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空気調和。室内の温度、湿度をコントロールし快適な環境を実現する。 建物の換気の規定は建築基準法による。
空調換気関係機器
定風量装置。 温度が変化しても常に一定の風量に制御する装置。
Cubic Meter per hour. 送風機が単位時間あたりの移動させる空気量のこと。
単位は一時間あたりではm3/h、CMH。 分あたりではm3/min、CMM。
通過風速(m/s)と通過面積(m2)の乗数。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/air/guide/support/knowledge/detail_02.html
成績係数。消費する電力量1kWあたりの冷房暖房能力をあらわす指標。 この値が高いほど機器の性能が高い。
排気の意。
High Efficiency Particulate Air Filter.
JIS規格では 定格風量で粒径0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有するエアフィルターのことをさす。
ハイドロフルオロカーボン。冷媒、代替フロンの一種。
赤外線反射率の高い金属膜を表面に加工したガラス。 通常は複層ガラスで用いられる。
還気を参照。
給気のこと。
可変風量装置。 室温に応じて送風量を変化させる装置。
Volatile Organic Compounds. 揮発性有機化合物。シックハウス症候群の原因物質とされる。
厚生労働省では13物質の室内濃度指針値を設定している。
ホルムアルデヒド |
トルエン |
キシレン |
パラジクロロベンゼン |
エチルベンゼン |
スチレン |
クロルピリホス |
フタル酸ジ-n-ブジル |
テトラデカン |
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル |
ダイアジノン |
アセトアルデヒド |
フェノブカルブ |
TVOC |
この13物質以外の個々の濃度の合計はTVOCとして規制されている。
住宅屋内用の炉。炊事、暖房に使われた。 床の一部を四角く切り、灰を敷きつめ、その上で炭や薪を燃やす。
冷暖房を行うための機器。 ヒートポンプの原理を利用。室内機と室外機で構成される。 室内機と室外機の間は冷媒配管で結ばれる。
エアコンのドライ機能は弱冷房除湿、再熱除湿のどちらかが使われる。
弱冷房除湿は低温高湿の状態では除湿できない。
再熱除湿は中級以上の機種で採用される。 低温高湿でも除湿可能だが、消費電力は冷房運転より高くなる。 部屋の温度はあまり下がらない。
配管内の空気を出す作業全般のこと。
室内の空気と外気を入れ換えること。 一般的には換気扇を使用する。
換気の分類
給気 | 排気 | 室内圧 | |
第1種 | 機械 | 機械 | 任意 |
第2種 | 機械 | 自然 | 正圧 |
第3種 | 自然 | 機械 | 負圧 |
換気の効果
換気の方式
住居等の居室では1時間あたり0.5回以上の換気量(換気回数0.5回/h)を確保する 換気設備の設置が義務付けられている。
換気回数 | |
住居の居室 | 0.5回/h以上 |
上記以外(非居住等) | 0.3回/h以上 |
Return Air. RA. 室内から回収された空気のこと。
再利用時は外気と混合される。 廃棄の場合は排気として屋外に排出される。
ファン。換気をおこなうための機器。
用途による分類
標準換気扇
外壁に長方形か正方形の枠を埋め込んで取り付ける換気扇。
パイプ用換気扇(パイプファン)
外壁に取り付ける換気扇。壁内に小口径の丸穴を開けるだけで施工できる。
ダクト用換気扇
室内天井に埋込で取り付ける換気扇。室内からはルーバーだけが見える。
換気扇〜屋外フード間はダクトで結ばれる。
屋外から新鮮な空気を取り入れること。 自然給気口、給気用換気扇が用いられる。
シロアリ駆除等に用いられてきた有機リン系殺虫剤。 2003年の建築基準法改正により、居室のある建物へのクロルピリホスの使用は禁じられた。
冷えた物体の表面に空気中の水蒸気が凝縮し水滴となって付着する現象。 屋内で発生するとカビ等の原因になる。
暖房器具によって温められた部屋の空気が窓ガラスで冷やされ床面に下降、 室内の上部と下部で温度差ができる現象。
建材に含まれる化学物質等が原因で起こる一連の症状のこと。 倦怠感、頭痛、めまい、吐き気、湿疹、呼吸器疾患等。 2003年の改正建築基準法により対策が義務付けられた。
エアコンが冷房モードから送風モードに切り替わった際に エアコン内部に結露した水分が含まれる風が送風される現象のこと。
