物体が持っている物質量。 物体を作っている原子や分子の数で決まる。 一般的な単位はキログラム(kg)。
決め方は下記の2通りがある。
質量の単位
| キログラムkg | ||
| 貫 | 尺貫法 | |
| 匁 | 尺貫法 | |
| ポンド | lb | ヤード・ポンド法 |
| グレーン | gr | ヤード・ポンド法 |
| オンス | oz | ヤード・ポンド法 |
| トン | SI併用単位 | |
| カラット | 非SI単位 |
ポンドを参照。
オンスを参照。
ounce. ヤード・ポンド法の質量、体積の単位。記号はoz。
1オンスは通常28.3495g。
| 常用オンス | ozまたはoz av | 1オンスは1/16ポンド |
| トロイオンス | oz tr | 貴金属、宝石の計量に用いる。1オンスは1/12トロイポンド |
| 薬用オンス | oz ap | 薬の計量に用いる。1オンスは480グレーン。 |
液量オンスは記号fl oz。 イギリスでは1/160英ガロン、アメリカでは1/128米ガロン。
carat. 宝石用の単位。記号はcar。 国により定義がまちまちだったが、 1907年のメートル条約により下記に定められる。
金の純度をあらわす場合もカラットが使われる。 この場合の記号はKかKt。 純金が24Kとなる。
尺貫法による単位。1貫は(15/4)kg = 3.75kg。 1891年に定義。
尺貫法廃止により1959年以降は法定単位ではなくなっている。
質量を表すSI基本単位。記号はkg。 SI基本単位で唯一接頭辞がつく。
当初は摂氏4度の純粋な水1立方デシメートルの質量と定義されたが、この質量は実際の1kgよりやや少ない。 1875年のメートル条約により、国際キログラム原器の質量と定義。
キログラムを参照。
grain. ヤード・ポンド法の質量の単位。記号はgr。 1グレーンが1/7000ポンドとなる。
トロイポンド、薬用ポンドでは1グレーンが1/5760ポンドとなる。
ton. 記号はt。1t = 1000kg。 質量の単位だが、容積をあらわす場合もある。
SI単位との併用が認められている。 国際単位系では接頭語はつけない。 計量法ではキロトン、メガトンが許されている。
(ヤード・ポンド法のトン)
英トンと米トンがある。
(容積単位)
船舶の大きさをあらわす際に使われる。
ヤード・ポンド法の容積単位。総トンとも呼ばれる。
単位記号はT。
pound. ヤード・ポンド法の質量の単位。記号はlb。 起源は古代ローマの単位libra pondoより。
1ポンドは0.45359237kg。約450g。
イギリスとアメリカで値が異なっていたが、 1959/7/1に統一された。
通常ポンドと言うと常衡ポンド(記号lb (Av))のことをさす。
尺貫法の単位。真珠用に使われる。単位記号は匁、mom。 尺貫法は廃止されたが、匁は日本の法定計量単位として残されている。
5円硬貨の質量は3.75gでちょうど1匁となる。