白血球


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白血球

(はっけっきゅう)

血液に含まれる。

大きさは7〜25μm。個数は4000〜8500。 数は条件により変わる。午後、筋肉労働や食事のあと、細菌感染時等に増える。 骨髄でつくられる。寿命は赤血球と比べると短く数日から数週間。

自力で移動可能、アメーバ運動をして細菌等の異物を捕食する。 血中の白血球の約25%はリンパ球で免疫に関与する。

けがをしたときに発生する白血球の死体、死んだ組織の破片、組織からの分泌物が混じったもの。

顆粒球

(こうえんききゅう)

白血球の一つ。

表面にある免疫グロブリンEに抗原が結合するとヒスタミン等を放出、 即時型アレルギー反応を引き起こす。

(こうさんきゅう)

白血球の一つ。 顆粒は酸性色素で染まる。 気管支の壁に多い。 顆粒には酸化酵素が含まれており毒素の酸化処理をおこなう。

(こうちゅうきゅう)

白血球の一つ。 顆粒は中性色素で染まる。 運動が盛んで1分に0.05mm移動できる。

細菌、壊れた組織、微粒子を取り込んで消化する。 取り込んだ細菌等は顆粒にあるタンパク質分解酵素を使って処理する。

傷害を受けた組織にはまず好中球が集まる。 好中球が活動できる時間は24時間程度。

(じゅじょうさいぼう)

樹木のような経常の細胞。 白血球内の免疫細胞の一部。 抗原提示細胞で。食作用も持つ。

骨髄由来で寿命は3-5日。

抗原を取り込むと所属リンパ節へと移行していく。

血糖値が高いとはたらきが悪くなる。

(たんきゅう)

白血球の一種。血流内での名称。 一部は活性化、大型化し、組織球(マクロファージ)となる。

(まくろふぁーじ)

大食細胞、組織球。 単球が血流外で活性化、肥大化したもの。

炎症時は2-3日経過後好中球についで進出する。 好中球より寿命が長く、炎症部で分裂増殖可能。

食作用があるほか、抗原提示細胞の役割も果たす。 抗原が体内に侵入するとそれを細胞内にとりこんで分解する。 分解した抗原の情報は近くにいるヘルパーT細胞におくられる。

ヘルパーT細胞は活性化して分裂し、抗原の構造を認識し、 どの抗原にどの抗体が必要なのかをB細胞に伝える。

刺激によりいくつかの形態をとる

異物巨細胞 異物に反応
ラングハンス型巨細胞結核性肉芽腫
類上皮細胞 結核性肉芽腫
黄色腫細胞 脂肪を貪食
心不全細胞 ヘモジテリンを貪食
肺胞マクロファージ炭粉を貪食

(りんぱきゅう)

血液中の白血球の約25%を占める細胞。 B細胞T細胞がある。

T細胞はマクロファージより抗原提示を受ける。

リンパ中の細胞のほとんどはリンパ球。 骨髄でつくられたのち、リンパ節、脾臓、胸腺で増殖する。 抗体をつくるのに関係するほか、免疫に関係し、移植拒絶反応を起こす。


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