ブドウ科の落葉性つる植物。 世界で最も多く生産される果実。8割はワインに加工される。
糖分はブドウ糖と果糖が含まれる。果実の中でブドウ糖と果糖の含有量が最も多い。
皮、種子にはポリフェノールが含まれる。
外国産生食ぶどうは皮ごとたべるのが一般的。
粒の表面に出てくる白い粉は果実に含まれる脂質から作られたろう。 プルームと呼ばれる。食べても問題はない。
チチュウカイミバエの関係で輸入国はアメリカ、チリ等一部しか認められていない。
日本では青森から山陰までを中心に生産される。北海道、福岡でも生産されている。 主な県は山梨、長野、山形。
ギリシアのサントリーニ島原産の白ブドウ品種。
海風からブドウを守るため、枝をバスケット型のクルーラ仕立てにして栽培される。
ブルゴーニュ地方原産の白ブドウ。 白ワイン用。
赤ワイン用のブドウ品種。原産はボルドー。 世界中で栽培されている。 実は小粒で黒く、皮は厚め。
赤ワイン用ブドウ品種。 スペイン、アラゴン州原産。スペインではガルナッチャと呼ばれる。
果皮は薄く、タンニンは控えめ。
イタリア、ウンブリア州モンテファルコ村で栽培される黒ブドウ品種。 タンニン量が多く、長期熟成向き。
同じ品種のブドウだが、地域により名前が異なるもの。
白ワイン用のブドウ品種。 原産はフランス、ブルゴーニュ地方。
味や香りに大きな特徴はないが、このためにいろいろな料理と合わせやすいとされる。
赤ワイン用のブドウ品種。 フランス、ローヌ地方原産。 オーストラリアではシラーズと呼ばれる。
赤ワインに使用される黒ブドウ。 アメリカのカリフォルニア州、イタリアのプーリア州で主に栽培される。
イタリアではプリミティーヴォと呼ばれる。
ワインに使われるぶどう品種、またはワインの中でどの品種がどれくらい使われているかの割合を指す言葉。
ピコテンドロ、キアヴェンナスカとも。 北イタリアのピエモンテ州原産の黒ブドウ。
フランス、ブルゴーニュ原産の白ワイン用ブドウ。 ピノ・ノワールが突然変異したものとされる。 果皮は赤茶色。
イタリアではピノ・グリージョ、ドイツデハグラウブルグンダーと呼ばれる。
ブドウの品種の一つ。 イタリアではピノ・ネロ、ドイツではシュペートブルグンダーと呼ばれる。
栽培が難しいとされる。突然変異しやすい。 冷涼か温和な気候を好む。
実が密集する特徴がある。皮は薄め。
ブドウネアブラムシ。 ブドウの木を枯らす害虫。19世紀後半に繁殖。 原産はアメリカ。
耐性のあるアメリカ産台木にフランス産穂木を接ぎ木することにより 被害をくいとめることに成功した。
1863年にフランスで発見され、のちにヨーロッパの木の2/3を枯死させた。
黄緑色の果皮をもつ白ブドウ。 イタリアではモスカートと呼ばれる。
シャインマスカットは日本でも育てやすいよう改良されたもの。
コット、オーセロワとも。 赤ワイン用のブドウ品種。フランスの南西地方原産。
小粒で果皮が厚い。 雹、霜、病気には弱い。
18世紀にマルベックと呼ばれるようになった。
フィロキセラ以降は植え替え対象となった。 1956年の霜害以降は栽培面積が激減した。
現在の最大の産地はアルゼンチン。 フランスではカオール地区で栽培される。
ボルドー原産の赤ワイン用ブドウ。 渋みと酸味が中程度に存在するとされる。
白ブドウの品種のひとつ。 イタリアではトレッビアーノと呼ばれる。
白ワインのほか、ブランデー、グラッパにも使われる。
白ワイン用のブドウ品種のひとつ。 ドイツやフランス、アルザス地方で多く栽培される。