真空ポンプを使用しエアコンの配管内部を真空にする作業。
燃料は灯油、都市ガス、電気、温水等。
輻射式
炎による輻射熱で暖める。
温風式
温風を発生する。
構造
開放式
空気を室内からとる。排ガスは室内に排出される。
十分な換気が必要。
FF式
屋外に給排気筒を出しファンで強制給排気を行う。
部屋の空気は汚れない。
配管工事が必要なほか、開放式よりも高価。
ポット式
空気は屋内からとり、排ガスを煙突から屋外に排出する。
紙、透湿膜、プラスチックエレメントにより給気と排気の間で温度と湿度の交換を行う機器。 ロスナイと呼ばれることが多いが、これは三菱の商品名。 冬季結露防止のために温度だけ交換し、湿度は交換しないタイプもある(排湿タイプ)。
エレメント | |
寒冷地用 | 透湿膜 |
準寒冷地用 | 紙 |
温暖地用 | 紙 |
排湿タイプ | プラスチック |
空調、換気に使われる空気が流れる道のこと。 断面は丸型と角型がある。
空気調節弁。ダクト内部に取り付けられる機器。 空調用と防災用がある。
風量調整ダンパー(VD)
手動で風量を調整する。
モータダンパー(MD)
モータがついており遠隔操作ができる。
防火ダンパー(FD)
特定防火設備の一つ。
火災発生時に炎や高温の空気がダクト内を伝わるのを防止する機器。
ヒューズがついており、設定温度に達するとヒューズか溶けてダンパーが作動し閉鎖する。
本体内部の蓄熱体に電気により熱を蓄える暖房機。 輻射熱で暖房を行う。 一般的には安価な深夜電力を用いる。電気料金が高くなるが、昼間の蓄熱も可能。
蓄熱体が重いため施工には手間がかかる。
ファンタイプ
熱をファンにより強制放出する。
ファンレスタイプ
ファンを使わずに熱を自然に放出する。
マイコン機能付
残りの蓄熱量に応じて蓄熱開始時刻を自動的に設定、
朝に100%になるようにコントロールされる。
マイコン機能無
深夜電力の開始と同時に蓄熱を開始する。
100%になった場合は朝まで電気遮断と通電と繰り返す。
チャンバーボックス。 空調ダクトより容積の広い空気室のこと。
室外空気バイパス用のダンパー。
少ない投入エネルギーで空気中等から熱を集め、大きな熱エネルギーとして利用する技術。 エアコン、エコキュート、冷蔵庫、冷凍庫に応用される。
羽根をモータで回転させて空気を送る機器。
冷暖房機器の一つ。 機械室で冷水や温水をつくり、配管を通じて各部屋の冷温水コイルに送り込み 送風機で空気を循環して冷暖房をおこなう。
エアコン室内機と室外機の配管接続時に 接続部をラッパ状に広げる加工のこと。
単位時間に換気扇が排出または給入する空気量のこと。 単位はm3/hまたはm3/min。
エアコン、エコキュート、冷蔵庫で熱を運ぶ媒体となるガス。 常温では気体だが圧力をかけると液体になる。
エアコン暖房時は室外機で液体になり熱をもらう。室内機へ運ばれた冷媒は気体になり熱を放出する。 冷房時はこの逆の流れになる。
かつてはフロン(CFC)が使われていたがオゾン層破壊の原因となることがわかったため、 現在は違うガスが使われている。
2017年現在一般的に使われるのはR410A、R32。 R32は単一冷媒。
R410A(HFC) | 混合冷媒 | オゾンを破壊しないが地球温暖化係数が大きい欠点がある。 |
R407C(HFC) | 混合冷媒 | 業務用、オゾンを破壊しないが地球温暖化係数が大きい欠点がある。 |
R32 (HFC) | 単一冷媒 | 地球温暖化係数がR410の1/3。微燃性がある。 |
R134a(HFC) | カーエアコン用、業務用冷凍庫 | |
R1234yf(HFC) | 欧州のカーエアコン用 | |
R404A(HFC) | 冷凍庫、業務用冷凍庫 | |
R410A(HFC) | 業務用冷凍庫 | |
R507A(HFC) | 冷凍庫 |
種類は冷媒番号であらわされる。ISO817で規定。
特定フロン(CFC)は1995年に製造中止している。
HCFCは1996年から生産規制、2020年末で生産終了する。
エアコン等への充填。 単一冷媒は気体、液体どちらでも可能。 400番台は組成変化が起こるため液体で充填する。
冷媒配管は被覆銅管がよく使われる。 銅管の規格はJIS H3300 C1220(りん脱酸銅継目無管)。
呼び(インチ) | 配管サイズ | 厚さ(mm) | 備考 |
1/4 | 6.35φ | 0.8 | 2/8(2分) |
3/8 | 9.52φ | 0.8 | 3/8(3分) |
1/2 | 12.7 φ | 0.8 | 4/8(4分) |
5/8 | 15.88φ | 1.0 | 5/8(5分) |
全熱交換器の商品名。