い成人では成人リステリア症を起こすことがある。
加熱により死滅する。 4度以下でも増殖でき、10%の塩分濃度でも増殖可能。
化膿性髄膜炎、敗血症の原因となることがある。
溶血性レンサ球菌とも。 連鎖状に配列する細菌。グラム陽性。
鼻、咽頭、口腔、腸管等に存在する。
A群は多くの疾患の原因となる。