発生


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生殖 > 発生

発生

(はっせい)

受精卵が分裂により細胞数を増やしつつ 生物の身体をかたちづくる過程のこと。

(げんちょう)

の内部に新しい空間をつくりだす管状の構造のこと。 この入口は原口と呼ばれる。 原腸は胃腸や器官となる。

(さうすぽー)

左ききを参照。

(じゅせい)

精子による異型配偶子接合のこと。

ヒトの場合は受精後、受精卵は卵割しながら子宮内腔に向かう。 4-5日後に胞胚となり、子宮内膜に着床する。

(じゅせいらん)

受精が成立したのこと。

卵子と精子が受精卵になると細胞分裂を繰り返しながら4-6日かけて卵管を進む。 子宮内に到達すると子宮内膜へもぐりこみ着床する。 受精から着床までは約7日。 妊娠しなかった場合子宮内膜ははがれ落ちて排出される(月経)。

(ヒトの場合の発育)

期間(約)
3日 桑実胚となる
5日 胞胚となる
2週 初期着床卵となる、内胚葉と外胚葉を形成
3週 中胚葉を形成
4〜7週胎芽(胚子)と呼ばれる状態
5週 心臓の拍動が始まる、四肢の原基が出現
8週 ヒトの形を呈し胎児と呼ばれるようになる、身長は約3cm、目耳口鼻が発生
11週 身長約8cm、体重約20gとなる、外陰部の性別が区別される
16週 胎盤が完成、四肢の運動が始まる
30週 身長約40cm、体重約1500gになる、子宮外でも生存可能になる
37〜42週標準的な分娩時期

(せいし)

小さく運動能力を持つ配偶子。 寿命は3-4日。

ヒトの場合、一度の射精で4mlの精液が放出され、約2-4億の精子が含まれる。 99%は子宮に到達する前に死滅する。速度は1分間に2-3mm。

卵管で卵子の目前までたどりつける精子は数十から数百とされる。

(ヒトの精子) 雄の精巣で80日程度かけてつくられる。精液に含まれる。 つくられた精子は精巣上体で貯蔵される。

1つの一次精母細胞から4つの精子がつくられる。

(ヒトの精子の構造)

頭部、中片、尾部(べん毛)から構成。 頭部は大部分が精核、中にDNAがおさめられている。 中片内部にはミトコンドリアがあり、べん毛に必要なエネルギーを供給している。 頭部の先端には先辺がついており受精の際に役立つ。

減数分裂で発生するため染色体は対をなさず、半量の23本のみとなる。 性染色体はXのみ、Yのみのどちらかで受精する精子により性別が決まる。

精子のミトコンドリアは受精後消失する。

(せつごう)

配偶子どうしが合体して核と細胞質が一つになること。

(はい)

受精卵の個体発生の初期で明瞭な変化がみられない時期の個体。 発生段階により名称が変わる。

植物では受精卵からある程度まで発生が進んだ胞子体までを胚と呼ぶ。

種子植物では種子の中にある子葉(幼芽)、胚軸、幼根になる部分のことをいう。

(はいぐうし)

雌雄またはプラスマイナスといった相反する性質をもつ生殖細胞。 有性生殖は配偶子による生殖。

同形配偶子
異形配偶子
精子

(はいよう)

受精卵が卵割したあとに生じる細胞による形成層。

(ひだりきき)

左手をきき腕とするヒトのこと。 全体の約1割。女性より男性に多い。

その理由はアンドロゲンシャワーにより左脳の発達が女性より遅れるためと推測される。 アンドロゲン・シャワーの分泌が多すぎると左脳の発達が極端に遅れ、言語障害、自閉症等になる。 この病気は左ききの男児に多い。

そのかわり右ききと比べると右脳が発達する。 優れたスポーツ選手、音楽家、芸術家には左ききが多い。

サウスポー(southpaw)はスポーツにおける左きき選手の通称。 もとはアメリカの新聞記者が考案した造語で、 1880-1890年代にシカゴ球場に関するスポーツ記事から生まれたとされる。 当時のシカゴ球場はバッターボックスで打者が東側を向くように設計されていた。 この場合左投げの投手は投げる腕が南側になることから、南の手=southpaw(サウスポー)となった。 その後野球以外の多くのスポーツに浸透した。

左ききは右ききより2.5倍免疫疾患にかかりやすい。 また社会は右ききを基準に作られているため、 左ききは社会では知らないうちにストレスを受け、寿命が短いとされる。

(ほうし)

無性的な生殖細胞。 類、類、コケ、シダ植物などがつくる。 母体を離れてから単独で発芽、成長する。

栄養胞子
減数分裂がなく、体の一部が分裂してできる。 核相は単相か複相。菌類ではまれに重相。 菌類、藻類でみられる。

真正胞子
複相核の減数分裂を経て形成される。単相。 植物の胞子のほとんどが該当。

(らん)

卵子。大きく運動能力を持たなくなった配偶子。 雌の卵巣内でつくられる。 寿命は排卵後24時間。特に受精しやすいのは6-8時間。 受精すると受精卵になる。

ヒトの場合、女性が胎児のときから作られ始める。 妊娠20週で700万個になるがその後減少、生まれるときには約200万個になる。

思春期約20-30万個
25歳頃10万個
35歳頃5万個
閉経時ほぼ0

1つの一次卵母細胞から2〜3つの極体と1つの卵がつくられる。 極体はしだいに退化して消失する。

各部の名称

卵黄の量と分布のしかたにより下記に分かれる。

種類 卵割
等黄卵全割 等割 卵黄量が少なく均等に分布
端黄卵全割 不等割全割だが動物極側の割球が小さくなる
端黄卵部分割 盤割動物極側の一部で起こり、割球が盤状に配列
心黄卵部分割 表割卵黄内で分裂した娘核が卵表面に移動し核間に細胞膜が侵入する

(らんおう)

が発生するときのエネルギー源、体物質の材料となる養分。 粘り気が強く、卵割の際に細胞質の分裂を妨げる。

(らんかつ)

発生の初期段階に行われる特殊な体細胞分裂。 卵割で生じる個々の小さな細胞を割球と呼ぶ。

カエルの場合

(らんさいぼう)

女性の生殖細胞各段階の総称。

(らんし)

と同義。医学的には卵子と呼ばれることが多い。


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