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(こう)

鉄鋼。炭素(0.02%以上2.0%以下)を含むのこと。 炭素量の調整は転炉のときに行われる。

炭素量
極軟鋼 0.12%以下
軟鋼 0.12〜0.30%
硬鋼 0.30〜0.50%
最硬鋼 0.50〜0.90%
炭素工具鋼0.60〜1.5%

炭素が0.4%以上になると焼入れができる。

英数

Stainless Steel Association Standard. ステンレス協会によるステンレス鋼の規格。

Steel Plate Cold Commercial. 冷間圧延鋼板。 SPHCに冷間圧延加工を行い生産される。

錆びやすいため塗装が必要。

Steel Structure. 構造用の鉄鋼。 原料はキルド鋼、リムド鋼等。ほとんどはキルド鋼。

古いもの

構造用の鉄鋼。 最低引張り強さは400MPa(N/mm2)。旧称はSS41。

炭素量は0.15-0.2%。硬度はそれほど高くないが加工がしやすい。

ステンレスを参照。

オーステナイト系のステンレス。 18Cr-8Ni、18クロムステンレス。 クロムニッケルを含む。

最も一般的なステンレス。

(きるどこう)

鎮静鋼。

鋼の溶解時に アルミニウム、フェロマンガン、ケイ素鉄等の強脱酸材を用いて 空気中から入ってくる酸素を除去した鋼。

炉内脱酸、取鍋脱酸、鋳型内脱酸の3工程で行われる。 炭酸ガスが発生しないため内部に気泡があらわれない。

リムド鋼とくらべると降伏点が低いためプレス成形が容易。

(くろむこう)

炭素クロムを0.9-1.2%添加した合金

ステンレス鋼は通常除外される。

焼入れ性がよい。

焼戻し脆性があるが、モリブデンを添加すると緩和される。

(すてんれす)

stainless steel. サス(SUS)、ステンレス鋼。 主成分は(50%以上)、表面がクロムで覆われており、耐食性が強く錆びにくい鋼。

溶接
熱伝導率が低く、熱膨張率が高いため、 アーク溶接をおこなうと材料が変形する。 このため抵抗スポット溶接が主流。

SUS30418-8ステンレス(オーステナイト系)(クロム18%、ニッケル8%) 最も耐食性に優れる、焼入れ硬化性はなし
SUS41013ステンレス(マルテンサイト系)(クロム13%) 焼入れ硬化性がある
SUS43018ステンレス(フェライト系) (クロム18%) 耐食性、溶接性に優れる、焼入れ硬化性はなし

13、18は磁石にくっつく。18-8はつかない。

以外に含まれる物質

SUS304
冷間加工性はよくない。 また冷間加工により磁性が発生する場合がある。

SUSXM7
を添加し冷間加工しやすくしたもの。

SUS316
SUS304にモリブデンを添加、ニッケルを増量。 耐食性がよい。加工しにくい。

SUS316L
Lはローカーボンの意。 SUS316と比べると加工性がよい。

SUS410
熱処理用のステンレス。鉄、炭素の量が多い。

(せんてつ)

ずく。 高炉で生成される鉄。炭素量は4%以上。 製鋼によりになる。

(たまはがね)

和鋼(わはがね)。 たたら製鉄によりつくられる低リン鋼。 日本刀の材料となった。

(たんそこう)

炭素を主成分とする鉄。 これに少量の不純物が混じる。 性質はほぼ炭素量で決まる。 炭素量は2%以下、これより多いと鋳鉄になる。

炭素が少ないとフェライトが多くなりやわらかくなる。 多いとセメンタイトが多くなり硬くなる。 炭素量が0.8%の鋼は全面がパーライトになる。

800-900度付近からの焼入れにより著しく硬化する。

(ちゅうてつ)

炭素量が2%以上の。鋳物に適する。 もろい性質があり、展性、延性は小さい。

徐冷したものは炭素の一部が黒鉛として析出してネズミ色をしており、 ネズミ鋳鉄と呼ばれる。 急冷したものは白色鋳鉄と呼ばれる。

(でんじこうばん)

軟磁性材料。パーマロイやフェライトと比べると多くの磁力線を通すことができる。

方向性はトランス、無方向性はモータ等に使われる。

(とくしゅこう)

炭素以外の元素を加えた合金鋼のこと。 炭素以外の元素が含まれていなくとも高度の品質が保たれているものは特殊鋼として扱われる。

(はいす)

高速度鋼。ハイスピードスチールの略。HSSとも。 切断工具に使われる。

鋼にクロムタングステンモリブデンバナジウム等を多量に添加、 焼きいれ、研磨をおこない製造される。

粉末ハイス
粉末冶金法でつくられる。

溶解ハイス
溶かした金属からつくられる。

(はいてんこう)

高張力鋼板。 軟鋼に合金元素を添加し焼きいれ、焼きなまししたもの。薄く丈夫。 の約3倍の強度をもつ。

普通鋼板の引張り強さは270MPa以上だが、 ハイテン鋼は一般的に340-790MPaとされる。 値は国により異なる。

自動車の車体の4-6割はハイテン鋼が使われる。

(ぴあのせん)

炭素線の一つ。 パテンティングと呼ばれる焼入れがほどこされる。 ばね、PCコンクリート心線に用いられる。 炭素量は0.6-0.95%。JISでは18種が規格化。

(りむどこう)

縁つき鋼。 ほとんど脱酸されていない鋼。

外側に縁(リム)と呼ばれる層を形成し、内部は不純物が多い。 表面はきれいなため薄板、圧延材に使われる。


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