禅宗


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仏教 > 禅宗

禅宗

(ぜんしゅう)

6世紀後半にインドでおこった宗教。悟りを目指す。 仏心宗、達磨宗ともいう。

仏教の一派。近世中国の仏教はみな禅宗をなのる。

開祖は達磨とされ、 慧能を祖とする系統を南宗禅と呼ぶ。

6世紀達磨がインドから中国に伝えた。

日本では鎌倉時代に発達、 臨済宗曹洞宗黄檗宗の3つの流派がある。 の修業は自力による修行となる。

臨済宗と曹洞宗は鎌倉時代、黄檗宗は江戸時代に発達した。

中国の禅宗は代から衰退していった。

禅宗の精神は文学、建築絵画、茶道等に影響を与えた。

中国禅宗五家七宗

五家

(おうばくしゅう)

禅宗の一派。 開祖は中国の隠元隆g。本山は京都府宇治市の黄檗山万福寺。

(かんなぜん)

一つの公案を理解したあと、さらに別の公案を目標にたて、悟りに至ろうとする禅風。

(ごけしちしゅう)

中国の南宗禅の宗派のこと。

(ごさんじっせつ)

中世禅宗寺院の格式のこと。

五山
政府が住持を任命する5つの寺。

十刹
五山に次ぐ寺格をもつ10の寺。

足利義満の時代に五山の上に南禅寺がおかれた。 五山も京都五山、鎌倉五山の10の寺が定められた。

十刹は16の寺が定められたが、このあと次第に数が増えていった。

(ざぜん)

坐禅。禅宗の修行の一つ。 座布団の上で姿勢を正し、精神統一を行う。

曹洞宗では壁に面して、臨済宗では壁を背にしてあぐらをかく。

座禅中に雑念が入る、姿勢が崩れる、眠くなる等すると僧侶が肩付近を叩く(警策)。

両足を組むものを結跏趺坐(けっかふざ)、 片足だけのものを半跏趺坐(はんかふざ)と呼ぶ。

(されい)

禅宗における飲茶の礼法のこと。茶の湯の原型とされる。

(じゅうぎゅうず)

仏道入門から真の悟りに至るまでの過程を10枚の図であらわしたもの。 中国宋代の禅宗が考案。

牧童が牛を探し求め悟りを得る過程を示している。

十の絵と偈頌(げじゅ)で構成。

(ぜん)

心を静め精神統一すること。仏陀が禅定により悟りを得たことから重視されてきた。

(ぜんじょう)

心を静め一つの対象に集中するための瞑想のこと。

(そうとうしゅう)

禅宗の一派。五家七宗のひとつ。

9世紀に唐僧の洞山良价が開いた。

日本では道元鎌倉時代に中国(宋)から伝えた。 瑩山(けいざん)は太祖と呼ばれる。

大本山は福井県の永平寺、神奈川県の総持寺。

座禅そのものを仏法として重んじる。

本尊は釈迦。特定の経典はない。

正法眼蔵や法華経等が読まれる。

(だるま)

菩提達磨。禅宗の始祖。出身はインド。6世紀頃に中国に渡った。

達磨の座禅の姿をまねた人形も達磨と呼ばれる。 縁起物として多用される。

(どうげん)

鎌倉時代の僧、曹洞宗の宗祖。

(ほうげんしゅう)

中国の禅宗の一派。開祖は法眼文益。

(もくしょうぜん)

曹洞宗の禅風。 無念無想となることを目的とする。

(りんざいしゅう)

禅宗の宗派のひとつ。中国禅宗五家七宗の一つ。 臨済を開祖とする。

石霜楚円のときに楊岐方会による楊岐派、黄龍慧南に始まる黄竜派に2分された。

12世紀末に栄西によって黄竜派の法が日本にもたらされた。

看話禅を特徴とする。

鎌倉、室町時代には幕府の支持を得て隆盛した。

本尊、特定の経典は存在しない。

般若心経、金剛般若経等が読まれる。

派は15に分かれる。


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