芸術 > 茶道
ちゃどうとも。茶の湯の道の略。 抹茶を通しておこなわれる総合芸術。
禅宗の茶礼が原型とされる。
室町時代に村田珠光(じゅこう)が侘茶を成立された。 武野紹 (じょうおう)がその精神を受け継ぎ、新たな茶道具を作り出した。
その後武野の弟子である千利休が安土桃山時代に完成させた。 これが現在の茶道のもとになっている。
一つの茶碗に一人分の茶をたてたもの。
茶事で茶の前に出す簡単な食事のこと。 温石で腹を温めるのと同程度の軽い食事。
壁に掛ける道具。茶会の趣旨を示す。 墨跡が重視される。
形状による分類
客の人数分の抹茶を一つの茶碗に練ったもの。 一同で順番にいただく。
(0).茶室のこと。 数寄は茶の湯の意。
(1).数寄屋造り。 茶室風につくられた建物。
1522-1591. 桃山時代の茶人。
織田信長、次いで豊臣秀吉の茶頭の地位に就いていた。
炭、点前に使用する道具を入れて席中に持ち出す器。 籠が一般的。
待合、腰掛待合、薄茶席に用意する盆。 正客の場所を示す。
濃茶を入れる小さな容器のこと。多くは陶器製。
広間等で大人数を対象としておこなわれるもの。
茶の湯で使われる菓子。
茶をたてて飲むもの。 所用時間は4時間。
時間帯はいくつかあるが、正午の茶事が基本。
茶事専用の部屋。数寄屋とも。 基準は四畳半。中央に炉を切り、床の間、にじり口が置かれる。
抹茶をたてるための竹製の道具。 材質は白竹、紫竹等。
茶を入れる器。
神聖な水で心身を清める事。
水は手水鉢に溜めてあり、柄杓が添えられる。
蹲踞とも。 茶室の庭先に低く据えつけた手水鉢(ちょうずはち)のまわりに配置された 役石のこと。
客が手と口を清めるのに使用する。
左右には湯桶石(ゆとういし)、手燭石(てしょくいし)が、 手前には前石がある。
茶を練ったりたてたりする動作のこと。
抹茶用の茶碗。 中国にある山の名が由来。
和室の床を一段高くしたところ。 壁に掛軸を掛け、床の上に花瓶、置物を置く。
室町時代に武家屋敷に取り入れられた。
茶室の入り口。 入り口としては低く、刀を外し、頭を下げないと入れないようになっている。 茶室の中では全ての人が平等という考えによる。
使い帛紗、点前帛紗とも。 道具を清めたりのせたりする際に使う絹製の布。 男性は紺色、女性は赤か朱色を用いる。
古帛紗
出し袱紗とも。
濃茶を飲むとき、道具の拝見等で用いる。
いろいろな織物がみられる。
1544-1615. 安土桃山、江戸時代初期の武将、茶人。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に従った。 大坂夏の陣で豊臣方への内通を疑われ、一族とともに捕らえられ切腹した。
織部流の茶道を大成させた。
席中で炭火を置いて釜をかけるための道具。 下には敷板を敷く。
期間は5-10月頃。
茶室に付属する施設。 道具の準備、整理に使われる。
日本庭園における決まった役割をもつ石のこと。
床に切られた炉。 炉壇と炉縁で構成。
期間は11-4月。
茶の湯の庭のこと。
室町時代中期頃に確立された茶事。 草庵を更に簡素化したもの。