器官 > 神経系
感覚は電気信号として末梢神経(感覚神経)を通じて中枢神経に伝えられる。 中枢神経では信号を処理、判断し、指令を末梢神経(運動神経)を通じて伝え、運動をおこさせる。
節前線維 | 節後繊維 | |
交感神経 | コリン作動性神経 | アドレナリン作動性神経 |
副交感神経 | コリン作動性神経 | アドレナリン作動性神経 |
運動神経はコリン作動性神経。
三叉神経の第3枝。 感覚、運動の混合性神経。三叉神経で最も大きな枝。
蝶形骨の卵円孔を通って側頭下窩に出る。 各部に枝を与えたあと、舌神経、下歯槽神経の2終枝に分かれる。
脳神経の一つ。 橋の顔面神経核から起こる。
運動線維、味覚線維、分泌繊維で構成。
嗅覚を伝える神経。脳神経。
鼻腔、嗅上皮の嗅細胞基部から神経突起が伸び、頭蓋腔内の嗅球に至る。
神経細胞が身体全体に網目状に存在する神経系。 刺胞動物にみられる。
顔面、口腔、鼻腔等の感覚を伝える脳神経。混合性。
異常が生じると顔に強い痛みを生じる。
脳幹からはじまり、顔面で三つの枝に分かれる。
視覚を脳に伝える脳神経。 全長35-50mm。 始点は視神経乳頭。
両眼の神経は途中で交わり、この部分は視交差と呼ばれる。 ここで各眼の視神経の半分は反対側に交叉し、更に進んで後頭葉に入る。
脳の右側は両眼の左視野、左側は右視野の情報を受け取る。
三叉神経の第2枝。 正円孔を通って頭蓋腔を出る。
頬骨神経と翼口蓋神経が分岐し、残りは眼窩下神経となって眼窩に入る。
脳神経の一つ。延髄から起こる。 感覚、運動、味覚の神経を含む。
舌後部1/3の味覚と感覚、咽頭粘膜の感覚を受け持つ。
脳神経の一つ。 運動性の神経で、舌筋を支配する。
目を動かす脳神経。 内直筋、上直筋、下直筋、下斜筋を動かす。 このほか、上眼瞼挙筋、瞳孔括約筋、毛様体筋も動かす。
聴覚と平衡感覚をつかさどる脳神経。 内耳道内で前庭神経、聴神経に分かれる。
前庭神経
平衡感覚を受け持つ。内耳内の前庭と半規管に連結。
聴神経
聴覚に関与。内耳の蝸牛のラセン器に連結。
末梢神経の一種で脳から出ている12対の神経のこと。 生物にとって重要な機能を担う神経が多い。 1本の脳神経は様々な機能の異なる神経線維の集合管になっている。
脳幹からはIIIからXIIまでの神経が出ている。
I | 嗅神経 | 感覚性 |
II | 視神経 | 感覚性 |
III | 動眼神経 | 運動性(一部副交感性) |
IV | 滑車神経 | 運動性 |
V | 三叉神経 | 混合性 |
VI | 外転神経 | 運動性 |
VII | 顔面神経 | 混合性(一部副交感性) |
VIII | 内耳神経 | 感覚性 |
IX | 舌咽神経 | 混合性(一部副交感性) |
X | 迷走神経 | 混合性(大部分副交感性) |
XI | 副神経 | 運動性 |
XII | 舌下神経 | 運動性 |
迷走神経の枝。 喉頭筋を支配し、声帯、嚥下機能を司る神経。喉から胸にかけて左右2本存在する。 大動脈、食道、甲状腺等に腫瘍ができるとこの神経を圧迫し、麻痺を起こすことがある。
脳神経の一つ。 胸鎖乳突筋と僧帽筋を支配する。
脳と脊髄以外の全ての神経。身体の隅々に張り巡らされている。 下記のように分類される。
感覚神経、運動神経の一つ。脳神経。
延髄から出ている。 体内で多数枝分かれし、内臓にも多く分布する。
強い痛みやショックが原因で迷走神経が過剰反応すると 迷走神経反射を起こし、心拍数、血圧低下、失神等を起こす。