ディーゼル機関車


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ディーゼル機関車

(でぃーぜるきかんしゃ)

DL.ディーゼル機関を動力とする機関車

機械式、液体式、電気式がある。 日本では液体式がほとんど。

DD

1958年から製造されたディーゼル機関車。入換用。416両製造。

エンジンはDMF31S(370PS)×2、またはDMF31SB(500PS)×2。

0番台

300番台
台車、歯車が変更された。0番台とは互換性がない。

500番台
重連用。

600番台
重連用。

1971年製造開始のディーゼル機関車。65両製造。 ローカル線区の蒸気機関車の置き換え用。 軸重は12t。

台車はDT113H。エンジンはDML61S、DML61Z。

0番台

300番台
1979年製造開始。飯山線、大糸線の除雪用。

1962年から製造された液体式ディーゼル機関車。 1962年に試作、1963年から量産開始。 四国を除く全国で使用された。

最高速度95km/h。軸配置はB2B。

エンジンはDML61S(1000PS)、またはDML61Z(1100PS)が2基。

変速機はフォイト式のDW2。3段変速、直結段なし。 3つのトルクコンバータがあり、速度に応じてトルコン内の油を充排油して使用される。

台車は3組。 動台車はDT113B、中間台車はTR101/TR101A/TR106。

気候による仕様

番台

基本番台
1-53。客貨両用。SG搭載、重連は非対応。 1986年までに全て廃車。

500番台
重連に対応。 半重連形と全重連形がある。

半重連は本務機でブレーキを操作しても補機のブレーキは作動しない。 JRには継承されなかった。

(北海道色)
国鉄からJR北海道に500番台25両が継承。 1000番台だが、799号からの連番による番号で500番台に分類される。 1988年の北斗星運転開始に伴い、順次塗色が変更された。 2016年に北斗星廃止、7月に全車両廃車。

800番台/1800番台
貨物用。SGは搭載されておらず、旅客両用型より約6t軽量。

DE

1966年製造開始の液体式ディーゼル機関車。 地方線用。708両製造。

ボンネットの長さは前後非対称で運転室は中央にはなく、 セミセンターキャブと呼ばれる。 短いほうのボンネットにはSGが格納されているが、SGがない番台もある。

エンジンはDML61ZA(1250PS)1基。 DML61ZB(1350PS)を搭載した車両もある。

台車配置は3軸+2軸。AAA-B。 軸重を抑えることにより地方線に入線可能。

JR北海道での配置(2019)

0番台
1966年製造開始。158両。一部除いてSG付。 12-19はSGなし。 JR継承車は1989年廃車(?)

500番台
1968年製造開始。74両。入換、貨物用でSG非搭載。 JRへの継承はなし。

900番台
1967年。試作機。1両。SG非搭載。

1000番台
1969年製造開始。210両。 エンジンはDML61ZB(1350PS)。 SG搭載。

1500番台
1970年製造開始。265両。 エンジンにDML61ZBを搭載。SG非搭載。

3000/3500番台
DE15をJR貨物が改造したもの。

地域による仕様

1967年製造開始。 DE10をベースに開発されたディーゼル機関車。 DE10より高出力。 貨車入替用。客車牽引はおこなわないため、蒸気発生装置、重連総括制御機能は搭載していない。

基本番台
65両。1250PS。

1000番台
46両。1350PS。

1900番台
1901のみ。防音仕様の試作機。 運転室に空調装置搭載。

2000番台
4両。1900番台から防音をさらに強化したもの。 車体長は従来型より長い。 下回りには防音スカートを設置。

1967年製造開始。 DE10をベースに開発された液体式ディーゼル機関車。 除雪用、ラッセル式。 ラッセルヘッドは独立しており、3個の密着連結器で連結する。

エンジンはDML61ZA(1250PS)1基、またはDML61ZB(1300PS)1基。

DF

JR貨物の電気式ディーゼル機関車。1992年製造開始。 最高速度110km/h。 北海道の非電化区間で運用される。一部は愛知、九州で運用される。

エンジンは2基搭載。デュアルアフタークーラー付。 エンジンは0番台、900番台はドイツMTU社の物を使用。 12V396TE14(1700ps)2基。

それ以外はコマツ製に変更されている。 SDA12V170-1(1800ps)2基。

エンジンで発電機(2基)を動かし電動機で走行する。 発電機はブラシレス同期発電機、1550kVA×2。

電動機はFMT100(320kW)を6基搭載し、6軸を駆動させる。

台車は軸梁式ボルスタレス台車。FDT100(両端)、FDT101(末端)。

ブレーキは片押し式踏面ブレーキ。 制御は電気指令式空気ブレーキ。

900番台
試作車。1両のみ。

0番台
機関はドイツMTU社のものを使用。

50番台
機関をコマツ製に変更したもの。

100番台
VVVFインバータのスイッチング素子を GTOサイリスタからIGBTに変更。

200番台
100番台の防音性能を強化したもの。 愛知機関区に配属。

7000番台
JR九州の「ななつ星 in 九州」牽引用。


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