筋肉 > 骨格筋
人間の筋肉の約半分を占める筋肉。 収縮により関節運動を行う。運動神経に支配される。 横紋筋が集合して構成されている。
線維は色により赤筋、白筋、中間筋に分類される。 色素タンパクミオグロビンの量による違い。
紡錘形をしており、両端は筋頭と筋尾と呼ぶ。 多くは腱となって骨格に付着している。 中央は筋腹と呼ばれる。
細長く、多数の核をもつ。
筋肉の名称
頭部
頚部
胸部
腹部
背部
上肢
手
大動脈、食道、下大静脈が貫通する3つの孔がある。 息を吸うと収縮によりドームが平坦となる。 息を吐くと肺の弾力性により収縮し、ドーム状となる。 横隔神経の支配を受ける。
腹式呼吸は横隔膜による。胸式呼吸は肋間筋による。
胸骨、鎖骨から側頭骨に伸びる長い筋肉。 側頭骨の乳様突起で停止する。
首を横に向けると浮き上がる。
関節を屈曲するはたらきをする筋肉。
肩甲骨と上腕骨をつなぐ4つの筋肉 (棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の腱の総称。
腱板に起こる炎症。
石灰沈着性腱板炎
肩腱板の表層、腱板の上腕骨付着部に石灰が沈着して起こる。
肩の強い痛み、夜間の激しい痛み、可動域の制限等が起こる。
40-50代の女性に多い。
治療は投薬、注射、運動療法、手術等。
頚部前部を覆う筋肉。 骨には付着せず、筋膜、皮下組織に付着する。
腰部、胸部の外側から後下半部にかけて広がる筋肉。 腕を後方に引きつけるはたらきをする。
起始は胸椎6番目-骨盤後面、肩甲骨下端、下部肋骨。 停止は上腕骨の前側。
作用は上腕を上から下に引き下げる、骨盤を上に引き上げる。
肩関節をおおう筋肉。鎖骨、肩甲骨、上腕骨につく。
頚椎の側面にある筋肉。 頚神経叢の支配を受ける。
大胸筋の深部にある筋肉。胸郭の引き上げをおこなう。 第3-5肋骨から起こり、肩甲骨の鳥口突起で停止する。
関節を伸展させるはたらきをする筋肉。
腸肋筋、最長筋、棘筋の総称。 脊柱の支持、曲げ等に関与する。
後頭骨、項靭帯、第7頚椎以下全胸椎から起こる。 肩甲棘、肩峰、鎖骨外側に停止する。
胸を張る、肩をすくめる動作に関与する。
咀嚼に関与する筋肉。 頭蓋の側面、底面から起こり、下顎骨につく。
身体の中軸部のこと。
鎖骨、胸骨、肋軟骨、腹直筋鞘から起こる筋肉。 上腕骨につく。 上腕の内転、内旋に関与する。呼吸補助も行う。
顔面の浅層にある筋肉。皮筋とも呼ばれる。
腹筋の一つ。側腹の最も深層にある。 腹部の内圧を高め、腰椎の安定性に寄与する。
脇腹部分にある筋肉。 ひねる動作と体幹の固定に関わる。
野球のバッティング、ゴルフのスイングに重要。
腹部の中央にある筋肉。通称腹筋。 肋間神経の支配を受ける。
身体を前方に曲げるはたらき、肋間筋と協力し呼吸を助けるはたらきがある。
起始は骨盤前面。停止は肋骨、剣状突起。
腱画と呼ばれる線維が走行しており、これにより6つまたは8つに割れる。
尻の深い部分につく筋肉。形状は細長い洋梨状。
起始は仙骨の側面。停止は大腿骨の外側。
股関節を安定させる、股関節を外にひねる作用がある。