物理 > 力
物体間に作用し、運動状態を変えたり変形させようとしたりする相互作用を表す量。
種類
力の三要素
速度の単位
加速度の単位。 メートル系の非SI単位。 航空機、ロケットが受ける力を重力を単位として測るときに用いる。
例えば500gの質量に作用する地球の重力は500gfとなる。
物体の運動についてニュートンが発見した三つの法則。
運動の勢いをあらわす量。 質量と速度の積であらわされる。 単位はkg・m/s。
物体にはたらく重力の大きさ。
ニュートン力学を一般座標により記述し、 性質を数学的に論じる力学。
物体の回転の勢いをあらわす量。 慣性モーメント(I)と、回転の角速度(ω)の積で求められる。
角運動量も物体の回転を変える力が働かないかぎり保存する (角運動量保存の法則)。
1秒間にどれくらいの角度回転するかを示した量。 単位はrad/s、ラジアン毎秒。 等速円運動では角速度は一定になる。
acceleration. 単位時間あたりの速度の変化量。ベクトル。記号はa。 単位はメートル毎秒毎秒(m/s2)。
gal. 加速度をあらわす単位。 固有の名称を持つCGS組立単位。 1秒につき1cm/sの加速度の大きさをあらわす。 イタリアのガリレイにちなんで名づけられた。
計量法では重力加速度または地震に関わる振動加速度の計量にかぎって 用いてよいとされている。
物体が運動状態を維持しようとする性質のこと。
慣性の法則(運動の第1法則)
物体に外部から力が作用しない限り、最初に静止していた物体はいつまでも静止の状態を保ち、
運動していた物体はいつまでもその速度を保って等速度運動を続ける。
(ただし地球上の物体には重力がはたらいているためこの条件は成り立たない。)
偶力のモーメント
物体にはたらく重力は物体の各部分にはたらく重力の合力で、 合力の作用点が重心となる。
kgfを参照。
質量と質量の間にはたらく万有引力、 または地球上の物体が地球から受ける力。
重力の大きさは物体の質量に比例する。
重力による加速度の大きさ。物体の質量に関わらず一定となる。 記号はg。
大きな重力場により光が凸レンズを通過したときのように 曲げられる現象のこと。
一般相対性理論から導かれる。
単位時間の位置の変化のこと。 単位はm/s(メートル毎秒)等。
力の単位。CGS系組立単位。記号はdyn。
ばねにおもりをつけて少し引っ張り手を離すと発生する運動のこと。 糸におもりをつけてぶら下げ、横にずらして手を離すと発生する振り子運動も単振動。
物体に加わった力が物体を回転させるはたらきをするとき、 この力の大きさを「力のモーメント」と呼ぶ。
(0).1642-1727. イギリスの物理学者、天文学者、数学者。
(1).ニュートンの運動の法則をもとに確立された力学。
(2).固有の名称を持つSI組立単位。 1kgの物体に働くとき、その方向に1m/s2の加速度を与える力の大きさのこと。
イギリスの科学者アイザック・ニュートン(1642-1727)にちなむ。 1Nは100gf(重量グラム)。 質量1kgの物体の地球上での重量は1kgf = 9.80665Nとなる。
knot.速度の単位。SI併用単位。 1時間に1852m(1海里)の速さ。
水滴やシャボン玉が球形になる現象。 液体が表面積を最小にしようとするためにはたらく。
物体の変形の大きさに関する法則。
大きさと向きの両方を持つ物理量。
摩擦力。物体を動かそうとする際にはたらき、物体の動きを妨げる力のこと。
速度をあらわす単位。m/s。 1秒間に1mの速さ。
加速度をあらわす単位。m/s2。 SI組立単位。 1秒間に1メートル毎秒の加速度をあらわす。
物体の運動状態を変化させる力のはたらきの大きさは 力の大きさと力がはたらく時間(作用時間)によって決まる(力×時間)。 これを力積と呼ぶ。